災害時の避難所における災害関連疾患・感染症予防への提言
「空気と水」に関わる環境改善等の取り組みを通じ、人々の健康増進と経済活動の生産性向上に寄与することを目的に設立された一般社団法人日本空気と水の衛生推進機構（JAWHO）は、2024年能登半島地震後の避難所における空気質の実態調査と改善対策に関する研究結果が、2025年11月30日（日）に日本予防医学会誌に論文掲載された事をお知らせいたします。
【研究の背景と目的】
本研究は、災害時の避難環境が避難者の健康に与える影響を明らかにし、特に感染症予防のための具体的な対策を提言するものです。避難所は日常の環境とは異なり在室者密度が高く、空気質の悪化が感染性エアロゾル濃度の上昇を招き、災害関連疾患や関連死のリスクを高める可能性があります。本研究では実際の避難所におけるCO2濃度を指標として空気質の良否を推定し、空気清浄機が空気環境の維持・改善にどの程度有効かを検証することを目的としています。
【論文情報】
〈英文タイトル〉
Assessment of air quality in evacuation shelters after the Noto Peninsula earthquake and improvement measures using air purifiers
〈和文タイトル〉
能登半島地震後の避難所における空気質の調査と空気清浄機を活用した改善対策
〈著者〉
名前：橋本 晴男1),2)、武藤 剛3) 、辻口 博聖4) 、弘田 量二5) 、原 章規4) 、中村 裕之4)1)
所属：1）一般社団法人日本空気と水の衛生推進機構、2) 橋本安全衛生コンサルタント合同会社、3) 北里大学医学部衛生、4) 金沢大学医薬保健研究城医学系衛生学・公衆衛生学、5) 松本大学大学院健康科学研究科
〈掲載学会誌〉日本予防医学会
当社団は、本研究が今後の大規模災害における公衆衛生対策の強化に役立つことを期待します。
一般社団法人 日本空気と水の衛生推進機構（JAWHO） URL:https://jawho.or.jp/
一般社団法人 日本空気と水の衛生推進機構（JAWHO）
【本リリースに関するお問い合わせ先】
一般社団法人 日本空気と水の衛生推進機構 事務局
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TEL：090-9234-1122／EMAIL：info@jawho.or.jp
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