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江東区立第六砂町小学校

地球温暖化防止月間に地球環境問題を考える特別授業 第一弾 特別公開授業「Special Lessons in ACNH」開催

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小学生がゲームを通じてSDGsを学ぶ特別授業 あつまれどうぶつの森内に建設された水上都市「フローティングシティー」 ゲームプレイ+専門家の解説で環境問題の知識を高める

 「フローティングシティー」は、気候変動、環境や食料問題などSDGsの様々な問題を解決する可能性のあると言われる水上都市を、実際に南半球に持続可能な水上都市の建設を近い将来目指しているブルーフロンティアズ社Co-Founder監修のもと、12月14日にあつまれどうぶつの森内に制作されました。(https://the-floatingcity.com)ゲームを通じて若年層の環境問題への関心を高めつつ、未来に関して考えてもらうコンテンツです。今後、「フローティングシティー」を題材に、SDGsをテーマにした小学校での特別授業の展開も開始されます。この取り組みを受けて、第一弾として特別公開授業「Special Lessons in ACNH」を12月10日(木)に江東区立第六砂町小学校にて開催しました。

江東区立第六砂町小学校5年1組での「Special Lessons in ACNH」の様子

 当日は、江東区立第六砂町小学校5年1組の児童30名が特別授業「Special Lessons in ACNH」に参加。「あつまれどうぶつの森」内に建設された水上都市「フローティングシティー」には、絶滅危惧種をモチーフにしたたくさんのどうぶつたちが暮らしており、ガイドを通じて楽しく学べる要素が盛り込まれています。子どもたちは、「フローティングシティー」を訪れ、ゲームを通じて環境問題に触れました。
 また、現在の地球環境問題について、水産学者の千葉洋明准教授(北里大学)が行った特別授業では、子どもたちから積極的に質問する姿も見られました。本授業を終えた千葉准教授は「ゲームを通じて環境について学ぶことは、とてもいい教育ツールになる」とコメントし、環境問題や未来について考えるきっかけづくりとなりました。

あつまれどうぶつの森で「フローティングシティー」を体験

 特別授業では、実際にあつまれどうぶつの森の中に制作された「フローティングシティー」をプレイ体験。島の各施設を見ながら環境の理解を深めていきました。自然の力で電気を作る風力発電所や、島内で採れたものだけを使った料理が提供されるレストランなど、「フローティングシティー」は本物の水上都市さながらの自給自足の生活をしていることが説明されました。また、絶滅危惧種の動物たちが住む家に訪れた際はアフリカゾウに話し掛けてみたりと、ゲームを通じて環境問題に触れる仕掛けを楽しみました。ゲームを体験した子どもたちは、魚釣りや虫取りなどのシーンでは大きく盛り上がり、オリジナルの島に驚きながら楽しんでプレイしていました。

特別授業で「地球環境問題とお魚の将来」を学ぶ

 特別講師を担当した千葉准教授からは、「現在の環境問題や海洋汚染を防ぐ為に出来ること」の授業を実施しました。昨今問題となっているCO2の増加によって、地球が悲鳴を上げていることを説明。海がCO2によって温暖化や酸性化していること、魚が乱獲されていることで日本の豊かな海の生態系が撹乱されていることを話しました。また、近年問題となっている海の廃棄プラスチックごみ汚染にも触れ、2050年にはプラスチックごみが約120億トン以上になる上に、プラスチックが波や紫外線で砕け「マイクロプラスチック」に変化、増加することを説明。その結果、「海がプラスチックのスープ」になってしまい、魚が絶滅してしまう他、人間にも悪影響を及ぼす可能性もあると述べました。そして、この海洋汚染を防ぐために私たちができることとして「Reduce」「Reuse」「Recycle」の3つのRや、エコラベルがついている商品を買うことなど、エコライフを心がけることを教えていただきました。子どもたちからは「日本以外の他の国でも魚が減っていますか?」といった質問が上がり、これに対し千葉准教授は、「温暖化によって海水温度が上がることで、寒い所に生息している魚の生息域が狭くなっており、世界全体的に魚の数が減っている」と答えました。

