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リモートワークに関する最新レポートを発表 - リモートワーカーが在宅勤務のメリットを評価

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オフィス志向から生活志向へ転換傾向に: 家族やコミュニティと過ごす時間(37%)、アウトドア・健康(30%)、スケジュールの効率化(26%)

DevOpsライフサイクルに対応するオールインワンアプリを提供するGitLab(本社:米サンフランシスコ、読み方:ギットラブ、https://about.gitlab.com/)は、リモートワークに関するレポート「Out of the Office: How the world adapted to working remotely in 2020(http://about.gitlab.com/out-of-the-office/)」(英語版)を公開しました。リモートワークに対応可能な業務に従事する世界中の社会人を対象に、3か月間にわたって調査を実施し、コロナ禍によっていかにリモートワークをめぐる状況が形を変え、職場に柔軟性を持たせる流れを加速したと明らかにしています。なお本レポートは、2020年3月にコロナ禍によって世界的なロックダウンが実施される数日前に発行されたレポート「The Remote Work Report: The Future of Work is Remote(https://about.gitlab.com/remote-work-report/)」(英語版)に対するベンチマーク追跡調査です。

「コロナ禍によって多くの企業でリモートワークの導入が加速しましたが、コネクティビティ化と業務のデジタル化への流れが企業の素早い方向転換を可能にしました」と話すのは、GitLabのCEO兼共同創業者であるシド・シブランディ(Sid Sijbrandij)です。「今後、リモートワークをライフスタイルの必須条件としてではなく、特別な福利厚生として捉えることはなくなるでしょう」

GitLabでリモート統括責任者を務めるダレン・マーフ(Darren Murph)は、次のように述べています。「近代史を通して、我々は仕事という固定された枠の中に生活を当てはめてきました。しかしリモートワークを競争戦略として取り入れることで、仕事で生活を補完するという素晴らしい調和をもたらすようになるでしょう。本レポートにあるとおり、この事実に気付き、職場と成果を切り離すことについて考え方を変える企業が増えています」

リモートワークはもはや特別な福利厚生ではなく基本要件に
働く人は新しい様式に生活を最適化し始めており、これからの雇用主が一様に提供すべき環境への期待が急速に変化しています。回答者の4人に1人が、リモートワークの最もうれしい恩恵として「時間が増えた」ことを挙げています。また3人に1人が、これまで通勤にかかっていた時間を家事に費やすことや、家族とより多くの時間を過ごすために使うようになったと回答しています。働く人が、生活様式を見直した理由は、お金の節約(12%)、住環境の改善(9%)、生産性の向上(12%)で、これらはリモートワーク推進における重大な懸念事項ではないことを示しています。

リモートワークのサポートは、従業員の定着率向上につながります。事実、GitLabが収集したデータから、会社への忠誠心とリモートワークのサポートの間には極めて大きな関連性があることがわかります。「リモートワークのサポート」を理由に現在従事している会社にとどまる可能性が高いかどうかについて、回答者の74%が「ある程度」または「非常に」その可能性が高いと答えています。

コロナ禍がリモートワーカーの新たな波を生み出した
パンデミック中に初めてリモートワークを開始したとする回答者の割合は、56%に上ります。それにもかかわらず、外出制限が解除されたらオフィスに戻りたいかという質問に対し「戻りたい」と答えたのは、わずか1%でした。長引くコロナ禍の影響で、それらの従業員は今や自らをリモートワーカーだと「自認」するようになっています。自認することで、より積極的な会話や、各地に分散したチームの結束を強固にするワークフローを取り入れることへの意欲が高まります。リモートワークは、フリーランスやクリエーター、起業家の間ではすでに中心的な勤務形態でしたが、コロナ禍によって職場と成果を切り離すことへの考え方が広く知られたことで、企業でも主流へと押し上げられつつあります。

最も重要なことはオフィスでは手に入らない
住む場所を選ぶ際に最も重要なポイントは何かという質問で、回答者の半数近く(47%)が「自然とアウトドアスペース」を優先事項の1つに挙げています。また、34%は「快適なホームオフィス環境を持つ価値」を挙げ、25%は「家族の近くで生活すること」が重要だとしました。ほかにも28%が、より自然の近くや温暖な場所、好ましいコミュニティに転居したいと答えています。

非常に多くの企業が社食やジムといったオフィスでの特別な福利厚生に多額の予算を割いている中、そうした福利厚生を惜しむ声を上げるのは、回答者のわずか5%にすぎません。

リモートは未来の働き方ではなく、未来の生活
回答者の37%が、家族やコミュニティとより長く過ごすために生活を最適化したと答えています。また、30%はアウトドアまたは運動と健康を優先事項に挙げ、26%は日常の時間をより多く取り戻すためにスケジュールの合理化を図っていると回答しています。

