
フランス唯一のクルーズ会社ポナン(英:PONANT/本社:フランス・マルセイユ)は、2021年11月1日に高緯度極地探査船「ル・コマンダン・シャルコー」をプンタ・アレーナス(チリ)より出港し、どの運航会社よりも早く、南極方面へのクルーズを再開いたしました。2021年11月16日まで続く今回の処女航海には、20名のナチュラリスト・ガイドが乗客とともに乗船しており、人里離れたベリングハウゼン海を探索しています。
今月より2022年3月までの間、PONANTでは合計14種の旅程、計33回のクルーズが予定されています。 「ル・コマンダン・シャルコー」以外にも、4隻のシスターシップシリーズである「ル・リリアル」「ロストラル」「ル・ボレアル」「ル・ソレアル」も登場いたします。
2022年~2023年冬シーズンが早くも開幕
PONANTは、2022年~2023年の冬に、13種の旅程と34回のクルーズを予定しています。偉大な探検家たちの足跡を辿りながら、ザトウクジラやジェンツーペンギン、オウサマペンギン、アデリーペンギン、ヒゲペンギン、ヒョウアザラシ、カニクイアザラシ、ウェッデルアザラシ、海鳥の群れといった希少価値の高い野生動物に遭遇できるクルーズです。ゾディアックボートでの上陸、ガイドが指導するシーカヤック、講演会、ホバークラフト、寒帯水域でのアクティビティ、徒歩やスノーシューでのハイキングなど、豊富なアクティビティも特徴です。また、乗客の環境保護に対する意識を高めるべく、自由に参加が可能なレクチャーやワークショップも用意しています。
2022年夏には、「ル・コマンダン・シャルコー」は、より北の極地を目指し、地球最北端の荒野を発見する真の意味での”旅と”もいえるクルーズを11回予定しています。世界の果てのような北の極地の果てにある、神話のような地、北極点に到達するクルーズは、旅に意味と目的を求める旅行者にとっては素晴らしいものとなるはずです。
■ル・コマンダン・シャルコー船長 パトリック・マルシッソー コメント
最初のお客様をお迎えして、スタッフ一同感慨深いものがありました。本船の構想着手から6年間の苦労が報われ、南極での活動が再開された瞬間です。ル・コマンダン・シャルコー号での航海は、全く新しい地平線を切り開くものです。 また、クルーズの初日から皇帝ペンギンを観察するという幸運にも恵まれましたが、これは非常に珍しいことです。

ル・コマンダン・シャルコー
ル・コマンダン・シャルコーは、クルーズ界の一員として持続可能なツーリズム実現のためにPONANTが掲げる公約に則り、環境に配慮したデザインと最先端の技術、電気と液化天然ガス(LNG)によるハイブリッド推進システムを搭載しています。安全性、快適性、環境保護へ最大限の配慮を払い設計されており、極地を自力航行するために廃棄物のリサイクルや下水処理などを行う最新の技術を導入し、船級協会のビューローベリタスからクリーンシップ認定も受けています。
また、123室のキャビンを備え、245名のゲストおよび215名のクルーの乗船が可能で、北極と南極のみならず北極点、ウェッデル海、ロス海、ピョートル1世島などのこれまで到達が困難だった極地への旅も可能となります。研究用の施設や設備も完備しており、極地の生態系を研究するための観測・調査・分析の基盤を科学界に提供いたします。
<会社概要>
会社名:PONANT
本社所在地:408 Avenue du Prado, 13008 Marseille, FRANCE
創立:1988年
公式HP: https://www.ponant.com/
<PONANT(ポナン)とは>
船乗りが始めたフランス唯一のクルーズ会社。 3本マストで60名乗りの「ル・ポナン号」から始まり、 2010年には世界で初めてラグジュアリークラスの客船で極地をクルーズすることを前提に建造された「ル・ボレアル号」を含む4隻の姉妹船を建造し、 業界最大の南極送客数を誇ります。 PONANTは持続可能なツーリズムへの責任あるクルーズの推進を約束し、 保有するすべてのクルーズ船は最新鋭の環境に配慮したディーゼル・電気エンジンシステムを使用し、 環境への配慮を行っています。
ラグジュアリーエクスペディション(探検・冒険)クルーズのグローバルリーダーとして、 PONANTは北極から南極まで、 魅力溢れるあらゆる地をご案内するとともに、 我が家のようにくつろげるプライベートヨット感覚でカリブ海や地中海クルーズもお楽しみいただけます。