
試食風景
ASURX(アシュリックス)は、国連が制定した5月15日(金)の「世界国際家族デー」にちなみ、同17日(日)に、親子で一緒に調理体験をして、一緒に食事を楽しめるイベント「世界に1つのピアディーナを作ろう ~小麦アレルギーでも楽しめる親子料理教室~」を開催する。同イベントは、食物アレルギー啓発と食育を兼ねた取り組みで、文京区の後援のもと、東京都文京区にあるアカデミー向丘にて開催される。
食物アレルギーは当事者家族以外も知ることが重要
同イベントは、増加し続ける食物アレルギーへの理解を社会全体で深めることを目的に、当事者だけでなく非当事者への啓発も重視している。アレルギーは周囲の知識と配慮がアナフィラキシーなどの命に関わるリスクを左右する社会共通の問題であるためだ。
日本学校保健会の調査(2022年度)によると、食物アレルギーのある児童生徒は約52万7千人にのぼり、有病率は約6.3%、アナフィラキシーは6.2%。この数値はいずれも、2004年度の調査(食物アレルギーのある児童生徒数約32万9千人、有病率2.6%、アナフィラキシーは0.14%)から大幅に増加している。
今回の企画では、米粉を活用した調理体験を通じ、アレルギーの有無にかかわらず「同じものを一緒に食べる」喜びを共有する。さらに、子どもたちが自身の特性を正しく理解し、主体的に調理に関わることで「自らの命を守るセルフマネジメント能力」を育成。同時に、周囲の子どもたちと互いの違いを認め合い、自然に助け合う「共生意識」を醸成する機会にする意図もある。
講演と親子料理教室、試食がセットになったイベント
イベントは、各回2時間の3部制で行われる。定員は各30名。参加費用は有料で、対面の料理教室に加え、オンラインで全国配信し、参加できるよう準備しているという。運営会社のASURXの公式HPにて、4月6日(月)ごろに発表予定の申し込みサイトで応募可能となる。
なお、当日のプログラムは、挨拶、講演「みんなで知る食物アレルギー」、「ピアディーナ」料理教室、お楽しみタイム、試食となっている。

講演の講師は、横浜市立みなと赤十字病院アレルギーセンターにて勤務する保健師・看護師の上原直子先生。アレルギーをもつ患者を専門的な知識を持って指導する医療従事者である「小児アレルギーエデュケーター」でもあるという。

料理教室の講師は、昨年11月に南青山にオープンした「suscrea(サスクリエ)」「KOKKO KURKKU(コッコ クルック)」のエグゼクティブシェフ、山名新貴さん。イタリア北部のエミリア=ロマーニャ地方の伝統的な薄焼きパン「ピアディーナ」を作る料理教室を行う。
「ピアディーナ」はさまざまな具材を挟んで楽しめることから“イタリアンスタイルのタコス”とも称され、手軽に食べられる郷土料理である。本来は小麦粉や水、塩、ラードやオリーブオイルなどを使って作られるが、当日は、小麦アレルギー対応のため、小麦粉の代わりに米粉を使用。自分の好きなものを挟んで食べる。また、ピザやパスタに比べてまだ広く知られていないイタリアの郷土料理に米粉を用いることで日本の食文化との調和を図り、両国の食文化の魅力を堪能する文化交流の機会も提供する。
また、同イベントは今回で3回目の開催となる。1回目は2024年2月20日に「アレルギーの日」啓発イベントとして開催した『注目の米粉で小麦アレルギーでも楽しめる親子料理教室 鳥取県産「星空舞」米粉でショートパスタづくり』。本格的な米粉のショートパスタと鳥取和牛ボロネーゼを作った。

2回目は2025年4月4日に開催した「食物アレルギー」食育×啓発イベントの「親子で世界に1つのピザを作ろう!~注目の米粉で小麦アレルギーでも楽しめる料理教室~」。本格的な米粉ピザを鳥取和牛などを使って作った。
親子で料理を作りながら食物アレルギーについて学んでみてはいかがだろうか。
■世界に1つのピアディーナを作ろう ~小麦アレルギーでも楽しめる親子料理教室~
開催日:5月17日(日)
開催時間:第1部11:00~13:00、第2部14:30~16:30、第3部18:00~20:00
定員:各回30名
参加費:文京区在住者2,500円、文京区以外の在住者3,000円、オンライン参加者500円
会場:アカデミー向丘 実習室
住所:東京都文京区向丘1-20-8
アクセス:南北線東大前(2番出口)より徒歩1分、都営バス東43・茶51系統「東大農学部」より徒歩1分
ASURX公式HP:https://asurx8.com/company
(山崎正和)