災害復旧と観光復興のために住民と観光客の交流拠点を
熱海・伊豆山土石流災害の復旧・復興のボランティア活動を行う任意団体テンカラセン(熱海市伊豆山)が12月16日、伊豆山にコミュニティカフェを作るプロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングで支援の呼び掛けを始めました。
クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で1月22日まで受け付けます。

プロジェクト立ち上げの背景
7月3日に発生した土石流により被災した弁当店「喜余味」の代表・高橋一美を中心に、10月3日に任意団体テンカラセンを立ち上げました。団体名には、点と点が結びついて線となり、誰もが縁で結ばれるようにとの思いを込めました。
・テンカラセンHPはこちら https://www.tenkarasen.org
温泉郷として栄えた伊豆山ですが、バブル崩壊以降、飲食店や食料品店が減り、現在は数える程度になっています。地域の高齢化・独居化も進み、コミュニティのつながりが薄くなっています。その中で災害が発生し復旧のボランティア活動を進めていくと、住民が日常的に顔を合わせ、声を掛け合える場所の必要性を感じ、コミュニティカフェの開設を決めるに至りました。

プロジェクト内容
開設予定場所は、国道135号と伊豆山神社の参道が交差する場所にある「浜会館」です。1階は共同浴場「浜浴場」、2階に地域の集会場があり、その4階の空きスペースに開設いたします。

伊豆山の観光名所で日本三大古泉の一つ「走り湯」から参道を通って伊豆山神社に上がる観光客と、浜会館に集まる住民が交流できる拠点づくりを目指します。
コミュニティカフェは、住民や観光客が気軽に立ち寄れる喫茶、名産品の販売、イベント開催、住民の相談所の機能を有します。クラウドファンディングで集まった資金は、カフェにかかる工事費、什器備品購入費、リターンなどのために使います。
リターンは、住民がカフェで使えるコーヒーチケット、伊豆山のお店応援セット、伊豆山のガラス工房体験券など、伊豆山の住民・事業者を支え、伊豆山の魅力を感じていただけるものを用意しました。
目標金額は450万円で、支援金は500円から。1月22日まで受け付けております。ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
・「CAMPFIRE」プロジェクトページはこちら https://camp-fire.jp/projects/view/507777

代表メッセージ
これまで捜索活動、復旧活動、義援金・支援金の寄付をいただいた皆様には心から感謝しております。私たちは復興の先の伊豆山を見据えながら、今後も自分たちがやるべきことに取り組んで参ります。高齢者の見守り、地域コミュニティづくり、世代を超えた交流、復興支援イベントなど、まだまだやるべきことがたくさんあります。
皆様の力を貸していただけますと幸いです。引き続きよろしくお願い申し上げます。

リリース団体概要
任意団体テンカラセン
代表:高橋一美
住所:静岡県熱海市伊豆山579-1 浜会館4階
TEL:0557-88-5733
HP:https://www.tenkarasen.org
