~高齢者の高齢者に対する意識調査~
ワタミ株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役:桑原 豊)の100%子会社である、お弁当宅配のサービスを展開しているワタミタクショク株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:吉田 光宏)は、高齢者の方の生活実態や考え方を知り、サービス向上につなげるため「高齢者の高齢者に対する意識調査」を実施いたしました。
2012年に総人口の24.1%が高齢者となり(平成24年9月15日時点 総務省統計局集計)、超高齢社会と呼ばれる現在の日本。
これからますます高齢者の比率が増えていく日本で50-70代は「高齢者」についてどう思っているのか、また、高齢者と思われることにどう考えているのか。
この度、50-70代、男女計600名を対象に9月16日(月)の敬老の日に向けて「高齢者の高齢者に対する意識調査」を実施いたしました。
主な調査結果は以下の通りとなります。
1. 半沢効果!?理想の高齢者第1位男性は「北大路欣也」、女性は「八千草薫」に!
女性4位にあまちゃん出演の「宮本信子」がランクイン!
2. 60代では81.5%の人が自身を高齢者だとは思っていない!
65-69歳で74%、70-74歳でも47%が自身を高齢者だと思っていないという結果に!
3. 50-70代が高齢者だと思う平均年齢は「70.5歳」!
一般的な高齢者の定義である「65歳」以上を5歳以上も上回る結果に!
4. 50-70代で高齢者と呼ばれることに抵抗がある人は60.3%!
65歳以上でも47.7%が高齢者と呼ばれることに抵抗を感じている!
5. 65歳以上で働いている人は平均「74.5歳」まで働きたいと考えている!
現在働いていない65歳以上でも35%以上の人は条件が合えば働きたい!
【調査結果サマリー】
50-70代に聞いた“理想の高齢者”は、現在放送中の人気ドラマ『半沢直樹』に出演中の「北大路欣也」が男性の1位に、女性の1位には理想のおばあちゃんランキング(オリコン調べ)でも1位だった「八千草薫」が選ばれる結果になりました。女性4位には「宮本信子」が選ばれており、出演中の朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の人気が影響しているようです。
また、50-70代は平均「70.46歳」を“高齢者”だと思っているという結果も出ました。この結果は、一般的に高齢者と定義されている「65歳以上」を上回っており、50-70代がイメージする“高齢者”と一般的な定義とは、5歳以上もの差がある結果となりました。
また、定義では高齢者となる65-69歳でも74%が自身を高齢者だと思っていないことや、65歳以上でも47.7%が高齢者と呼ばれることに抵抗を感じていることから、高齢者と呼ばれる年齢になったとしても“高齢者扱いしてほしくない“という実態をうかがうことができます。
さらに、65歳を過ぎても働いている人は平均「74.5歳」まで働きたいと考えていることも明らかとなり、高齢者の雇用への潜在的な需要が浮き彫りとなり、昨今、多くの企業が60-65歳を定年としている実態との乖離が考えられる結果となりました。
■調査概要
【名称】 敬老の日に関する調査
【調査対象と回収サンプル数】50歳-54歳、55歳-59歳、60歳-64歳、65歳-69歳、70歳-74歳、75歳-79歳、男女各50人、計600名
【調査地域】 全国
【調査方法】 インターネット調査(調査会社の登録モニター活用)
【調査期間】 2013年8月28日(水)-8月29日(木)
1,2.ドラマ効果!?理想の高齢者第1位男性は「北大路欣也」、女性は「八千草薫」に!
女性4位にあまちゃん出演の「宮本信子」がランクイン!
