2026年2月27日、ミラノにて実施 日本人ブランドTETTEが世界へ向けて最新作を披露
カナダ・バンクーバーに本拠を置く「Global Fashion Collective(GFC)」は、2026年2月27日、ミラノの歴史的建築 I Chiostri di S. Barnaba にて、ミラノ・ファッションウィーク2026年秋冬(FW26)の公式ショーケースを開催しました。今回のショーケースには、日本と中国から計2ブランドが参加。創造性、クラフツマンシップ、文化的多様性を体現するランウェイが展開されました。
■日本からはインドのヴィンテージラリーキルトを使ったブランド「TETTE」が参加
日本からは、再生とクラフツマンシップをテーマに、布に宿る記憶や時間を大切にした作品づくりを行うブランド 「TETTE」 が参加。
インドの伝統的なラリーキルト(Ralli quilts)の断片や長い時間を経た布の端切れを用い、それらを立体的なドレスやジャケットへと再構築した最新コレクション「ReBloom」を発表しました。
素材が持つ歴史や背景を尊重しながら、不完全さや不規則さをそのまま受け入れ、新たな美しさとして昇華させるTETTEのクリエーションは、ミラノのランウェイにおいて静かで力強いメッセージを放ちました。

TETTE《RE BLOOM》

[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=ekqAJDILCbw ]
【TETTEからのコメント】
■今回のコレクション、ショーへの想い
今回のショーのテーマは「RE BLOOM」。
“再び咲く”という意味を込めています。
ヴィンテージキルトは、数十年、ときにはそれ以上の時間を重ねながら、何度も形を変え、その時代ごとの花を咲かせてきました。
その姿に、静かな強さと美しさを感じています。
人もまた、歳を重ねながら、何度でも自分らしい花を咲かせていける存在でありたい。
そんな願いを、このコレクションに込めました。
■今回のショーのこだわりは?
TETTEでは普段から、ヴィンテージキルトを用いたジャケットなどを制作しています。
今回のショーでは、それに加えて、商品制作の過程や、前回のバンクーバーでのショー衣装制作の際に生まれた端切れも多く用いました。
形が不揃いでそのままでは使いにくいものは、丁寧にステッチを解き、フリルなどの装飾へと再構築しています。
すべて手縫いで施された細やかなステッチ。
その一針一針に、縫い手の時間や労力、そして想いが込められていると感じています。
だからこそ、布の“端の端”まで大切に使い切りたい。
その想いから、今回のコレクションは生まれました。
■自身にとっての服飾、デザインのインスピレーションの源泉は?
私にとってのインスピレーションの源は、特別な何かというよりも、日々の中にある感覚です。
心地よいと感じる時間や空間、ふと耳にした音、頬をなでる風、漂う香り。
そして、過去の記憶。
五感に触れ、心がわずかに動く瞬間。
その積み重ねが、服へと形を変えていくのだと思います。
■ショーを終えて(感想)
ショーを終え、今はほっとした気持ちと、少しの余韻の中にいます。
準備の時間は想像以上に慌ただしく、迷いや不安もたくさんありました。
細かな反省も、正直に言えばあります。
それでも、ランウェイに並んだ衣装達を見たとき、布が重ねてきた時間や、私自身が向き合ってきた時間が、しずかにそこに立っているように感じました。
完璧ではなくても、その時の私なりの誠実さは込められたと思っています。
支えてくれた方々への感謝とともに、この経験を、また次の一歩につなげていけたらと思います。
■今後に向けて
これからも変わらず、一着一着の洋服と、
手に取ってくださるお一人おひとりに、丁寧に向き合っていきたいと思っています。
その上で、いまの自分だからこそ表現できることは何か。
より自分らしさがにじむ方法を、これからも模索したいです。
そして、誰かの気持ちがふっと心がほどけたり、日常が少し特別なものになったり。
そんな小さな“うれしい”が生まれるようなものづくりと表現を、これからも続けていけたらと思います。

TETTEAyano Yanagiは、神奈川県藤沢市を拠点に活動し、ファッションブランド TETTE を手がけるデザイナー。
インドを旅する中で出会った、何十年、時には何百年もの時間を重ねてきた手仕事のヴィンテージキルトに深く心を打たれたことをきっかけに、独学で服づくりを学び、2022年にTETTEを立ち上げた。縫い手の個性や遊び心、そして布に刻まれた歴史が生む温もりは、現在の制作の中心となっている。
また、かつて建築分野で培ったプロポーションや佇まいへの感覚も、現在のデザインに静かに息づいている。
TETTEでは、ラリーキルトをはじめとするヴィンテージの手仕事布を用い、機械では再現できない揺らぎや温もりを、シンプルで洗練されたフォルムへと落とし込んでいる。それぞれの布が持つ“物語”を尊重しながら、次の世代へと受け継がれていく服づくりを行っている。
今回のコレクション 「ReBloom」 では、ラリーキルトそのものの美しさに加え、制作過程で生まれるハギレにも光を当てる。表に現れる布だけでなく、内側に重ねられた布までも美しいというラリーキルトの本質を、現代の衣服として表現している。
<他国の参加デザイナー>

JUMPER ZHANG(中国)
https://www.instagram.com/jumperzhangca/
[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=RHP5T6avoxo ]
■「Global Fashion Collective X MILAN F/W’26」開催概要
開催日程:2026年2月27日
会場:I Chiostri di S. Barnaba
住所:20122 Milan, Metropolitan City of Milan, Italy
主催:Global Fashion Collective

【Global Fashion Collective】について2017年10月に設立されたグローバルファッションコレクティブ(GFC)は、世界のファッションの才能の未来を育成することに専念しています。ニューヨークファッションウィークや楽天ファッションウィーク東京などの名だたるイベントで活動し、ロンドン、ミラノ、パリファッションウィークでもショーケースを開催しています。
国際的に多様なプロフェッショナルチームがデザイナーを支援し、ファッションの世界で成功への道を共同で築いています。
GFCは、あらゆる人々やバックグラウンド、アイデンティティを受け入れ、尊重する多様な環境を育成することで、ファッションの未来を再構築することに取り組んでいます。世界中からの才能を育成することを約束し、ファッションショー にとどまらず、影響力のある体験を創造しています。私たちは未来の才能のための道筋を作り出しています。
WEBサイト https://www.globalfashioncollective.com/