
那須町は、創業を目指す人が学びから実践までを一貫して体験できる実践型創業挑戦プロジェクト「くろマー(くろだはらマーケット)2026」をスタートした。
地域で挑戦する人と人、人と地域をつなぐ
近年、那須町では移住をきっかけに創業を志す人が増えており、創業相談に訪れる人の約9割が移住者だ。
一方で、店舗探しや資金面の不安、地域とのつながりづくりなど、創業に向けたさまざまな課題も存在している。また、十分な準備や検証を行えないまま開業し、短期間で閉店に至るケースも少なくない。
こうした課題に対し、那須町地域おこし協力隊では、2025年に創業挑戦プロジェクト「くろマー」を立ち上げた。
立ち上げ以降、70名を超える創業希望者が訪れ、“まずやってみる”ことを大切にしながら、学びと実践を重ねている。
「くろマー」は単なる創業セミナーではなく、地域で挑戦する人と人、人と地域をつなぎながら、新たな事業や活動の芽を育てるプロジェクトだ。
那須町では今後も、“やってみたい”という想いを持つ人の最初の一歩を応援し、多様な挑戦が生まれる地域づくりを進めることで、町に新たな仕事やつながりを生み出し、持続可能なまちの実現につなげていくという。
学びだけで終わらない「実践型」の創業支援

「くろマー」の特徴は、創業に必要な知識を学ぶだけでなく、実際のイベントで出店し、消費者の反応を確かめ、その結果を振り返りながら次の挑戦へとつなげていける点にある。
プロジェクトは「相談する」「学ぶ」「試してみる」「振り返る」の4つのステップで構成されている。
STEP1 相談する
住民とのつながり方や、観光地の繁閑期の変化を知らずに、創業のための物件や土地を探している人は多い。
そこで、「くろマー」では、移住のタイミングや経験を個別に確認しながら、創業支援として具体的な次の一歩を提案する。
STEP2 学ぶ

全3回の勉強会を開催。地域を知り、創業に必要な知識や出店計画について学ぶ。5月19日(火)には「誰に?何を?なぜ那須?」(参加者:24名、オンライン3名)、6月16日(火)には「知っておくべきルールと計画」(参加者:27名、オンライン5名)が開催された。
7月21日(火)には「出店当日、何を確かめるか」が開催される。
STEP3 試してみる

実際のイベント会場に出店。地域の人と触れ合いながら、商品やサービスの反応を確かめ仮説検証を行う。

そのイベントというのが、8月14日(金)16:00~20:00に黒田原小学校 校庭にて開催される、なすっこ祭前夜祭「くろマー 〜音楽と楽しむ!幻の4時間〜」だ。
イベントは、盆踊りのヤグラを囲んで、創業挑戦者の飲食店やワークショップが並ぶ一夜限りのエンターテインメントナイト。

「くろマー」参加者である創業挑戦者は、このイベントで実際に出店し、商品やサービスを販売。消費者と接しながら学び、創業に向けた実践経験を積む機会となる。
なお、出店店舗は約15店舗を予定しており、インスタグラム【那須de創業】にて随時告知される。
STEP4 振り返る
出店結果を発表分析し、専門家や仲間とともに振り返りを行う。成功した点や課題を共有しながら、次の一歩につなげていく。
“いつかやりたい” を “まずはやってみる” へ
創業は、大きな決断や多額の投資を伴うものと思われがちだ。しかし、「くろマー」では、まず小さく試し、実際の反応を確かめながら次のステップへ進むことを重視している。
学び、実践し、振り返る。そのサイクルを通じて、知識だけでなく経験や地域とのつながりも育んでいく。“やってみたい”という想いを、“まずやってみる”行動へとつなげることで、挑戦する人の最初の一歩を後押ししていく。
那須町での創業に興味のある人は、問い合わせよう。
また、「くろマー 〜音楽と楽しむ!幻の4時間〜」では、創業挑戦者による飲食店やワークショップが並ぶので、足を運んで地域の新しいお店やサービスとの出会いを楽しんでみては。来場が、挑戦する人たちの大きな力になる。
■なすっこ祭前夜祭「くろマー 〜音楽と楽しむ!幻の4時間〜」
日時:8月14日(金)16:00~20:00
会 場:黒田原小学校 校庭
所在地:栃木県那須郡那須町寺子乙3968-1
創業挑戦プロジェクト「くろマー」公式サイト:https://kuromar.jp
Instagram【那須de創業】:https://www.instagram.com/nasudesogyo
(オガワユウコ)