科学的な検査技術を基盤に、安心・安全な貴金属流通サービスの実用化を目指す
2026年8月6日
【関係者各位】

会社名 : 株式会社MIRAIASU
代表者 : 代表取締役社長 波多野 愛斗
本所在地 : 東京都台東区上野6-3-15
大場ビル2階
担当者 : 執行役員 梶田 瑠貴也
電話番号 : 03-5672-9632
URL : https://miraiasu.com/
貴金属・宝飾品等の買取事業「買取ことちゃん」や、貴金属精錬・分析サービスを主事業とする株式会社MIRAIASU(以下、「当社」という。)の代表取締役会長である波多野良太郎をはじめとする発明者らは、蛍光X線(XRF)分析により貴金属の成分データを取得・解析し、メッキ、異素材混入その他の素材上の異常を検出することで、素材真贋の判定に活用する技術に関する特許を取得しましたので下記の通りお知らせいたします。
記
1.登録特許概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/180938/table/5_1_5b763acdeb1ceb4bb5a845a01e1c099d.jpg?v=202608062345 ]
2.特許取得の背景
貴金属などの特定商品の取引においては、従前より以下の課題が存在していました。
・偽物・メッキ品・異素材混入品が真正品に混在して流通する問題
・ブランド品における偽造技術の高度化により、目視鑑定での識別が困難であること
・貴金属の高い換金性を背景とした、反社会的勢力及びマネー・ローンダリングへの悪用リスク
・郵送取引における商品のすり替え、封印の破壊、及び重量の偽装
・国際取引の増加に伴う、偽造品流通及びマネー・ローンダリングの越境化
本発明は、これらの課題に対し、科学的な素材分析を起点として、真贋判定、本人確認、取引リスク及び配送情報等を統合的に管理する情報処理技術を提供することを目的とするものです。
貴金属等の取引において、経験や目視だけに依存しない客観的な検査基盤を整備することにより、取引の透明性を高め、売主、買主及び買取事業者のいずれにとっても、より安心できる取引環境の実現を目指しています。
3.本特許の技術的特徴
本特許は、蛍光X線(XRF)分析によって取得したスペクトルデータから、金、プラチナ、パラジウム、銀等の含有率を推定するとともに、スペクトルパターンの異常を解析することで、メッキ処理、異素材の混入、中空構造その他の素材上の異常を検出し、素材真贋の判定に活用する情報処理技術に関するものです。
また、本特許には、素材分析の結果に加え、画像解析、重量・比重、磁性、超音波等による検査結果を組み合わせ、判定精度の向上を図る技術構成が含まれています。
さらに、本人確認、反社会的勢力及びマネー・ローンダリングに関するリスク情報、商品画像、取引情報、配送記録等を組み合わせ、取引全体の安全性を総合的に管理する技術構成も含まれています。
本特許の特徴は、単に貴金属の成分を測定するだけではなく、科学的な素材分析を起点として、真贋判定及び取引リスク管理を一体的に行う情報処理技術として設計されている点にあります。
4.今後の展望について
当社では、これら課題解決の具体的手段として、特許権者との連携のもと、本特許に係る技術を基盤として、以下の段階的サービス化を検討いたします。
近年、わが国では、優れた研究成果や特許を生み出すだけでなく、これらを実際の製品・サービスとして社会に実装し、事業価値へつなげていくことの重要性が改めて指摘されています。当社においても、特許の取得そのものを目的とするのではなく、本特許に係る技術を実際の買取・分析業務へ導入し、検証と改善を重ねながら、具体的なサービスとして社会実装することを目指します。
※これらはいずれも今後の開発・検討事項であり、現時点で実用化の時期を確定するものではありません。当社では、着実な検証を重ねながら、貴金属取引の透明性・安全性向上に資するサービス提供の実現を図ってまいります。
第一段階:成分分析・測定結果レポートサービスの開発
XRFによる貴金属の成分分析を行い、その測定結果をデジタルデータとして記録するとともに、商品ごとの測定結果レポートを発行するサービスの開発を検討します。まずは当社の買取・分析業務において検証を行い、測定方法、判定基準及び運用手順の整備を進めます。
第二段階:取引安全管理サービスの構築
成分分析結果に、商品画像、本人確認記録、買取価格、取引履歴及び配送情報等を紐づけることにより、査定・買取事業者が取引ごとの安全性を確認・記録できる仕組みの構築を検討いたします。
第三段階:同業事業者等との連携
自社における検証結果及び運用ノウハウを踏まえ、貴金属、宝飾品及び高級時計等を取り扱う事業者との共同実証やサービス連携を検討します。将来的には、科学的な検査と適切な取引管理が広く普及することで、業界全体の信頼性向上に貢献することを目指します。
5.当社代表コメント
今回、発明者及び特許権者の一人として、本技術が特許として登録されたことは、当社がこれまで培ってきた貴金属取引の実務知見と、共同発明者それぞれの知見を結集し、科学的な検査技術と融合させるための第一歩であると考えております。
今後は、本特許に係る技術を実際の買取・分析業務の中で検証し、経験や感覚だけに依存しない、客観的で透明性の高い取引環境の構築につなげてまいります。特許を取得すること自体がゴールではなく、実際の事業やサービスとして社会に実装して初めて、その価値を発揮するものと考えています。お客様の安心はもとより、貴金属取引業界の健全な発展に寄与できるよう、着実に取り組んでまいります。
株式会社MIRAIASU 代表取締役会長 波多野良太郎
近年、貴金属価格の上昇や取引量の増加に伴い、偽造品や異素材混入品への対応に加え、マネー・ローンダリングへの悪用防止など、買取事業者に求められる管理水準は一層高まっています。
当社においても、「買取ことちゃん」等での貴金属買取に際し、本人確認、商品確認及び取引記録の管理を含め、日々慎重に取り組んでおります。本特許に係る技術の実用化を通じて、お客様により安心してご利用いただける買取環境を整備するとともに、当社のサービス品質の向上につなげてまいります。
株式会社MIRAIASU 代表取締役社長 波多野愛斗
以上