ジャズ、クラシック、ポップス、南米音楽…境界を超えて紡がれるのは、静謐の先にある新しい音楽の風景。川棚の優しい風土と豊かな詩情に包まれて、心ほどける至福の音楽体験を。
川棚温泉まちづくり株式会社(下関市川棚温泉交流センター指定管理者/社長:高瀬利也)は、2026年2月21日(土)、川棚の杜・コルトーホール(下関市川棚温泉交流センター)にて、ライブコンサート「川棚ソングライン vol.2」を開催します。

【外観】川棚の杜・コルトーホール
なだらかな山、穏やかな島、まろやかな湯。鬼ヶ城連山のゆったりとした稜線と響灘に浮かぶ孤留島にやさしく抱かれた川棚温泉は、歴代の毛利侯、フランスの伝説的ピアニストアルフレッド・コルトー、漂泊の俳人種田山頭火など、多くの偉人・文人を魅了した豊かな詩情を育んできました。こうした風土の魅力を写し取るように設えられた「川棚の杜」は、2010年の開館以来、観光・交流・文化発信拠点の役割を担い、川棚温泉の新たなシンボルとなっています。

本公演は、日本のクワイエットミュージックシーンを牽引するギタリスト・藤本一馬と、ピアニスト・林正樹が10年に及ぶデュオ活動によって築き上げた精緻かつ即興的なセッションを軸に構成します。スペシャルゲストとして迎えるのは、チェリスト・徳澤青弦、歌手・坂本美雨。内省的な楽曲からポップカルチャーの最前線まで、多彩なシーンで活躍する稀代の表現者たちが、コルトーホールの幾何学的(ジオメトリック)な空間と共鳴するように、心躍る鮮やかな音楽的化学反応を巻き起こします。
美しい建築と響きが呼応する贅沢なひととき。この土地の風土に触れ、この瞬間にしか交わらない音の粒子を感じる「音楽の旅」へ、皆様をお連れします。
■公演概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/156776/table/5_1_a69af020d5e3a5c242099df8d0df18a5.jpg?v=202602091245 ]
■アーティストプロフィール
藤本一馬 FUJIMOTO Kazuma ギタリスト/作曲家
1998年、ヴォーカルのナガシマトモコとともに「orange pekoe」を結成。2002年のアルバム『Organic Plastic Music』で各種音楽賞を受賞。国内のみならずアジア各国や北米でも活動を展開。 2011年よりソロ活動を本格化し、メロディアスな作曲と詩的なギターを軸に、静謐なインストゥルメンタル作品を展開。『SUN DANCE』『Dialogues』『My Native Land』『FLOW』などのソロ名義アルバムをリリースするほか、国内外のさまざまなアーティストとのコラボレーションを行っている。 最新作は、2025年11月にピアニスト・林正樹とのデュオ名義で発表した『Unfolding in Time』。また、音楽を担当した建築家・隈研吾のドキュメンタリー映画『粒子のダンス』は、2026年以降の一般公開が予定されている。
https://www.kazumafujimoto.com
林正樹 HAYASHI Masaki ピアニスト/作曲家
自作曲を中心とするソロでの演奏や、生音でのアンサンブルをコンセプトとした「間を奏でる」などのプロジェクトの他に、小野リサ、渡辺貞夫、菊地成孔、マレー飛鳥、徳澤青弦、藤本一馬、akikoなど様々な音楽家とアコースティックな演奏活動を行なっている。多種多様な音楽的要素を内包した、独自の諧謔を孕んだ静的なソングライティングと繊細な演奏が高次で融合するスタイルは、国内外で高い評価を獲得している。三宅純、椎名林檎をはじめ多岐に渡るアーティストのスタジオワークにも数多く参加。作曲家としては2016年舞台「書く女」(主演:黒木華、作演出:永井愛)、2017年舞台「オーランドー」(主演:多部未華子、演出:白井晃)、2021年公開の映画「すばらしき世界」(監督:西川美和、主演:役所広司)の音楽を担当。
https://www.c-a-s-net.co.jp/masaki/index.html
徳澤青弦 TOKUZAWA Seigen チェリスト/作曲家/編曲家
1976年生まれ、東京出身。クラシック音楽家の家庭に育ち、東京藝術大学でチェロの研鑽を積む。その一方でオールラウンドな知識と技術を培い、実験音楽、ロック、ラテンなどで本格的に活動を始める。音楽ユニットanonymassで活動する傍ら、セッション・ミュージシャンとして確立していく。その後はアレンジ、プロデュース、ディレクションまで手を広げて行った。ラーメンズ及び小林賢太郎演出作品、トウヤマタケオとのデュオThrowing a Spoon、林正樹とのデュオ、さだまさしのツアーバンドさだ工務店などでアルバムをリリース。2015年にNHK Eテレ「ムジカ・ピッコリーノ」ゴーシュ役で出演。YouTube配信企画「With ensemble」音楽監督。映画『君の名は。』でオーケストレーション、TVアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』で作曲に携わる。
https://lit.link/seigentokuzawa
坂本美雨 SAKAMOTO Miu 歌手
1980年、音楽一家に生まれ、東京とNYで育つ。1997年1月、「Ryuichi Sakamoto feat. Sister M」名義で歌手デビュー。2011年10月より、TOKYO FMをキー局に全国38局で放送中のラジオ番組「ディアフレンズ」パーソナリティを担当。動物愛護活動をライフワークとし、2014年、愛猫“サバ美”への偏愛フォトエッセイで初の自著「ネコの吸い方」を幻冬舎から発刊。“ネコの人”としても知られる。2015年、第一子(なまこちゃん)誕生。2018年6月、児童虐待防止活動「#こどものいのちはこどものもの」を犬山紙子氏らと発足。2018年8月からTOKYO FM/JFN38局で放送している作家・村上春樹氏のラジオ番組「村上RADIO」にてアシスタントをつとめる。ソロ活動に加え、2006年からシンガーソングライターのおおはた雄一とのユニット「おお雨(おおはた雄一+坂本美雨)」としても多くの音楽フェスに出演中。2020年6月、結成14年にして1stアルバム「よろこびあうことは」をリリース。2021年、TOKYO2020 パラリンピック開会式で、パラ楽団のボーカルとして歌唱。2022年6月、東京新聞朝刊にて月1回連載「こそだて日記」に加え、娘との日々を綴った書き下ろしたエッセイ「ただ、一緒に生きている」を上梓。2024年4月よりNHK Eテレ「日曜美術館」の司会に就任。イスラエル軍の長年の占領と虐殺により甚大な被害を受けているパレスチナ自治区の人道支援にも力を注いでおり、ガザの人道支援を集めるためのオークション【Watermelon Seeds Fundraiser (ウォーターメロン・シーズ・ファンドレイザー)】を主宰し、2024年8月と11月に開催。映画『国宝』(2025年6月公開)の主題歌、原摩利彦「Luminance feat.井口理」では作詞を手がける。音楽活動に加え、ラジオやテレビの司会、執筆、演劇など、表現の幅を広げている。
https://www.miuskmt.com