◆50-70代が選ぶ理想の男性高齢者著名人(回答者:男性300名)
■男性
北大路欣也:17.7%、宇津井健:9.7%、津川雅彦:9.3%、長嶋茂雄:8.7%、田原総一郎:8.3%、野村克也:8.3%
◆50-70代が選ぶ理想の女性高齢者著名人(回答者:女性300名)
■女性
八千草薫:28.7%、吉永小百合:23.3%、黒柳徹子:12.7%、宮本信子:11%、樹木希林:10.3%
【考察】
男性に聞いた理想の男性高齢者著名人では「北大路欣也」が最も多い票を集めました。現在放送中の人気ドラマ『半沢直樹』に出演し、多くの人の注目を集めているようです。
2番目に比率が多かったのは理想のおじいちゃんランキング(オリコン調べ)1位の「宇津井健」。女性では理想のおばあちゃんランキング(オリコン調べ)でも1位の「八千草薫」が50代以上の年齢でも最も多くの票を集め、理想の女性高齢者著名人という結果になりました。
また、「宮本信子」も得票順では4位となり、朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で注目されているシニア女優ということがうかがえました。そんな中で、ラジオパーソナリティの「大沢悠里」や「那須恵理子」にも票が入り、高齢者のラジオ人気が推察できます。その他では、今年エベレストに最高齢で登頂した「三浦雄一郎」(登頂時80歳)などが入っていました。
3.60代では81.5%の人が自身を高齢者だとは思っていない!
65-69歳で74%、70-74歳でも47%が自身を高齢者だと思っていないという結果に!
◆年代別 自分自身を高齢者だと思っていない比率
全体:68.8%、50-54歳:88%、55-59歳:93%、60-64歳:89%、65-69歳:74%、70-74歳:47%、75-79歳:22%
【考察】
自分自身を高齢者だと思っていない比率は全体で約7割と、比較的高い結果となりました。
年齢が上がるにつれて自身を高齢者だと思う比率は高まりますが、65-69歳でも74%、70-74歳でも47%が自身を高齢者だと思っていないという結果が出ました。
4.50-70代が高齢者だと思う平均年齢は70.5歳!
◆年代別 高齢者だと思う年齢(平均値)
全体:70.46歳、50-54歳:65.76歳、55-59歳:68.02歳、60-64歳:70.6歳、65-69歳:71.15歳、70-74歳:73.12歳、75-79歳:74.12歳
【考察】
全体平均では高齢者だと思う年齢が「70.46歳」以上となり、一般的に高齢者と呼ばれる「65歳」以上を5歳以上も上回る結果となりました。年齢が上がるにつれて高齢者だと思う年齢も比例して上がり、調査項目1と併せ、実際に高齢者だと思う年齢と一般的に高齢者と呼ばれる年齢とは、大きく乖離している実態がうかがえます。
5.50-70代で高齢者と呼ばれることに抵抗がある人は60.3%!
65歳以上でも47.7%が高齢者と呼ばれることに抵抗を感じている!
◆年代別 高齢者と呼ばれることに抵抗を感じる比率
全体:60.3%、50-54歳:80%、55-59歳:72%、60-64歳:67%、65-69歳:61%、70-74歳:48%、75-79歳:34%
【考察】
全体では「高齢者と呼ばれることに抵抗がある」という質問に対し「はい」と答えた比率は60.3%となっており、まだまだ高齢者と呼ばれたくない人が多いことがわかる結果となりました。65歳以上でも47.7%と約半数が「はい」と答えており、年齢が上がっても一定数は高齢者だと呼ばれることに抵抗があるということがわかりました。
6.“現在が最も充実している”と感じているのは60代後半世代に多い!
60-74歳では“人生の中で現在が最も充実している”と感じる人が約2割も
◆年代別 現在が一番充実している比率
全体:15.7%、50-54歳:18%、55-59歳:11%、60-64歳:19%、65-69歳:20%、70-74歳:18%、75-79歳:8%
【考察】
「現在が最も充実している」と回答した比率が他の年代と比べて高いのは65-69歳という結果になりました。また、60-74歳までの人は人生の中で現在が一番充実していると回答した比率が全ての選択肢の中で最も多い結果に。
これらのことから60歳を過ぎても元気に毎日を過ごし、充実した生活を送っていることが想定されます。現代の高齢者は、肉体的にも精神的にも健康的で生活を楽しんでいることがうかがえます。
7.65歳以上で働いている人は平均「74.5歳」まで働きたいと考えている!
