Vela Diamondが品質・鑑定に関する情報発信企画を開始。世界最大級の宝石鑑定機関IGIアジアパシフィックヘッドオフィスが、日本の消費者に向けて示した見解を初公開。

左:Vela Diamond Founder / 桜木 麗佳 右:IGI Asia Pacific Head Office / Rita Xu氏
株式会社DiAnchor(本社:東京都中央区銀座、代表取締役:桜木麗佳)が運営するラボグロウンダイヤモンドジュエリーブランド「Vela Diamond(ベラダイヤモンド)」は、日本の消費者にラボグロウンダイヤモンドの品質や鑑定に関する正確な情報を届けることを目的に、新たな情報発信企画を開始いたしました。
本企画では、宝石鑑定機関や専門家への取材などを通じて、ラボグロウンダイヤモンドに関する消費者の疑問を継続的に取り上げ、信頼性の高い情報を発信してまいります。その一環として、世界最大級の宝石鑑定機関IGI(International Gemological Institute)アジアパシフィックヘッドオフィスへの独自取材を実施いたしました。
世界のジュエリー市場では、ラボグロウンダイヤモンドの普及が進んでいます。米国では、婚約指輪のセンターストーンとしてラボグロウンダイヤモンドが選ばれる割合が61%に達する※など、消費者の選択肢は大きく変化しています。
日本国内でもラボグロウンダイヤモンドを取り扱うブランドや商品が増える一方、「天然ダイヤモンドとの違い」「品質はどのように評価されるのか」「鑑定書にはどのような役割があるのか」といった疑問に対し、信頼できる第三者機関による客観的な情報は、まだ十分に浸透しているとは言えません。
こうした背景から、新たな情報発信企画の開始にあたり、IGIのダイヤモンド専門資格「Diamond Graduate(D.G.)」を取得したVela Diamond Founderの桜木麗佳が、世界最大級の宝石鑑定機関IGI(International Gemological Institute)アジアパシフィックヘッドオフィスのRita Xu氏へ独自取材を実施しました。
本企画では、「ラボグロウンダイヤモンドは本物なのか」「天然ダイヤモンドと肉眼で見分けられるのか」「時間の経過によって劣化するのか」など、日本の消費者から多く寄せられる疑問について、同機関の見解を紹介いたします。
※出典:The Knot「Real Weddings Study 2026」。2025年に結婚した米国のカップル10,474組を対象とした調査。婚約指輪のセンターストーンの61%がラボグロウンダイヤモンドであったと報告。
※取材内容は2026年7月21日時点におけるIGIアジアパシフィックヘッドオフィスへの確認に基づいています。
「ラボグロウンダイヤモンドは本物のダイヤモンドでしょうか?」
桜木麗佳(Vela Diamond Founder、以下「桜木」):日本では今でも、「ラボグロウンダイヤモンドは人工だから偽物なのではないか」という声を耳にすることがあります。まずこの点について教えてください。ラボグロウンダイヤモンドは本物のダイヤモンドなのでしょうか。
Rita Xu氏(IGIアジアパシフィックヘッドオフィス、以下「Rita氏」):はい、ラボグロウンダイヤモンドは本物のダイヤモンドです。ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと同じ化学組成・物理的特性・光学的特性を示します。違いは、天然ダイヤモンドは地球内部で長い年月をかけて形成される一方、ラボグロウンダイヤモンドは、人が管理した環境の中で成長します。
「ラボグロウンダイヤモンドはジルコニアやモアサナイトと何が違うのでしょうか?」
桜木:ラボグロウンダイヤモンドはキュービックジルコニアやモアサナイトと同じようなものなのでしょうか。
Rita氏:いいえ、まったく異なります。
ジルコニアやモアサナイトは、ダイヤモンドに似た外観を持っていますが、化学組成が異なる別の物質です。いわゆるダイヤモンドの模倣品にあたります。一方、ラボグロウンダイヤモンドは天然ダイヤモンドと同じ物質です。「合成」や「人工」という言葉から、模倣品と同じものだと誤解されることがありますが、両者はまったく異なります。
「天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドは、肉眼で見分けることはできるのでしょうか?」
桜木:天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドは、見た目だけで見分けることはできるのでしょうか。他の方が見たときに、ラボグロウンダイヤモンドだと分かってしまうことはあるのでしょうか。
Rita氏:プロ鑑定士であっても、肉眼だけで天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドを判別することはできません。どれほど経験を積んだ専門家であっても、見た目だけで判別することは不可能です。正確に判別するためには、IGIのような宝石鑑定機関で、専門の分析機器を用いた検査を行う必要があります。
桜木:では、ジュエリーショップなどで見かけるダイヤモンドテスター(ペン型テスター)のような簡易的な機器でも判別することはできないのでしょうか。
Rita氏:できません。一般的なダイヤモンドテスターは、主に熱伝導性などを測定し、ダイヤモンドか類似石かを確認するための機器です。天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドを区別するためのものではありません。
なぜなら、天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドは基本的な特性が同じであるため、一般的なダイヤモンドテスターでは判別することはできません。
「ダイヤモンドの模倣品(ジルコニアやモアサナイト)とダイヤモンドは見分けられるのでしょうか?」
桜木:ジルコニアやモアサナイトなど、ダイヤモンドに似た外観を持つ石と、ダイヤモンドは見分けることができるのでしょうか。
Rita氏:専門知識を持つ鑑定士であれば、ルーペによる観察や専用機器を用いた検査によって判別できます。しかし、一般の消費者の方が見た目だけで、ダイヤモンドと外観の似た石を正確に判別することは容易ではありません。