藤本一馬&林正樹
徳澤青弦
坂本美雨
■地域概要
川棚(かわたな)温泉
下関市中部を南北に連なる鬼ヶ城連山のふもと、川棚平野が広がり響灘に浮かぶ孤留島(厚島)を望む“下関の奥座敷”川棚温泉。その歴史は800年以上といわれ、川棚に棲んでいた青龍が亡くなった際に手厚く祀るとお湯が湧き出したという伝説に始まる。江戸時代には長府藩主の御殿湯が設置され、湯治場として名を馳せる。優しいいで湯と穏やかな風土が育んだゆったりとした詩情にひたるひと時は、歴代の毛利侯はもちろん、フランスの伝説的ピアニストアルフレッド・コルトーや、漂泊の俳人種田山頭火が終の棲家にしたいと願うほど、多くの偉人・文人に愛されてきた。
医王如来の霊験深く感じ候也 毛利綱元(長府藩3代藩主)
山裾に丘陵をめぐらせ地形において申し分がない。川棚温泉は私の最も好きな風景である 種田山頭火
私の思いはひとりあの島に残るだろう アルフレッド・コルトー

青龍湖(舟郡ダム)から一望する川棚平野と響灘・孤留島(厚島)
川棚の杜・コルトーホール(下関市川棚温泉交流センター)
2010年開館。建築家・隈研吾氏の設計による建物は、川棚の豊かな自然と一体になる有機的なデザイン。山裾から海へと延びる川棚のなだらかな地形をイメージし、三角形の集合体で構成された幾何学的なフォルムをしている。内部はイベントスペースである大交流室・小交流室に、日本やアジア地域の生活文化・生活用具などを展示する「烏山(からすやま)民俗資料館」を併設してる。また、アルフレッド・コルトーが設立したパリ・エコール・ノルマル音楽院の承認のもと、大交流室は「コルトーホール」の愛称で親しまれている。
川棚温泉まちづくり株式会社
川棚の杜の建設を主要事業とする川棚湯町地区活性化事業の官民会議を契機に、川棚温泉まちづくり協議会が発足。2009年、川棚の杜を核として住民自ら地域経営に携わることを目指し、民間100%資本によって「川棚温泉まちづくり株式会社」を設立。2010年開館から川棚の杜の指定管理業務を受託。2021年から「杜の庭園リフレッシュパーク豊浦」の指定管理業務を受託。その他に、川棚温泉観光協会、豊浦町観光協会、川棚温泉観光ボランティアガイドの会などの事務局業務も行う。
詩情に満ちた安らぎのひとときと、この土地ならではの物語を活かし、“まちかどに音楽を。生活に芸術を。美しい時間をご一緒に”を合言葉として、地域資源の活用、地元文化の発信、観光や芸術文化体験の推進に取り組んでいる。2023年からは“Music & Craft”もう一つのキーワードに掲げ、豊浦町が誇る藁細工文化などに着目したクラフトイベントなど、「生活の中の芸術」を達成すべく、“まちとつながる”事業を展開している。

フランスから一流の演奏家を招き毎年開催する「川棚・コルトー音楽祭」
豊浦町が誇る藁細工や風習・文化を紹介する「藁細工展」
温泉の神様(青龍)に感謝を捧げる「川棚温泉まつり」で賑わう川棚の杜