Intelligent Transport Networks製品を開発・製造する Infinera社は、Arista社との共同データセンター相互接続(DCI)ソリューションを評価した独立テスト・レポートの結果を発表しました。
Infinera社とArista社、低遅延・高帯域データセンター相互接続ソリューションの性能評価を実施
カリフォルニア州サニーベール、2015年11月4日発表:Intelligent Transport Networks製品を開発・製造する Infinera社は、Arista社との共同データセンター相互接続(DCI)ソリューションを評価した独立テスト・レポートの結果を発表しました。データセンターおよびエンタープライズ・ネットワーク・ソリューションの独自テストを行っているLippis Report社は、Infinera社のCloud Xpress光DCIトランスポート・プラットフォーム製品とArista社の7280プログラマブル・スイッチング・プラットフォームを使用したエンドツーエンドDCIソリューションの性能テストを実施しました。このテストの結果、Infinera社とArista社の共同DCIソリューションはラインレートの100ギガビット・イーサネット(GbE)スループットと超低遅延を実現し、伝送距離が長くなり、実環境におけるDCIアプリケーションの使用が容易になることが実証されました。
Lippis社が実施したテストの主な結果は、以下の通りです:
・どのようなトラフィックの組み合わせでも、データ損失のないエンドツーエンド100GbEラインレート・スループットを実現。
・異なるデータセンターのサーバ間の遅延は、20マイクロ秒(μs)以下。
・一対のファイバケーブルを持つ単体の2ラックユニット(RU)構成のCloud Xpressで、最大毎秒500ギガビット(Gb/s)の高密度波長多重光通信(DWDM)の帯域幅を達成。
・外部増幅装置なしで150キロ(km)以上の伝送距離を実現。
・Gb/s当たり1ワット以下の低消費電力をCloud Xpressで達成。
・データセンター環境に適した容易な導入と操作を実現。
Lippis Report社の発行責任者、ニック・リピス氏(Nick Lippis)は次のように述べています、「Infinera-Aristaの共同エンドツーエンドDCIソリューションは、低遅延が求められるアプリケーションに特に魅力的であるほか、ビジネス継続性、ワークロード移行、データ・レプリケーション、およびビッグデータ解析などの幅広いDCIの用途に適しています。Infinera社のCloud Xpressは、今までにはなかった、省スペースで取り扱いが簡単なソリューションを提供します。高帯域、低遅延、および低消費電力でデータセンター間を相互接続する必要がある大企業に歓迎されるであろうと考えています」
Infineraクラウドネットワーク戦略・技術副社長、スチュー・エルビー(Stu Elby)は次のように述べています、「当社は、Arista社と共にこの共同DCIソリューションを披露することができて非常にうれしく思います。また、Lippis Reportが実環境の条件でエンドツーエンドのテストを実施し、その性能を独自に評価したことを非常に喜んでいます。当社製品のCloud Xpressは、過去約1年の間に、大規模インターネットコンテンツプロバイダー、インターネットエクスチェンジサービスプロバイダー、および選り抜きの企業を含むさまざまなお客様の環境でその性能が立証されています。私たちはCloud Xpressが、メディア、エンターテイメント、および金融サービスからヘルスケアまでの幅広い層のお客様に満足されることを確信しています」
Arista社事業開発・アライアンス担当副社長、エド・チャップマン氏(Ed Chapman)は、次のように述べています、「当社はInfinera社とのパートナーシップに満足しています。そして、両社の共同DCIソリューションの能力を立証することができて喜んでいます。Lippis Reportは、当社が実施してきたエンドツーエンドのテスト結果を裏付けてくれました。そして、そのテスト対象範囲は100GbEにまで広がりました。また、これらの試みは最近当社が行った当社のCloudVisionソフトウェアとInfinera社のCloud Xpressの統合デモを補完するものです。当社のお客様に完全なソリューションを提供するために、Infinera社と引き続き協力していく所存です」
●Cloudl Xpressについて
Infinera Cloud Xpressは低消費電力で、わずか2ラックユニット(RU)構成でありながら、独自のフォトニック集積回路(PIC)技術を採用しているため、毎秒1テラビットの入出力帯域幅の通信を可能にしています。この省電力で省スペースのCloud Xpress製品は、毎秒500ギガビット(Gb/s)の波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)通信がライン側で可能で、150キロまでの距離では追加のマルチプレクサ―またはアンプが不要で、アンプを使用した場合、600キロまでは一気にデータを送信することができます。また、Cloud Xpressは、簡単なプロビショニングにより効率的なスケーリングができ、オープンなインタフェースによりSoftware Defined Networking(SDN)のアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を使用して既存のクラウドプロビショニングシステムに接続することができます。InfineraのInstant Bandwidth™はお客様のニーズに合ったWDM帯域幅を100 Gb/s単位で、マウスを数回クリックするだけで増設することができます。