そのため購入時には、売り手とは独立した信頼できる第三者機関によって、その石がダイヤモンドであることや品質が客観的に確認されているかを見ることが重要です。消費者が安心して選ぶためには、その証明となる鑑定書の有無を確認するのが最も分かりやすい方法です。
「ラボグロウンダイヤモンドは時間が経つと変色・劣化するのでしょうか?」
桜木:「人工的に作られたものだから、時間が経つと変色したり、輝きが失われたりするのではないか」という声も耳にします。実際はいかがでしょうか。
Rita氏:そのような心配はありません。
ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと同じ物質です。通常の使用環境において、時間の経過だけを理由にダイヤモンドそのものが変色したり、劣化したりすることはありません。お手入れ方法も天然ダイヤモンドと同様です。中性洗剤を薄めたぬるま湯でやさしく洗い、その後、柔らかい布でやさしく水分を拭き取ってください。
「ラボグロウンダイヤモンドはどのように作られるのでしょうか?」
桜木:ラボグロウンダイヤモンドの製造方法として、CVDやHPHTという言葉をよく耳にします。それぞれ、どのような方法なのでしょうか。
Rita氏:ラボグロウンダイヤモンドには、主にCVD(化学気相成長法)とHPHT(高温高圧法)の二つの製造方法があります。
CVDは、炭素を含むガスを分解し、炭素原子を少しずつ積み重ねてダイヤモンドを成長させる方法です。HPHTは、天然ダイヤモンドが地球内部で形成される高温・高圧環境を人工的に再現し、ダイヤモンドを成長させる方法です。どちらか一方が一律に優れているということはありません。いずれの方法でも、カラー、クラリティ、カットなどによって個々の品質は異なります。
「ラボグロウンダイヤモンドは、最近生まれた新しい技術なのでしょうか?」
桜木:ラボグロウンダイヤモンドは、ここ数年で生まれた新しい技術という印象を持つ方も多いと思います。実際には、いつ頃から研究され、ジュエリーとして使われるようになったのでしょうか。
Rita氏:ラボグロウンダイヤモンドの技術は、1950年代にはすでに研究が始まっており、決して最近生まれた技術ではありません。当初は主に工業用途で使用されていましたが、技術の進歩により、宝石として使用できる品質のダイヤモンドを成長させられるようになりました。
2000年代以降、宝石品質のラボグロウンダイヤモンドがジュエリー市場に徐々に流通するようになり、2010年代後半からは品質と供給が安定したことで、世界各国のジュエリーブランドが本格的に採用するようになっています。
まとめ:ラボグロウンダイヤモンドは、誕生の過程が異なる「本物のダイヤモンド」
本取材を通じて、ラボグロウンダイヤモンドは模倣品とは異なり、天然ダイヤモンドと同じ化学組成・物理的特性・光学的特性を持つダイヤモンドであることをIGIに伺いました。
天然ダイヤモンドとの主な違いは、形成された環境と過程にあります。天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドは、肉眼だけで判別することはできません。また、一般の消費者が外観だけで、ダイヤモンドとジルコニアやモアサナイトなどの模倣品を正確に見分けることも容易ではありません。
だからこそ、購入時には、信頼できる第三者鑑定機関による品質証明を確認することが、客観的な根拠に基づいてダイヤモンドを選ぶための大切な判断材料となります。
本企画では、ラボグロウンダイヤモンドの基本的な性質に加え、購入時に確認すべきポイントや、天然ダイヤモンドと共通する4Cの評価基準、鑑定書の役割などについて、IGIへの取材をもとに紹介してまいります。
Vela Diamondは今後も、宝石鑑定機関や専門家、生産現場への取材を通じて、日本の消費者に向け、ラボグロウンダイヤモンドの品質や鑑定に関する正確で信頼性の高い情報を発信してまいります。
Rita Xu(リタ・シュー)
IGI(International Gemological Institute)アジアパシフィックヘッドオフィス トレーニング部門 プロフェッショナルコース責任者 / IGI特級宝石学講師
ダイヤモンド、カラーストーン、真珠の鑑定教育を専門とする宝石学のスペシャリスト。
LVMH、リシュモン、ケリングをはじめとする世界的なラグジュアリーグループに対し、長年にわたりジュエリー専門研修を提供している。
FGA(英国宝石学協会)ディプロマをはじめとする複数の宝石学資格を保有し、大学での宝石学講義も担当。10年以上にわたり世界各地の鉱区や主要な国際宝石取引市場を自ら訪れ、理論と流通現場の双方に精通する。
桜木 麗佳(Reika Sakuragi)
Vela Diamond Founder/株式会社DiAnchor 代表取締役
世界的な宝石鑑定機関IGI(International Gemological Institute)にて、ダイヤモンド分野の専門資格「Diamond Graduate(D.G.)」を取得。天然ダイヤモンドおよびラボグロウンダイヤモンドのグレーディング、原石評価、カットプランニングまで、国際基準に基づく品質評価を体系的に学ぶ。
生産現場では、原石の選別からカット・研磨、ジュエリー製作に至る工程を学び、その知見をVela Diamondの品質基準の策定、ダイヤモンドの選定、仕入れ、情報発信に生かしている。
早稲田大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。
Vela Diamondとは

Vela Diamond(ベラダイヤモンド)は、「根拠のある輝きを、エシカルな選択で。」を掲げる、日本発のラボグロウンダイヤモンドジュエリーブランドです。ブランド名は星座の「帆座(Vela)」に由来し、身に着ける人の歩みに静かな追い風を添えたいという想いを込めています。全商品にIGIの鑑定書を標準付属し、D~Eカラー・VS~VVSクラスの厳格な品質基準を採用。確かな品質と気品ある美しさを備えたジュエリーをお届けしています。
公式サイト:https://veladiamond.jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/vela_diamond/