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JiProign(ジプロイン)

【つくば市発ジェンダーレスファッション】常識の外側の世界。ワンピースをあらゆる人に。

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多様性の真骨頂であるジェンダーレスファッションをテーマとしたオリジナルブランドをつくば市からお届け

弊社「JiProign(ジプロイン)」は、つくば市に拠点を置く地域創生を根ざしたモノづくり企業です。その1つの柱として、ジェンダーレスのオリジナルアパレルブランドを立ち上げ、「個性を愉しもう。文化は創造するモノ」をテーマに、多様性あるセカイを、「服」を通して表現しております。

性別を問わず、ワンピースやスカートを着こなし、唯一無二の個性を愉しんで欲しいという思いで、現在、2023年春のデザインを制作しております。まもなく、ウェブ上でリリースいたしますので、もうしばらくお待ちください。

現在、茨城県つくば市のトナリエつくば店において、期間限定のポップアップストアを開いておりますが、今回ジェンダーレスファッションを想起するに至った経緯について、お客さまをショップでお待ちする中で、執筆してみました。

■「当たり前」に対して疑問
幼い頃より不思議と、自分の感覚が他人とは異なることを小さい頃より感じていました。特に他人が感じ得ないことに対して、「なぜ」という衝動が抑えられなく、図書館に通ったのを覚えています。「なぜ空気は目には見えない?」、「なぜ男の子は泣いちゃダメ?」、「女の子は赤い服?」と様々なことに対して、疑問に思いました。当時、考えても、調べても、質問しても答えのないものが多くありました。

社会に出てもその感覚は色濃く残り、何気なく気になったことに対して、不用意に近くにいた方に言ったところ、呆れ顔で「常識だろ」や、時には「当たり前だろ!」と強く叱責されることがありました。私は、正直この言葉が大嫌いです。その言葉で思考は完全に止まり、創造性を高めることができないからです。目の前にある全てのものに対して、探究していたい気持ちも、無情な言葉で先に進むことがありませんでした。気になるけど、行動に起こすと面倒だから黙っておこうという思考に至り、無情にも学生時代は過ぎていきました。

■普遍的なファッションに飽きた
元々、ファッションやクリエイティブなセカイに対して、幼い頃より大変興味があり、特に高校や大学時代には、有名セレクトショップの新作デザインが欲しく、アルバイトに奔走しました。いつも、新作が出るたびに、胸がときめき、心が躍ったのを覚えています。しかしいつからか、新作が登場しても、普遍的な印象が強く、高揚感を覚えなくなりました。文字通り、目の前のセカイに対して、飽きていました。その頃から、強く他とは異なる何か特別なものを追い求めるようになりました。ただその漠然とした思いに対して、何をカタチ作るべきか、抽象的なことに対して、具現化するブレークスルーの日々が始まりました。

■「常識&非常識」&「常識&常識の外」のセカイ
これまでに国内外問わず、数多くの環境や人々、価値観や文化に触れる機会がありました。そこで学んだことは、世間には、「常識&非常識」と、「常識&常識の外」の組み合わせが存在することが分かりました。後者は、まだ社会に精通していない概念の原石であり、それが、いずれは、常識の一部に組み込まれていくものと私は理解しています。

■非常識V S常識の外のセカイ
常識の外にあるファッションとは何か、考える日々が続きました。その過程で、社会的性別が人々の人生のあらゆる選択に密接に関わり、社会形成されてきた歴史を目の当たりにしました。もはや退廃的な観念ですが、無骨で逞しくある「男性美」や、たおやかで物静かな「女性美」のような、広がりを見せない旧社会の価値観に閉塞感を感じ、これらをどのようにファッションに透過させるか考えあぐねました。

その中で、私は、ワンピースとスカートに着目し、ジェンダーレスファッションの代表格として制作することにしました。これまで、ジャケットやパンツルックのような男性的衣装を女性が身にまとうことに対して、抵抗はなく、世間に広く受け入れられてきましたが、不思議と、女性的な服を男性がまとうことに対しては、受け入れがたく、一定の社会的タブーがあるように見受けられました。

常識を壊したいという思いに駆られ、男性が着られるワンピースやスカートを作ってみたいと何気なく周囲の人に言ったところ、年齢や性別は問わず、奇異の目で見られたのをよく覚えています。「女装したいの?」、「あれは、女性だけのものだよ」や極端なケースでは、強烈な差別的言葉を投げかけられましたが、ここでは明言を避けておきます。

人は自然と社会に敷かれたフレームワークの中で生きていき、そのフレーム外のものを排除する傾向にありますが、フレーム外の異文化の接触は、新しい価値観を生み出し、文化として命を育みます。私に取ってジェンダーレスファッションは、ワンピースやスカートを履くという選択肢を男性にも与え、その分だけ、色やデザインをなどの創造性が広がり、心が躍ります。そして見たことがないセカイを知るチャンスと。

これは、当時女性のファッションの象徴でもあったコルセットとファッションの関連性をプツンと切り離し、締め付けのない、ゆったりとしたデザイン性豊かな服を着るという選択肢をセカイに与えたココシャネルと似ています。

ワンピースやスカートは、確かにジャケットやスカートに比べると、機能性的には劣る傾向が、個性を魅せる効果には長けています。それらをそのまま用いる訳ではなく、多少デザインやシルエットを応用して、性別を問わず、誰にでも楽しめるものにすることが、日本のモノづくり真骨頂と私は考えます。

■情熱が行動を生み出し、カタチにする。
このような考えから、コロナ禍当初行動を起こし、まずは、オリジナルブランドとして、ジェンダーレス雑貨を商品化することを目標として、開発製造し、今年、機会をいただき2023年2月に小さくも、ポップアップストアを開くことができました。

この過程で、普段触れ合うことのない多くの方々と、関わり合いができ、その見えない「縁」を強く感じました。それらが互いに結びつけられ「カタチ」することができたことに喜びを覚え、これからの発展により一層力を注ぐ思いになりました。

■行動には「結果」が伴う。
思いを行動に起こすことは、必ず結果が伴いますが、安易に成功失敗と区別するのでなく、まずは、漠然と結果として受け止め、次に活かしていくことが重要だと思います。時期や時代が変われば、見識はかわるもの。当時の失敗も、時が変われば、成功と映ることもある。その反対も然りです。

今回のコロナ禍で、多くの変化がおきましたが、それを体現できたことに、今の世を生きたことに感謝し、これからもモノづくりに奔走し、自分の世界観を研ぎ澄ましていきたいと思います。

■最後に
今回、トナリエつくば店にて、2月一部期間ポップアップストアを開いております。普段は映像や画像でしか見ることができない商品を、実際に手に取ってご覧いただけますので、お近くにお立ち寄りの際には、是非、お立ち寄りください。

〉期間:
2月4日(土)5日(日)
2月11日(土)12日(日)
2月18日(土)19日(日)
2月23日(木)24日(金)25日(土)26日(日)

〉場所
トナリエつくばQt1階フードコート横特設会場
https://tonarie-tsukuba.jp/event/detail/?cd=000287

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