◆現在働いていない人に聞いた年代別条件が合えば働きたい比率
(回答者:現在、お仕事をしていない人 361名)
全体:40.2%、50-54歳:64%、55-59歳:60%、60-64歳:38.9%、65-69歳:37.3%、70-74歳:32.1%、75-79歳:36.5%
【考察】
60歳を過ぎると働きたい人の比率は下がりますが、それでも65歳以上の人は条件が合えば働きたいと思っている比率が35%以上もあるという結果になりました。現在は働いていないが働きたいと思っている高齢者の需要があることがわかりました。
【調査結果を受けて】
超高齢社会を迎えた日本では、一般的に高齢者と呼ばれていても多くの人が自身を高齢者だとは思わず、若々しい意識でいることが調査結果からわかりました。また、働き続けたい人や条件が合えば働きたい人も多くみられ、高齢者の潜在的な雇用のニーズを読み取ることができました。さらなる高齢者比率の増加に備えて、多くの高齢者が働き続けることのできる社会インフラを整備する事が重要となっています。
「ワタミの宅食」の主なお客様は高齢者の方です。また、お弁当をお届けしている「まごころスタッフ」も働き方や業務時間が工夫されているため、定年退職後まだまだ働く意欲のある高齢者の方が多く活躍しています。
「ワタミの宅食」は人の生活に欠かすことのできない「食」を通じて、これからの超高齢社会における社会インフラ(安心して暮らすことの出来るコミュニティーづくり)の役割を果たすべく、高齢者の方に「食」と「職」を提供するという企業目標の下で活動しています。
【「ワタミの宅食」概要】
■「ワタミの宅食」について
ワタミタクショクの前身である株式会社タクショクは、生命の源が食にあることを見つめ、ひたむきに、真正直に、「安全・安心な手づくりの味」を提供してきました。 2008年7月にワタミグループの一員となり、2009年3月、社名をワタミタクショク株式会社へと改めました。2012年2月には、事業ブランドを刷新。展開している高齢者向けお弁当宅配などの事業の総称を、「ワタミの宅食」へ変更しました。
<「ワタミの宅食」の特徴>
・500種類以上の豊富な献立
日替わりの献立は500種類以上。季節感やバラエティ感たっぷりの飽きがこない献立が楽しめます。
・管理栄養士が考えた栄養バランスの取れた献立
専任の管理栄養士が1週間を通しておいしさと栄養バランスを両立させた献立を考えています。
・一つ一つ手づくり
「ワタミ手づくり厨房」で毎日手づくり。風味、香り、食感を大切にチルド(冷蔵)でお届けしています。
・同じ地域で暮らす「まごころスタッフ」が毎日手渡しでお届け
「まごころスタッフ」が毎日決まった時間帯に手渡しを基本に笑顔と一緒にお届けしています。
●宅食(R)はワタミ株式会社の登録商標です。
●「ワタミの宅食」はロコモ チャレンジ!推進協議会正会員です。
【参考情報】
■「ワタミの宅食 敬老の日キャンペーン」について
「ワタミの宅食」は敬老の日にちなんで9月25日(水)まで、「ワタミの宅食 敬老の日キャンペーン」を実施いたします。
今回のキャンペーンは、敬老の日に「高齢者の方がいつまでも生き生きと、元気に暮らしてほしい」「大切なご家族の健やかな笑顔が続きますように」という思いを込めて「敬老の日をきっかけに心も体もあったか」というコンセプトのもと、2つのプレゼントをご用意いたしました。
<キャンペーン概要>
キャンペーン名: 「ワタミの宅食 敬老の日キャンペーン」
対象商品: まごころ御膳、まごころおかず、まごころ万菜
対象期間: 9月23日週、もしくは9月30日週お届け分
※日替わり5日間コースの場合、9月23日は祝日のため、9月24日からお届けいたします。
賞品:1.お味噌汁セット(5食分、新規でご注文いただいた方全員が対象)2.温泉宿泊券(お一人さま20,000円相当、1.の中から抽選で15組30名さまへ)
応募資格:対象期間中、「ワタミの宅食」の対象商品を新規でご注文いただいた方※ワタミグループの社員および関係者はご応募できません。
受付締切日: 9月25日(水)
当選者の発表:賞品のお届けをもって発表とかえさせていただきます。
特設サイト: http://www.watami-takushoku.co.jp/design/ca20130916/