
ロフトワークは、北海道釧路市からの委託により、10月8日(木)~31日(土)、北海道釧路市の阿寒湖温泉・阿寒湖アイヌコタン周辺を舞台に「阿寒アイヌアートウィーク2026 (英語表記: AKAN AINU ART WEEK)」を開催する。入場は無料。3年目となる今回は、アイヌアーティストと現代アーティストが共作する大型作品が初登場する。
大自然とアートを体験する芸術祭

阿寒湖温泉エリアで見られる公演やまりも祭りの様子

アイヌアートと現代アートが阿寒湖エリアを彩る。(2025年度の出展作品)
「阿寒アイヌアートウィーク」は、阿寒湖アイヌコタンを拠点とするアイヌアーティストと、多様なバックグラウンドを持つ現代アーティストが共演し、阿寒湖温泉・アイヌコタン一帯に作品を点在させる約3週間の芸術祭である。紅葉の季節を迎える阿寒湖を歩きながら、アートと大自然、アイヌ文化を同時に体験できる3週間だ。
大型インスタレーションが初登場
3年目を迎える今年は、新たな取り組みとして、アイヌアーティストと現代アーティストが共作するシンボリックな大型インスタレーションが阿寒湖温泉・アイヌコタン一帯に登場する。アートに詳しくない人や、初めて阿寒湖を訪れる人でも、自然に作品と出会いながらエリア全体を巡れる体験を楽しめる。

2025年度の会期中プログラムの様子
2024年の初開催以降、過去2回でKOM-I(コムアイ)氏をはじめ25組のアーティストが参加。トンコリ奏者とアーティストの共演イベントや、刺繍・シルクスクリーンなどのワークショップも実施し、子どもから大人まで幅広い世代が参加した。

短編映画のポスタービジュアル 左:urar suye(ウララ スエ)、右:cupki mawe(チュプキ マウェ)
同事業で制作した短編映画『urar suye(ウララ スエ)』は、日本国際観光映画祭2025の旅ムービー部門で最優秀賞を受賞している。現在、短編映画の『urar suye』と『cupki mawe(チュプキ マウェ)』がYoutubeの阿寒湖アイヌコタン公式チャンネルで無料公開中だ。また、過去2年の様子はアーカイブサイトにて確認できる。なお、今年度の公式HPは現在準備中である。
羽田から約2.5時間!大自然と文化が交差する阿寒湖

阿寒湖アイヌコタンの街並み

開催地の阿寒湖アイヌコタンは、約120人が暮らす北海道内有数のコタン(集落)だ。「自然のすべてに魂が宿る」というアイヌ民族の信仰を大切にしながら、木を彫り、布を縫い、祈りを重ねる暮らしが今も受け継がれている。
阿寒湖温泉街エリアでは、アイヌ文化を伝える劇場「阿寒湖アイヌシアターイコロ」での演目や、1950年から続くまりも祭りなど、伝統を守りながら外部の人々との交流を重ねてきた文化発信の歴史がある。「阿寒アイヌアートウィーク」は、その歴史に現代アートという新たな表現を加える試みとして2024年に始まった。道外・海外から訪れるアーティストを迎え入れ、文化に触れ、ともに作品を生み出す関係を重ねてきたことが、文化の継承や発展の土台となっている。


阿寒湖は、羽田空港から釧路空港まで飛行機で約1時間半、空港から車で約1時間と、東京から実質2.5時間ほどでたどり着くことができる。

10月は、道内でもいち早く色づく紅葉が湖面に映り込み、一年でもっとも表情豊かな季節。降雪前のこの時期は道も穏やかで、レンタカーでの周遊にも向いている。近いのに、日常から一番遠い場所。それが阿寒湖だ。
今後の展開
出展アーティストや大型インスタレーションの詳細、会期中の関連プログラム、周遊モデルコースなどの情報は、8月後半に配信予定の第2弾プレスリリースにて発表される。会期直前の最新情報は、公式サイト・公式Instagramでも随時告知される。
伝統ある阿寒湖温泉・アイヌコタンを舞台に、アイヌアートと現代アートの共演が織りなす約3週間の芸術祭「阿寒アイヌアートウィーク2026」を、現地を散策しながら楽しんでみてはいかがだろうか。
■「阿寒アイヌアートウィーク2026」概要
開催日:10月8日(木)~31日(土)
入場:無料
■会場住所
阿寒湖温泉:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉
阿寒湖アイヌコタン周辺:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-7-19(阿寒湖アイヌコタン)
公式HP:https://akan-ainu-artweek.jp(2026年度版は現在準備中)
公式Instagram:https://www.instagram.com/akan_ainu_artweek
阿寒湖アイヌコタンYouTube:https://www.youtube.com/channel/UCQSMxGpm3RgQPK9mxPgSGRA
(Kanako Aida)