~時価総額は約3,500億香港ドルに到達、AIによる物理世界の理解を加速~
Manycore Tech Inc.(以下「Manycore Tech」または「同社」)は本日、香港証券取引所(HKEX)のメインボードに正式に上場いたしました(銘柄コード:00068.HK)。同社は、空間知能(Spatial Intelligence)に特化した企業として世界初の上場を果たしました。今回の進出は、香港のAIセクターにおける重要なマイルストーンであり、同市の成長著しいAIエコシステムに新たなフラッグシップが加わることを意味します。
上場セレモニーには、香港特別行政区政府の陳茂波(Chen Maobo)財務長官、孫東(Sun Dong)イノベーション・テクノロジー・工業局長、および香港取引所(HKEX)の陳翊庭(Chen Yiting )最高経営責任者(CEO)をはじめとする豪華な来賓が出席しました。Manycore Techの共同創業者である黄暁煌(Huang Xiaohuang)氏、陳航(Chen Hang)氏、朱皓(Zhu Hao)氏および経営陣と共に、この歴史的な瞬間を祝いました。
空間知能をコア技術とする初の公開発行企業として、Manycore Techは市場から熱狂的な関心を集めました。取引初日の株価は20香港ドルと公開価格を大幅に上回って推移し、時価総額は約3,500億香港ドル(約6.8兆円)に達しました。

Manycore Tech Inc.(群核科技) 上場セレモニーにて

左:最高経営責任者(CEO)の陳航(Chen Hang)氏 右:代表取締役の黄暁煌(Huang Xiaohuang)氏
世界初「空間知能」企業への強い投資需要
2011年に設立されたManycore Techは、GPUベースのコンピューティングを活用した物理世界のシミュレーションとモデリングに注力してきました。デジタルと現実の境界を橋渡しし、実世界へのAI統合を加速させることを使命としています。同社は中国最大級のクラウドネイティブな空間デザインプラットフォームを運営し、膨大な3Dインタラクティブデータを蓄積。これを基盤に独自の「空間大規模言語モデル」を開発し、「空間編集ツール ― 空間データ ― 空間大規模言語モデル」という強力なテクノロジー・フライホイールを構築、世界の空間知能分野で主導的な地位を確立しています。
今回のIPOにおいて、Manycore Techは売出価格を仮条件の上限である7.62香港ドルに設定し、全世界で約1億6,060万株を発行しました。資金調達額は約12億2,400万香港ドル、手取概算額は約10億9,200万香港ドルにのぼります。
香港での公募倍率は1,591倍、国際配分も14.46倍と極めて高い需要を記録し、同社の技術力と成長性に対するグローバル投資家からの強い信頼を裏付けました。また、泰康人寿、陽光人寿、広発基金、レッドウッド、未来アセット証券などの優良なコーナーストーン投資家が名を連ね、計4億5,500万香港ドル相当を引き受け、長期的な発展の礎を築いています。
上場セレモニーにおいて、Manycore Techの共同創業者兼会長である黄暁煌(Huang Xiaohuang)氏は次のように述べました。 「AIはかつてない力で世界を再構築しており、それと共に責任も大きくなっています。我々の目標は、AIを単なる仮想世界でのコンテンツ生成や対話に留めるのではなく、物理世界における真の『理解、行動、創造』へと導くことです。その鍵を握るのが空間知能です。デジタルと物理世界の架け橋を築き、既に空間デザイン、3D AIコンテンツ制作、産業用デジタルツイン、そしてエンボディドAIのトレーニングなど、多岐にわたる分野で社会実装を可能にしています。」
物理世界の理解を支える「技術の堀」を構築
AIがテキストや画像ベースの対話から、三次元の物理世界へと関わりを広げる中で、空間知能はコア技術として浮上しています。 Manycore Techは「あらゆる空間を計算可能にする」というミッションのもと、AIが物理世界を理解するためのデジタル・インフラを構築しています。
同社の製品ポートフォリオには、中国最大の空間デザインプラットフォーム「Kujiale」、その国際版である「Coohom(クーホーム)」、3D AIコンテンツ制作ツール「LuxReal」、次世代空間知能ソリューション「SpatialVerse」、および産業用AIデジタルツインプラットフォーム「SpatialTwin」が含まれます。
さらに、空間の「再構築、生成、編集、理解」という4つのコア能力を統合した空間知能開発プラットフォーム「Aholo」を外部デベロッパーに開放し、基盤インフラとして提供しています。
財務実績と研究開発の進展
財務面では、2025年度の売上高は8億2,000万人民元、売上総利益率は82.2%と堅調な成長を示しました。特筆すべきは、2025年に調整後純利益5,710万人民元を計上し、収益化の転換点を迎えたことです。
2023年から2025年にかけての研究開発投資額は10億人民元を超え、売上高の45.5%を占めています。また、2025年には空間言語モデル「SpatialLM」と空間生成モデル「SpatialGen」をリリース。オープンソース化されたSpatialLMは、Hugging FaceにおいてDeepSeek-V3やQwen2.5-Omniといった有力モデルと並び、トレンドプロジェクトのトップ3にランクインするなど、世界的な注目を集めています。
Manycore Techは今後、空間デザインの枠を超え、エンボディドAIのトレーニング、Eコマースのビジュアライゼーション、産業用デジタルツインなどの分野で、AgiBot(エージーアイボット、智元机器人)、PICO、Hesai Technology(ヘサイ・テクノロジー)といった戦略的パートナーと共に、さらなる技術革新を推進してまいります。
Coohom について

「Coohom(クーホーム)」は、Manycore Tech が開発したクラウド型3Dインテリア設計プラットフォームで、世界中の家具メーカー、小売企業、空間デザイナーに向けて、3D設計・レンダリング・業務効率化を一括で支援します。
対応言語:14言語(日本語、英語、韓国語、スペイン語など)
導入実績:世界200以上の国と地域で展開中
HP:www.coohom.com/jp/
【本件に関する問い合わせ先】
社名:COOHOM(HONG KONG)LIMITED
担当:張 雨旋
メールアドレス:naomi.zhang@coohom.com