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スーパーゴリラパワー合同会社

【5/20-21開催】食を広義に捉えた実験的なオープンラボ「レシピライブラリー」。参加者による最終成果発表「24 Hours Recipe People」開催のお知らせ: 日本×インドネシア共同企画

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調理法、食文化、歴史、農業、関連した文化活動及びエピソード等、幅広い「レシピ」を集積したプラットフォームの作成

京都市左京区のハイパー越境観光案内所INTA-NET KYOTO(スーパーゴリラパワー合同会社事業: 代表社員 鈴木宏明)は、5/20(金)18:00から5/21(土)18:00にかけて、イベント「24 Hour Recipe People」を実施いたします。

本企画では調理法、食文化/歴史、農業、関連した文化活動及びエピソードを広く「レシピ」として捉え、集積してプラットフォーム化することを目指します。今回はインドネシアと日本から各3組、合計6組が参加しています。各参加者の経験や知識を公開ミーティング(一般公開のZoom会議 全編英語)で共有しながら、最終報告会に向けて交流を重ね、成果発表を実施します。また公開ミーティング、交流の様子、最終成果を含め、後日記録をオンラインでの展開を予定しています。

今回のイベント「24 Hour Recipe People」では、オンライン/京都とインドネシアの両会場で、レシピライブラリー参加者による展覧会、トーク、上映会、パフォーマンス、ギャザリングが開催されます。

詳細
日時
5月20日 18:00 - 5月21日 18:00
5月20日 21:00-22:00に、オープニングパーティー予定
各プログラムの詳細やINTA-NET KYOTOへの道順は、随時Instagram(@kyoto.intanet)及びFacebookで更新していきます。プログラムの確定版とイベント参加用Zoomリンクをご希望される方は、kyoto.intanet@gmail.comまでメールをお送り頂けますと幸いです。

場所
オンライン及びINTA-NET KYOTO
(京都市左京区大菊町120-6)

入場料
オンライン…無料 
INTA-NET京都…500円
(ワンドリンク込)

企画
アドハリ・ドノラ、池田佳穂

コーディネート
八木志菜、大政智恵理

インストール
山口純

参加者プロフィール
1.武田力(演出家/民俗芸能アーカイバー)
立教大学で初等教育学を学び、幼稚園勤務を経て、演劇カンパニー・チェルフィッチュに俳優として参加。欧米を中心に活動するが、東日本大震災を機に演出家となる。「警察からの指導」「たこ焼き」「小学校の教科書」など日常に近い物事を素材とし、観客とともに現代を思索する作品を展開する。また、演劇の手法を用いた過疎集落における民俗芸能の復活/継承も各地で手掛け、その経験を活かして「農」と「アート」の関係性を実践を通して研究する奥八女芸農プロジェクトに参画する。近年はフィリピンの国際演劇祭・Karnabalや、中国・上海の明当代美術館で滞在制作を行うなど、その活動を拡げている。2016-17年度アーツコミッション・ヨコハマ「創造都市横浜における若手芸術家育成助成」に選定。2019年度に採択を受けた国際交流基金「アジア・フェローシップ」では、フィリピンとタイにおける民俗芸能とアートの関係性をリサーチした。九州大学芸術工学部非常勤講師。本企画では福岡の里山を拠点にオンラインを用いながら行なった観客参加型の作品「土を育てる」をレシピとして紹介予定である。

2.古谷知華 (調香師/調合師/フードプロデューサー) ×村田美沙 (植物療法士/植物表現者)
-古谷知華(調香師/調合師/フードプロデューサー)
1992年生まれ。大学時代は建築を学ぶ。東京大学工学部建築学科(隈研吾研究室)卒。2015年に広告代理店に入社し、平日はエージェントでコンサルティングを担当し、個人でフードプロデューサーとして「ともコーラ」やノンアル専門ブランド「のん」などの食のD2Cブランドを開発・経営する。専門領域はブランディングや新規事業開発。食への知識を活かし複数雑誌にて連載も執筆中。2021年6月には、日本全国に眠る”美味しい植生たち”について蒐集、記録、発表をする研究ブランド「日本草木研究所」を設立し、木食ドリンクを開発している。

-村田美沙 (植物療法士/植物表現者)
1992年愛知県常滑市生まれ。2017年に植物療法を学んだことから「人と植物の関係性」に着目。国内の薬草文化や生産背景を起点にフィールドワークを行い、国産の薬草を用いたフードプロダクト、ワークショップ、執筆活動を行う。近年は、自身の病気を機に続けてきた心身との対話と、自然環境の大きな変化から得られる感覚をひとつの流れと捉えて、フードやインスタレーションを用いて表現活動を行う。

3.URLコレクティブ: 八幡亜樹 (現代美術作家) ×清山陽平 (京都大学助教/都市計画研究者)
-八幡亜紀(現代美術作家)
映像インスタレーションを、『「人類の表現=生きること」のための思考装置』と捉え、取材をベースとした作品制作を行なっている。また、「辺境」に人類の表現の根源的なものを感じ、その追求のための場としてHENKYO.studio(京都)を設立。主な展覧会として、「六本木クロッシング」(2010年、森美術館、東京)、「REFLECTION」(2010年、水戸芸術館、茨城)、「Journey to the West」(2012年、Lalit Kala Akademi、インド)、 「楽園創造 vol.07 八幡亜樹」(2014年、gallery αM/東京)、 「逡巡のための風景」(2019年、京都芸術センター、京都)、 「STAYTUNE/D」(2020年、ギャラリー無量/富山)、「彼女が生きたかった、今日の日に。」(2021年、HENKYO.studio、京都)

