
神奈川県相模原市に本社を構えるブックオフグループホールディングスの子会社で、リユースショップ「BOOKOFF」などを運営するブックオフコーポレーション(以下、ブックオフ)は、9月1日(火)より、足立区と連携し、不要な本やCDなどで、子ども・若者を支援する取り組みを開始した。
取り組みの背景
家庭の経済状況や育った環境などにより、子ども・若者が得られる体験機会に格差が生じていることが、社会課題となっている。こうした体験機会の差は、自己肯定感や挑戦する意欲の差につながり、子ども・若者の成長や将来の可能性にも影響を及ぼすともいわれている(※)。
足立区では、「あだち子どもの未来応援基金」を活用し、すべての子ども・若者が生まれ育った環境に左右されることなく、夢や希望を持って成長できる地域社会の実現を目指している。

足立区長定例記者会見の様子(左から順に、ブックオフコーポレーション 執行役員 渋谷順一氏、足立区長 近藤やよい氏、足立成和信用金庫 地域創生広報担当課長 池宮祐介氏)
そしてこのたび、「事業活動を通じての社会への貢献」を経営理念とするブックオフが、身近な不要品の査定額を通じた社会貢献を目的とした宅配買取寄付サービス「キモチと。」にて足立区と締結し、「あだち子どもの未来応援基金」を支援するプログラムを立ち上げた。
なお、都内の自治体として「キモチと。」への参加は足立区が初となる。
プログラムの仕組み
同プログラムでは、ブックオフの宅配買取寄付サービス「キモチと。」に申込み、不要な本やCD、DVD、ゲームなどを送ると、その買取金額が「あだち子どもの未来応援基金」を通じて、子どもや若者の支援に活用される。
寄付するには、足立区の支援プログラムページのフォームから申込む。不要になったモノをダンボールや紙袋に梱包し、集荷に来た配送ドライバーに渡す(送料無料)。送られた品物をブックオフが査定し、査定相当額を、利用者に代わり寄付する。
支援金の用途

「あだち子どもの未来応援基金」では、子ども食堂や学習支援、体験活動などに取り組むNPO団体等へ補助金を交付し、地域の活動を支援している。
例えば、夏休み期間中には、ものづくり体験や職業体験をはじめ、食品サンプル作り、声優体験、薬剤師体験など、さまざまな子ども向け体験講座を実施。また、区立プールや体育館の利用料の無償化、足立区浴場組合の協力のもと、銭湯の利用料無料化も行っている。
足立成和信用金庫に不要品回収ボックス設置
足立成和信用金庫では、地域金融機関として、地域課題の解決やSDGsの達成に向けた取組みを積極的に推進している。その一環として、足立区との包括連携協定に基づき、足立区およびブックオフが連携して実施する寄付活動「キモチと。」に協力することとなった。
足立成和信用金庫の足立区内20店舗と地域応援相談プラザ3か所に設置した、未利用・不要品回収ボックス「おせっかいボックス」を通じて、人々から寄せられた不要な本などの買取金額を「あだち子どもの未来応援基金」へ寄付することで、資源の有効活用と持続可能な地域社会の実現に貢献していく。
「キモチと。」について
「キモチと。」は、読み終わった本、聴かなくなったCD、遊び終わったゲームなど不要になったモノを送ると、その買取金額全額を、社会貢献を目的とした活動を行う団体・企業・自治体に寄付するサービス。
不要品の査定額を通じた社会貢献を目指しており、災害の被災支援・子どもや女性の支援、環境問題解決といった様々なジャンルでの支援を募っている。
2000年に「ボランティア宅本便」として提供を開始し、2019年4月に、より気軽にさまざまなモノやコトを応援・支援するキモチにつなげるため、サービス名称を「キモチと。」に変更。「キモチと。」という言葉には、「お送りいただいたモノを直接応援先に届けることはできないけれど、その気持ちを必ず応援先に繋いでいく」という想いが込められている。
お金ではなく不要になったモノで手軽に寄付ができることから多くの人が利用し、7月末時点で累計の寄付金額は5億2,900万円を突破したそう。国際NGOやNPO団体から、プロスポーツチーム、城郭の修復支援にいたるまでさまざまな団体と提携し、支援先を広げている。
足立区の子ども・若者を支援する取り組みに注目してみては。
あだち子どもの未来応援基金HP:https://www.city.adachi.tokyo.jp/k-hinkon/miraikikin.html
「キモチと。」詳細:https://sell.bookoff.co.jp/fund
足立成和信用金庫HP:https://www.adachiseiwa.co.jp
※参考 文部科学省「令和5年度子供の学習費調査_結果のポイント」/チャンス・フォー・チルドレン「子どもの『体験格差』実態調査 最終報告書~全国の小学生保護者2,097人へのアンケート調査~」
(Higuchi)