「Special Lessons in ACNH」実施概要

■日 時:2020年12月10日(木)13:25~14:10
■場 所:江東区立第六砂町小学校(東京都江東区北砂6-26-6)
    5年1組(児童数:30名)
■講 師:千葉洋明(北里大学 海洋生命科学部 水産増殖学研究室 准教授)
■内 容:13:25(05’)概要説明
    13:30(15’)特別授業
    13:45(15’)ゲームレクチャー
    14:00(10’)「フローティングシティー in ACNH」プレイ

「フローティングシティー」および監修ブルーフロンティアズ社概要

 「国連人間居住計画(UN-Habitat)」でも取り上げられた、様々な地球環境の問題を解決する可能性があると言われる「水上都市」。島内には、絶滅危惧種をモチーフにしたたくさんのどうぶつたちが暮らしており、遊びに来るユーザーを出迎えます。豊かな自然の中では、釣りや虫取りなどの様々なアクティビティで遊ぶことが出来ます。虫や魚をとりすぎたユーザーには注意が与えられたりと、随所にゲームを通じて環境問題に触れる仕掛けが施されています。その他、絶滅種を展示している博物館や、今後失われてしまう食材を学べるレストランなど環境問題や持続可能性について、ガイドを通じて楽しく学べる要素が盛り込んでいます。ゲームの島の中に建設された水上都市「フローティングシティー」は、現在、実際に環境に配慮した持続可能な水上都市の建設を近い将来目指している、ブルーフロンティアズ社Co-Founder監修の下、制作されています。

ブルーフロンティアズ URL:https://www.blue-frontiers.com/en/

東京都江東区立第六砂町小学校 概要

 総合学習の授業時間を活用し、地球環境問題に対して学びを深めていた東京都江東区立第六砂町小学校が、「フローティングシティー」の特別授業開催第一弾として実施いたしました。

江東区立第六砂町小学校

加瀬幸司(かせ こうじ)
江東区立第六砂町小学校 校長

■略歴
東京都出身
東京学芸大学 教育学部卒業

平成17年 豊島区教育委員会
平成19年 長期社会体験派遣研修
     (リクルート派遣)
平成20年 東京都庁 知事部局
      青少年・治安対策本部
平成29年から現職

特別講師

千葉洋明(Hiroaki Chiba)
日本の水産学者。北里大学海洋生命科学部准教授。
水産増殖学研究室に所属。

ウナギの生殖や海洋生物の養殖を主な研究テーマにしており、
『ウナギの性 雌雄は環境によって変わるか-溯上過程の性分化-』(月刊海洋)を出版。
メディア出演実績:NTV「所さんの目がテン!」等
番組企画内にて、現在絶滅が危惧され、資源保護の重要性が叫ばれている二ホンウナギの稲田養殖実験を行った。

特別授業の申し込みに関して

 「フローティングシティー」では、実際に特別授業をやってみたい小学校を募集中。ご希望の小学校関係者の方はメールからお問い合わせください。
問い合わせ先:contact@the-floatingcity.com

「フローティングシティー」を疑似体験できる、あつ森内の水上都市への行き方

■島に行く方法
特設サイト https://the-floatingcity.com に記載されている、夢番地を確認し、ご自身のプレイ画面から自宅のベッドに横たわり、コードを入力することで島を散策することができます、ガイドによる案内(予約制)とゆめみをつかって自由に散策する2つがあります。
夢番地コード:DA-8310-5913-5018

■ガイド付きで遊ぶ
島に遊びに行く条件:
・あつまれどうぶつの森のプレイできるNintendo Switchを持っていること
・ゲーム内で飛行場が利用可能であること
・Nintendo Switch Onlineに加入していること
・日本語か英語でのコミュニケーションが可能であること

■自由散策で遊ぶ
島に遊びに行く条件:
・あつまれどうぶつの森のプレイできるNintendo Switchを持っていること
・ゲーム内でゆめみが出現していること
・Nintendo Switch Onlineに加入していること

1.エントランススタート位置
2.展望台・撮影スポット
3.風力発電所を見る場所
4.世界の民族衣装をプレゼントする場所
5.魚釣り場
6.魚の養殖場
7.撮影スポット 虫取り場2
8.虫取り場1
9.釣り堀
10.アメリカ大陸のどうぶつの住まい
11.教室 藻場
12.水力発電所
13.果樹園
14.水耕栽培施設
15.レストラン
16.アフリカ大陸・日本・
 南極大陸のどうぶつの住まい

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