-清山陽平(京都大学助教/都市計画研究者)
建築・都市計画研究者。主には周縁部の非計画市街地において、剥がされた看板や取り残された空地といった何気ないものの状態を仔細な来歴の跡としてみることで、一見雑然と映る近現代の庶民地の歴史や特色、真正性の評価へ向けた理論構築を試みる。建築設計・地域計画・まちづくり・場づくり等へ接続・展開しながら、広く現代風景の計画に関する実践・研究を進める。京都大学助教。

八幡と清山が「都市を手食する」を仮テーマと設定し、京都をフィールドワークしながらインドネシア参加者との遠隔で共同制作を試みる。

4.ドーリー・フサダ(調合師/アーティスト)
ジョグジャカルタを拠点に活動。ライフパッチのメンバーとして、Kombucha(発酵茶)、ヨーグルト、ハーバルドリンクなどの発酵や食物の企画のほか、タイダイ染めのワークショップを行う。そのほか、インドネシアの食物や飲料にまつわる議論を行うべく、数多くのコミュニティや組織に積極的に参加。現在は理論性と実践性の両視点を踏まえ、民間療法で用いられている生薬を使用したハーバルドリンクの調査とレシピ開発に取り組む。

5.ブディ・ウタミィ(アーティスト/ライター)
リアウ州プカンバルに在住。執筆のほか、アート・アクティビズム活動にも携わっている。Rumah Budaya SIKUKELUANG(ルマ・ブダヤ・シククルアン/通称:シククルアン)を立ち上げ、#melawanasap、#revolusilangitbiru、#saverimbangbaling の運動を開始し、芸術や文化、環境問題に取り組む。ドクメンタ15のプレ・トークではシククルアンのジャングル保全のための実験音楽祭のプロジェクトが紹介された。

6.リスキ ウランダリ(農家)×バユ・アムデ・ウィナタ(キュレーター/リサーチャー)
-リスキ ウランダリ(農家)
インドネシアのプカンバル市オクラ地区を拠点として活動する農家。現地の郷土料理でありながら、作れる人が急速に減っているコパウ・ケトパ(葉で米を蒸す料理)の技術継承の活動を行っている。

-バユ・アムデ・ウィナタ(キュレーター/リサーチャー)
インドネシアのプカンバル市を拠点として活動するキュレーター、歴史研究者、写真家。プカンバルのアーティストコミュニティ「serempak.org(セルンパ)」と、プカンバル旧市街にフォーカスした団体「Pekanbaru Heritage Walk(プカンバル・ヘリテイジ・ウォーク)」の共同創業者でもある。著者として『Pakan Baroe, Nadi Sumatra yang terlupakan, 1800-1950(プカンバロア:忘却されしスマトラの鼓動 1800-1950)』、『Pakan Baroe, Nadi Sumatra yang terlupakan, 1800-1950(ダディク・ラクセマナ:シアクの海の支配者: 1800-1950)』、『Datuk Laksemana Raja Di Laut, penguasa pesisir Kerajaan Siak 1795 -1928(コンパン: ベンダ・カブ・ベンガリスは文化遺産ではなかった)』などがある。活動は執筆のみに留まらず、貿易や香辛料等に関する歴史を、研究者として探求している。更に今後、国立インドネシア歴史館(ANRI)との共同事業として、リアウ州を流れる4つの河川に関する文化や遺産に関する写真の展示を行う予定である。

キュレータープロフィール
1.アドハリ・ドノラ
アート、サイエンス、テクノロジーの学際的実践に取り組むコレクティブ「Lifpatch」、スマトラの森林保全を行うアートコレクティブ 「Rumah Budaya SIKUKELUANG」の創設メンバー。現在、デジタルとアナログ技術の相互作用で生じるエラーとその視覚効果に興味を持っている。ビデオを用いた実験的作品、グリッチアートに強い関心を持つ。ドクメンタ15ではLumbungパートナーとしてカッセルに滞在予定。

2.池田佳穂
キュレーター/リサーチャー。現在、森美術館でアシスタントとして勤務。2016年よりインドネシアを中心に東・東南アジアのアートシーンの調査を独自に続ける。2017年六本木アートナイト東南アジア企画担当。インドネシアではLifepatch(ジョグジャカルタ、2017/2018)、Sikukeluang(プカンバル、2018)、Ruangrupa(ジャカルタ、2019)、WafLab(スラバヤ、2019)でレジデンスを経験し、土着文化や政治紙情勢から発展したコレクティブの活動を中心にリサーチした。滞在中は各地で展覧会、トーク、ワークショップ等を企画。
近年のキュレーションは台湾のメディア・アーティストTeom Chen「ナガヤ・フィジックス」(INTA-NET KYOTO、京都、 2021)などがある。その他、映像作家の渡邊拓也氏と京都大学の清山陽平助教の共同調査プログラムを設計するなど領域横断的な活動に関心をもつ。

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