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滋賀県立琵琶湖博物館

世界最小サイズ!カヤネズミの生態

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~世界最小サイズのネズミ科~

【開館時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)   
【場  所】滋賀県立琵琶湖博物館・C展示室

カヤネズミ(Micromys minutus)とは、

日本最小のネズミで、ネズミ科では世界最小サイズ。
体重:約7g
頭胴長(頭からお尻まで):約6~7cm
尾長(しっぽ):約7cm
特技:草の上を歩く。草の葉を細く裂いて編み込んだ巣を作る。
生息環境:背丈の高いイネ科などの草地(河川敷や休耕田、カヤ場、採草地など)
分布:ヨーロッパ、ロシア、中国、韓国、日本(新潟宮城県~鹿児島県)
繁殖期:6月から11月(ピークは9-10月)
現状:生息環境となる草地が全国的に減少しているため数が減っている。滋賀県では希少種としてレッドデータブックに掲載されている種。湖岸のヨシ原にはもちろん、河川敷や山間の休耕田や林内の草地にも生息するが、それぞれの草地が孤立状態にあり、地域レベルでの絶滅が危惧される。

2016年7月からC展示室のヨシ原コーナーで5匹の生体展示を始めました。展示室では、刈り取ってきた草を束ねて草立て専用の穴に刺してやると、次の日には巣が出来上がっています。タイミングが良ければ夕方頃には巣作りを始める様子も観察できます。年間を通して展示室の中でも子育てをしていて、5匹からスタートした飼育も現在では19匹になっています。初めは富山市ファミリーパークで繁殖した子ネズミを譲り受けました。2016年12月には、第2回全国カヤサミットと題して、カヤネズミの市民グループと全国のカヤネズミ飼育館園と情報交換の研究会や一般向けの観察会を開きました。

2017年7月25日現在、今年度3回目の子育て中です。1回目と2回目の子どもたちが巣立ち時期を迎えていて、2回りほど小さな子ネズミが4匹重なって巣から顔を出す様子がとてもかわいらしいです。生後20日程で巣立ちをし、生後2カ月もすれば大人と変わらないサイズになるので、巣立ち直後にしか見られない貴重な様子です。

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