
味の素は、地域の多様な食文化やそこに息づく知恵を次世代につなぎたいという想いのもと、その地域をたくさん歩いた先でしか出会えない“究極の地元めし”を味わう「めしまで遠いめし処 歩歩歩(ぽぽぽ)食堂」を、10月〜12月にかけて全国各地で順次開催することとなった。昨年新潟県・福島県の2か所での初開催が好評を博したことから、今年は規模を全国10か所に拡大し、各地の食文化との新たな出会いを創出する。
「歩歩歩食堂」とは

昨年の様子
「歩歩歩食堂」は、参加者が数キロ歩き続けることで、地域の景色や文化を楽しみながら、その土地ならではの“究極の地元めし”にたどり着く取り組み。歩いた分だけ地域を知り、歩いた分だけおいしいという体験を通じて、歩くことで生まれる空腹を“最高のスパイス”に、地域の特徴を活かしたできたての料理を味わってもらう。
味の素が培ってきた調理・調味の知恵や製品も活かしながら、地域ならではの料理のおいしさやその背景にある食文化の魅力を体験してもらうことで、地域への愛着につながる「忘れられない食体験」を提供する。
昨年は新潟県(2.5キロ歩行)や福島県(7キロ歩行)で開催し、1,000人近くが参加した。
ただ歩いて食べるだけでなく、道中で地域の歴史や食の知恵を学びながら、その土地の食文化を五感で深く知ることができるのも特徴。イベント当日だけで終わらず、自宅でも地域の味を楽しんでもらえるよう、同社オウンドメディアの「味の素パーク」にてレシピを公開する予定で、その後も地域の食文化に触れ続けられるきっかけを創出する。
今年は規模を拡大し、10の地域それぞれの独自の特色を存分に活かした企画を用意。歩く道中のルート設定から最後に味わう“究極の地元めし”のメニューまで、開催地域ごとに異なる多様なコンテンツを展開し、複数箇所への参加でさらに楽しめる内容となっている。

「歩歩歩食堂」の開催期間は10月10日(土)〜12月6日(日)。参加方法は、特設ページから各店舗の詳細ページ遷移し、申し込む。店舗ごとに応募期間が異なるので、特設ページで確認を。

また、東京都内で11月7日(土)に行われるウォーキングイベント「Sunrise to Sunset Walk」にも出店。全国の「歩歩歩食堂」がイベントのゴール地点で出張開店し、“究極の地元めし”が東京でも楽しめる。
調査から見えた食文化に触れる機会の損失
近年、ライフスタイルの変化や人口減少、高齢化などを背景に、地域固有の豊かな食文化や地域で育まれてきた調理・調味の知恵を次世代に伝える機会が減少している。また、生活者がその土地ならではの食文化に触れ、その背景にある歴史や知恵を知る機会も少なくなっている。
こうしたなか、味の素はこれまで培ってきた調理・調味の知恵や自社製品も活用しながら、地域に根付く料理や食べ方、そこに息づく知恵を「知る」「食べる」機会を創出することで、その土地ならではのおいしさや魅力を体験してもらい、地域の食文化を次世代へつないでいくことを目指している。


「歩歩歩食堂」全国開催にあたり、味の素は「地域の食文化の継承と食体験」に関する意識調査を実施した。2026年8月24日~25日の期間に全国の10代〜70代以上694人を対象に行った。それによると、約8割(81.6%)が「地元の食材や郷土料理に魅力や誇りを感じている」と回答した一方で、半数以上(55.2%)が「子どもの頃と比べて日常的に食べたり作ったりする機会は減っている」と実感していることが判明した。
その背景には「身近すぎてわざわざ選ぶきっかけがない」「作る手間がかかる」といった理由が挙げられ、地域の食に対する「誇り」と「実際の行動」の間にギャップが生じ、食卓に並ぶ機会が失われている傾向にあることがわかった。

地域の食文化を日常で楽しむために「どのようなきっかけがあればもっと地元の食に興味を持ち、食べたいと思うか」という問いに対しては、「家でもつくりやすいレシピや製品(調味料など)があったら」が52.9%で最も多く、次いで「店やイベントなどで実際に食べて、おいしいと感じたら」が42.1%と続いた。
この結果から、地域の食文化を身近なものとして楽しむためには、実際に食べてその魅力を体感する「おいしさの実感」と、自宅でも手軽に再現できる「身近なレシピや製品の活用」が重要であることがわかった。
身近であるゆえに見逃されがちな地域の食文化。その魅力やおいしさを次世代へつなぐには、食卓に並べるだけでなく、自らその土地の食文化に触れ、味わう「きっかけ」となる体験が必要だと考え、あえて長い距離を歩いて地域の食文化を「知り」、最高の空腹状態で究極の“地元めし”を「食べる」体験を提供する「歩歩歩食堂」の開催に至った。
地域の食文化を次世代へつなぐ、歩いて食べる体験イベントに参加してみては。
歩歩歩食堂特設ページ:https://park.ajinomoto.co.jp/contents/feature/menu/card/508130
(丸本チャ子)