~ライフサイクルCO2ゼロからカーボンニュートラルな社会の実現へ~
竹中工務店(社長:佐々木正人)は、当社の環境に関する考え方を、様々なステークホルダーとのコミュニケーションツールとしてまとめた「環境コンセプトブック」を全面的に改定し、新たに発行しました。
ウエブサイト https://www.takenaka.co.jp/enviro/environmental-concept-book/
当社では2021年3月より、2050年のカーボンニュートラルを目指して「CO2削減長期目標」を改定し、脱炭素社会の実現に向けて取り組みを加速させています。
本冊子では、2050年に目指す社会の姿の実現に向けた長期ロードマップを示しました。さらには、脱炭素社会の実現に向け、これからの取組みとして、資材製造・建設から建物運用、解体廃棄にいたる「ライフサイクルCO2ゼロ」の実現に向けた考え方を整理しました。
2050年に向けたロードマップ
2050年に目指す社会の姿を実現する長期ロードマップを、「健康・快適で豊かに暮らせる社会」を最上位に位置付け、「脱炭素社会」「資源循環社会」「自然共生社会」の各視点ごとに示しました。2050年の排出量ゼロを目標とし、バックキャスティングにより2030年目標も設定しました。

脱炭素社会の実現に向けて―これからの取組み―
ライフサイクルCO2ゼロの建物や地域・都市に向けて、資材製造・建設時のCO2削減、運用時のエネルギー・CO2削減、解体時・廃棄時のCO2削減にそれぞれ取組んでいきます。

「環境コンセプト」に係わるこれまでの歩み
当社は1992年に地球環境憲章を制定し、環境と調和する空間創造に努めてきました。
2010年には新たに環境コンセプトとメッセージを制定し、2050年に向けた建築と都市のあるべき姿とロードマップを「環境コンセプトブック」としてまとめました。
2010年から社会環境は大きく変化し、特に2011年に発生した東日本大震災では、自然やエネルギーとの向き合い方を見つめ直す機会となり、2014年に「環境コンセプトブック」を改定しました。
今回、SDGsなど国際社会の地球環境への取組みが活発になり、日本においても環境政策の大きな転換を迎えるなかで「環境コンセプトブック」の全面改定に至りました。
■環境コンセプトブック ー2050年を目指して―

目次
人と自然をつなぐ(トップメッセージ)
01 竹中の環境に対するこれまでの取組み
02 2020年の世界・日本
03 環境コンセプト
04 2050年に向けたロードマップ
05 健康・快適で豊かに暮らせる社会の実現に向けて
06 脱炭素社会の実現に向けて
―長期目標・これまでの取組み・これからの取組み
07 資源循環社会の実現に向けて
08 自然共生社会の実現に向けて
09 サステナブルなまちづくり環境との調和に向けた重 要課題(マテリアリティ)