
TS Aromatiqueが運営するTOMOKO SAITO AROMATIQUE STUDIOは、10月1日(木)、羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設において、天然精油による香りの空間演出を開始する。
空間演出のテーマは、“「羽田で出会う、日本の森。」-Encounter Japan’s Forests at Haneda- ”。「南の森」「北の森」「羽田の森」。日本各地の自然を想起させる3つの香りが、木の温もりを感じる回廊から24〜29番搭乗口のロビーへと、旅の動線に沿って静かに移ろうという。
旅と地域を香りでつなぐ新しい取り組みがスタート
今回のプロジェクトは、日本空港ビルデングが運営する研究開発拠点terminal.0 HANEDAでの共創活動を起点に、日本の木を生かした建築空間、香り、モビリティをつなぎ、新たな空港体験を生み出す取り組みとして実現したそう。
そして今回の香りの空間演出は、TOMOKO SAITO AROMATIQUE STUDIOが展開する、日本各地の森・植物・風土・文化を香りでつなぐプロジェクト「47 SCENTS OF JAPAN」の思想を、実際の空港空間へ展開する第一歩でもあるとのこと。
羽田から、日本各地の森へ。そして、日本各地の森から、羽田へ。日本の空の玄関口で、旅と地域を香りでつなぐ新しい取り組みがはじまる。
研究・実証や、検証を経て実装へ

terminal.0 HANEDA(HANEDA INNOVATION CITY)

terminal.0 HANEDAでは、さまざまな企業・団体が専門領域を越え、未来の空港に必要な技術、サービス、空間、体験について研究・実証を行っている。
TOMOKO SAITO AROMATIQUE STUDIOは、2025年よりterminal.0 HANEDAに参画し、天然精油による香りが空港利用者の心理や空間体験に与える可能性を検証してきた。
今年4〜6月には、第2ターミナル保安検査場で深呼吸を促すオリジナルアロマの実証実験を実施。香りが快適性やリラックス感の向上に寄与する可能性を確認したという。
その成果を今回、第1ターミナル北側サテライト施設へ展開。研究・実証から、実装へ。梓設計による木の空間、香りのデザイン、自動運転モビリティ「iino」が連携し、建築・香り・移動がひとつにつながる新たな空港体験を目指すという。
3つの香りが静かに移ろう

空間演出が行われる北側サテライト施設の特徴のひとつが、木を生かした開放的な空間。そこから生まれたのが、「この場所に、香りで日本の森をつくる」という構想だった。
香りを空間に付け加えるのではなく、木や植栽、光、風景、人の動きと調和させ、空間全体をひとつの森のように感じられるよう設計。「南の森」「北の森」「羽田の森」という3つの香りが、歩くにつれて森の表情が変わるように、静かに移ろう。

鹿児島の芳樟
「SOUTH FOREST|南の森」は、太陽を浴びてのびのびと枝葉を広げる芳樟や杉のやわらかさ、そして大地と水が豊かな土地から起草した、力強く明るい南の香り。
KEY AROMAは、檜、芳樟、杉、柚子だ。

北海道の椴松
「NORTH FOREST|北の森」は、冷涼な澄んだ空気に、 針葉樹の青さが凛と立ちのぼる。
赤エゾ松や椴松を思わせる、透明感のある北の香り。KEY AROMAは、檜、椴松、檜葉、薄荷だ。

FOREST LOUNGE
「HANEDA JAPAN FOREST|羽田の森」は、都会の中に、 日本の森の呼吸を。檜、杉、松など、日本を象徴する木々を軸に、都市としての羽田に日本の静けさを重ねた香り。
新しい搭乗口ラウンジでは、旅立つ人には「行ってらっしゃい」を、帰ってきた人には「おかえりなさい」の心を届ける。KEY AROMAは、檜、赤松、黒唐檜、杉、柚子だ。
「47 SCENTS OF JAPAN」に日本空港ビルデングが共感

今回の取り組みの背景にあるのが、TOMOKO SAITO AROMATIQUE STUDIOが展開する「47 SCENTS OF JAPAN」。日本各地の森や植物、風土、文化を訪ね、その土地ならではの自然や記憶を香りとして再構築し、未来へつないでいくプロジェクトだ。
その理念に日本空港ビルデングも共感し、今回、羽田空港で体験できる香りの空間へと発展したという。「南の森」「北の森」「羽田の森」は、その第一歩だ。
今後も日本各地とつながり、その土地ならではの香りを羽田へ。香りとの出会いが、土地を知り、次の旅へつながるきっかけとなることを目指している。
羽田空港第1ターミナル北側サテライトに立ち寄った際は、日本の森を感じる香りを堪能してみては。
terminal.0 HANEDA公式HP:https://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/terminal0
(ソルトピーチ)