2020年に向けたカード情報保護、EMV IC対応、不正利用防止の対策と事例を網羅
株式会社TIプランニング(本社:東京都新宿区、 代表取締役:池谷貴)ペイメントナビ編集部では、2016年7月29日、書籍「不正利用対策・PCI DSSガイドブック」の発売を開始しました。
“クレジットカードの歴史は、不正利用の戦い”と言われるように、いつの時代も犯罪者は存在します。2020年の東京五輪に向け、またアベノミクスの三本の矢が策定された「日本再興戦略」において、キャッシュレス化は重要な要素と位置付けられていますが、その一方で、安心・安全な決済の実現に向けた取り組みも重要となります。
国内では、2020年に向け、世界最高水準のクレジット取引のセキュリティ環境を整備することを目的に、クレジットカード会社のみならず、学識経験者、経済産業省、国際ブランド会社、加盟店、機器メーカーなど幅広い関係者から構成された「クレジット取引セキュリティ対策協議会」が設立。“日本をセキュリティホールにしてはならない”という意識のもと、カード情報保護、カード偽造防止対策、不正利用対策(なりすまし防止)について議論が行われ、その成果が報告書として公表されました。今後は、今回発表された報告書をベースに、国内の各プレイヤーがセキュリティを高めるための取り組みを実践できるかがカギとなるでしょう。
本書では、情報セキュリティ対策として、PCI DSS等の準拠に取り組むプレイヤーの情報を紹介。また、POS加盟店を中心としたカード偽造対策の取り組みやなりすまし防止についてのポイントも解説しています。
さらに、アメリカを中心とした海外のEMVの取組状況、海外におけるCNP(Card Not Present)不正の状況と対応についても紹介しています。
本書の発行が国内における安心・安全なカード決済の促進に少しでもつながれば幸いです。

「書籍「不正利用対策・PCI DSSガイドブック」
●発行:TIプランニング
●出版日:2016年7月29日(金)
○編集:ペイメントナビ/ペイメントワールド編集部
○ページ数 96ページ
●販売:2,000円+税(当面の間、送料は無料で提供します)
■Contents
第1章 総括
第2章 国際ペイメントブランドの取り組み
第3章 2020年のICカード化100%に向けて
第4章 非対面決済の不正使用対策
第5章 情報漏えい対策とPCI DSS基準の最新動向を理解する
■書籍概要
http://www.paymentnavi.com/books/cardsecurityguide2016