
阪急交通社とナビタイムジャパンは、観光振興で能登を応援する新たな取り組みとして、旅行者参加型のサイクリングツアーを企画。9月12日(土)出発の1泊2日の行程で、6月19日(金)に予約の受付を開始した。
サイクルツーリズム推進の環境整備が進む能登
能登半島は、壮大な自然をはじめ、歴史や伝統文化など豊かな観光資源を有している。これまで四季折々の美しさは、日本各地からの旅行者を魅了し続けてきた。
能登半島地震により、道路寸断による孤立や復旧の長期化といった困難に直面したが、現在は石川県の「創造的復興プラン」のもと、道路網の整備が進められている。
特に、観光地や震災遺構が点在する沿岸部では、道路の復旧とあわせて拡幅工事が進められており、緊急時の通行路としての機能強化に加えて、平時においては自転車走行レーンとして利用するなど、サイクルツーリズムを推進する環境整備が行われている。
サイクリングツアーの行程
今回のサイクリングツアーの旅は、羽田空港から能登空港に到着後、自転車でスタートする。最初の目的地である廃線となった能登線の甲(かぶと)駅跡地では、活性化に向けた跡地利用についての取り組みを学ぶ。その後、能登町宇出津(うしつ)地区では、地域の人々とのコミュニケーションを深める交流会が実施される。
2日目には、能登町の情報発信拠点である「イカの駅つくモール」や「真脇遺跡」を訪れ、能登町内をポタリング(※1)しながら観光を楽しむ。その後、バスで能登空港へ向かい、空路羽田空港へ戻る。サイクリングによる走行は、初日約38.4km、2日目約26.3kmの予定。石川県および能登DMC(※2)の協力のもと行程が企画された。
旅の特徴
今回のツアーのサイクリングでは、スポーツタイプではなく、列車や車などに自転車を積み込んで「散歩をするようにサイクリングを楽しむ」のに適した、Brompton(※3)の折りたたみ自転車を使用。思いつくまま気ままに巡る「新しい旅のスタイル」を提案する。

また、当日はRingRide(※4)の田辺信彦氏と山口あいみ氏が同行。写真家でもある田辺氏が撮影した写真に参加者がコメントを添え、それをひとつのデジタルタウンガイドマップとして仕上げる。参加者が見つけたお気に入りスポットとともに完成後に公開し、一般の旅行者に能登を訪れるきっかけを提供する。
「NICHER TRAVEL」について
「NICHER TRAVEL」は、“旅を介して、地域の活性化や人々の交流に貢献する”ことを目指し、阪急交通社とナビタイムジャパンがスタートさせた旅のプラットフォーム。地方自治体や観光協会、企業・ブランド、生産者、クリエイター、地域住民などを結びつけて、独創的なパッケージツアーを企画・商品化している。
阪急交通社とナビタイムジャパンは、エッジの効いた地域体験型パッケージツアーをデザインし、実際に送客を行うことで、招く人と招かれる人の交流促進や地域活性に貢献していくとしている。
能登の観光振興への担い手の一人として参画できるサイクリングツアーで、能登の魅力を再発見してみては。
■【石川県協力】RingRideとBromptonで走る、能登絶景海道サイクリングツアー/vol.1能登町・穴水町編 1泊2日
出発日:9月12日(土)
発 着:羽田空港
代 金:79,800円(大人ひとり2名1室利用)
※参加対象はBromptonの自転車のみ。
※自転車をレンタルする場合は、別途料金として10,000円が必要。
申 込:https://www.hankyu-travel.com/tour/detail_d.php?p_course_id=D023F92&p_hei=32
※1 英語の「potter(ぶらつく)」に由来する和製英語で、自転車を使って散歩のようにのんびりと目的地を決めずに走ることを意味する。
※2 Destination Management Company(デスティネーション・マネージメント・カンパニー)」の略で特定の観光地に特化し、地域の資源を活かした旅行プログラムの企画や運営を行う専門会社。
※3 1975年、ロンドンで創業された折りたたみ自転車ブランド。わずか10~20秒でスーツケース程度の大きさに折りたためる設計で、持ち運びや収納も簡単に行える。
※4 RingRide(リングライド)は北海道中川町のフォトグラファー田辺信彦氏と、山を歩きながらお菓子の行商をする山口あいみ氏によるプロジェクト。公共交通機関と自転車を組み合わせた旅を提案し、自転車での新たな楽しみ方を届けている。速さよりも土地の風景、人との出会い、地域の暮らしに触れる時間を大切にしている。北海道を拠点に、自転車旅ならではの出会いを全国へ発信している。
(yukari)