Infineraは、2014年にサービスプロバイダー、インターネットコンテンツプロバイダー、インターネットエクスチェンジサービスプロバイダー、および大規模データセンターオペレータ向けにクラウド用WDMソリューションであるCloud Xpressを発表しました。同社は最近、Cloud Xpress製品ファミリーを充実し、100GbEの製品を発表しました。その結果、製品ファミリー群は10GbE、40GbE、および100GbEとなり、お客様の選択幅がより一層拡大しました。また、Infineraは最近、XT-500も発表しました。このコンパクトな製品は最長4,000キロまでをWDM接続するソリューションです。
●補足資料:
・Lippis Report Low Latency Data Center Interconnect using Infinera Cloud Xpress Optical Transport and Arista Data Center Switches
http://www.infinera.com/wp-content/uploads/2015/10/Lippis_Report-Low_Latency_Data_Center_Interconnect-Cloud_Xpress_Arista_Data_Center_Switches.pdf
・Infinera Cloud Xpress resources
http://www.infinera.com/products/cloud/
・Infinera XT-500 brochure
http://www.infinera.com/wp-content/uploads/2015/10/Infinera_DTN-X_XT-500.pdf
・Low-latency Data Center and Financial Networking Brief
http://www.infinera.com/wp-content/uploads/2015/07/AB-Low-latency_Data_Center_and_Financial_Networking.pdf
お問い合わせ先:
報道関係の方々:
アンナ・ビュー(Anna Vue)
Tel:+1(916) 595-8157
avue@infinera.com
投資家の方々:
ジェフ・ハスティス(Jeff Hustis)
Tel:+ 1 (408) 213-7150
jhustis@infinera.com
●Infinera社について
Infinera社(ナスダック: INFN)はIntelligent Transport Networksをネットワーク・オペレータに提供することにより、信頼でき、操作しやすい、高容量の光ネットワークを可能にします。Infinera社の独自の大規模フォトニック集積回路は、最も過酷なネットワーク環境でも使用でき、革新的な光ネットワークソリューションを提供します。Intelligent Transport Networksは、キャリヤー、クラウド・ネットワーク・オペレータ、政府機関、および企業がそれらのデータセンター、都市(メトロ)、長距離、および海底の光ネットワークを自動化し、集中管理し、スケーリングするのを助けます。Infinera社に関してはwww.infinera.com、ツウィッタの場合はTwitter @Infinera、ブログの場合はblog.infinera.comを参照してください。
InfineraとInfineraロゴはInfinera社の登録商標です。
このプレスリリースには将来を見据えた記述だけでなく、Infinera社製品に関する特徴、機能、仕様、および要件に関する記述が含まれています。これらの記述は、結果を保証するものではなく、将来の活動および性能に関する希望的な記述を含みます。実質的な結果はこれらの希望的な記述と異なる場合もあります。Infinera社のビジネスに影響するこれらのリスク、不明確性、およびその他のリスクに関する情報はInfinera社の四半期レポート(Quarterly Report、Form 10-Q)の「危険要因に関する」および他の章に記載されております。このレポートは2015年6月27日までの第一四半期を網羅していて、SEC2015年7月31日に米国証券取引委員会に提出されております。これらのレポートは次のInfinera社のウェブサイトから入手できます、www.infinera.com 。SECに関する情報は次のウェブサイトから入手できます、www.sec.gov。また、弊社はこれらの将来志向の表現を現在は変更するつもりはありません。
以上