この結果から、リモートワークが未来の「働き方」というよりはむしろ未来の「生活」だという、微妙に異なる現実が見えてきます。リモートワーカーが評価するのは、仕事を生活のスケジュールに合わせることのできる柔軟性であり、その逆ではありません。その選択性を評価するうえで、多くの人は自ら動く必要がないためです。重要なのは、リモートワークによって日常がより管理しやすいものとなることです。小さなQOL(生活の質)の調整を積み重ねることで、最終的にライフスタイルが大きく向上します。

リモートワークのリーダーに求められるのは実用主義を取り入れ、政治的駆け引きを控えること
一連のさまざまな回答から、リモートワーカーが期待しているのは、自分たちが責任を持って仕事上の目標を達成するための柔軟性であり、確実なコミュニケーションであり、信頼であることがわかります。リモートワークでは、称賛や昇進における対面での政治的駆け引きの重要性が低下し、出勤時間や退勤時間の意味も弱まります。むしろリモートワーカーは、各自の成果だけを見て判断されることを求め、評価プロセスから偏見が取り除かれることを期待しているのです。

仕事と生活の境界線が複雑な課題に
リモートワークを検討している人にどのようなアドバイスをしたいかという質問には、回答者の77%が4つの回答に集中しています。それは「境界線を設定すること」(25%)、「集中力と生産性を維持すること」(20%)、「心身の健康を守ること」(23%)、「個人の優先事項を一番に考えること」(9%)です。

昨今業界を超えて燃え尽き症候群の発生率が高まっており、働く人の多くがリモートワーカーになりつつあるという事実からわかることを踏まえると、この結果は、私たちが直面している最大の課題の1つが健康を考慮して仕事と生活の境界線を設定することにあるということを示しているとも考えられます。

文化を構築するには対面での関わりが不可欠
回答者の65%が、リモートワークによってチームワークに良い影響またはそれなりの影響があったと回答していますが、25%は悪い影響があったとしました。過半数(57%)が、従業員が直接集まる職場環境での社会的交流がないことを残念に感じています。さらには、チームとして連携する際の妨げとなる課題も存在します。リーダーは、コワーキングスペースなど(オフィスでも自宅でもない)第三の場所で働いている従業員をサポートするとともに、結束を固め、計画を立てるためにチームを招集することを目的とした通勤の予算を戦略的に立てるべきかもしれません。従業員にとって通勤が、義務的な行為から嬉しい福利厚生へと変わるでしょう。

リモートワークのエキスパートでさえすべての答えを持っているわけではない
今回の調査では回答者が自分の言葉で答えることができるように自由回答欄を設けました。それから得た教訓は、驚くべきものでした。パンデミックは間違いなく未曽有の状況です。リモートワークの歴史も浅く、こうした誰も経験したことのない状況下で人々がどのように回答するかを予測することはできません。教訓を得るには、新たな質問をし、未知のことに対する余地をつくる必要があります。

調査方法
GitLabは、200人を超える社会人を対象に3か月にわたり調査を行いました。調査には電話、ビデオ会議、書面でのアンケートを使用。回答者の名前と年齢は、回答者から提供を受けた場合を除き記録されていません。調査結果は、回答者の個人情報がわからない形で表形式にまとめられ分析されました。

リモートワークのリソース
完全リモートワーク(https://about.gitlab.com/company/culture/all-remote/)におけるリーダー企業であるGitLabは、自社のリモート文化の創造における課題とソリューションを世の中に共有することにより、他の企業が未来の働き方を受け入れるきっかけとなることを願っています。詳細については、GitLabのリモートマニフェスト(https://about.gitlab.com/company/culture/all-remote/guide/)やリモートワークに関するリソース(https://about.gitlab.com/company/culture/all-remote/resources/)にて確認できます。

本プレスリリースは、米国カリフォルニア州で2021年2月9日(現地時間)に発表したプレスリリースの日本語抄訳版です。英語全文はこちら:http://about.gitlab.com/out-of-the-office/

GitLabについて
GitLabは、DevOpsのライフサイクル全般をカバーするオールインワンのアプリケーションとして、ゼロから構築されたDevOpsプラットフォームです。製品、開発、品質保証、セキュリティおよびオペレーションチームが同一プロジェクト上で同時に作業を行うことを可能にします。DevOpsのライフサイクル全体を通じて、オールインワンのデータストア、UI、権限モデルを提供し、共同作業の効率化と集中的な作業を可能にし、サイクル時間の大幅な削減を実現します。GitLabはオープンソースベースで構築されており、数千人のディベロッパーや数千万人のユーザーから成るコミュニティの力で、DevOpsに絶えず新たなイノベーションをもたらしています。Ticketmaster、Jaguar Land Rover、NASDAQ、Dish Network、Comcastをはじめ、スタートアップから世界的大手企業に至るまで、100,000以上の顧客がGitLabに信頼を寄せ、素早く優れたソフトウェアを作り出しています。GitLabは2014年から完全リモートワークを実践し、68以上の国に1,300人以上の従業員を擁しています。

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