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一般社団法人 TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY

「T3 PHOTO ASIA 2026」特別企画展と新セクション「Next Edition」を加え、さらに拡大「T3 BOOK MARCHE」が初参加。日本およびアジア各地から72の出展者が集結

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アジアにおけるアートフォトグラフィー市場の形成へ

○2026年、新セクション「Next Edition」がスタート: フォトブックとプリント・エディションに焦点を当て、新進ギャラリーやプラットフォームを紹介します
○3年目を迎えるT3 PHOTO ASIAの特別展、今年は中国にフォーカス: 「Masters」ではRongRong&inri、「Discover New Asia」ではトーマス・ソーヴィンの《Beijing Silvermine》を紹介します
○「T3 BOOK MARCHE」が今年初めてT3 PHOTO ASIAと同時開催: 日本およびアジア各地から72組が参加し、写真関係者から一般来場者まで、より幅広い人々が集う場を創出します


(C)︎Thomas Sorvin / Beijing Silvermine

一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHYは、アジアにおけるアートフォトマーケットの創出を目指す写真アートフェア「T3 PHOTO ASIA 2026」(2026年10月17日(土)~19日(月)、10月16日(金)プレビューデー、TOFROM YAESU TOWERにて開催)の特別展出展作家を発表いたします。あわせて、同時開催の写真集・出版文化にフォーカスしたブックフェア「T3 BOOK MARCHE 2026」のキービジュアルと出展者72組を公開いたします。
■T3 PHOTO ASIA 2026 特別展
開催3年目を迎えるT3 PHOTO ASIAの特別展は、フェアのギャラリーブースによる展示にとどまらず、アジアにおける写真表現の過去・現在・未来を探るキュレーションプログラムです。

今年は、2つの特別企画展を通して、中国とアジア各地とのつながりに異なる視点から迫ります。「Masters」では、中国人アーティストのRongRong&inriによるアーティスト・カップルを紹介します。家族や場所、そして異なる文化的背景が交わる場に着目した作品を紹介します。「Discover New Asia」では、トーマス・ソーヴィンによる《Things Left Behind》を紹介。長年にわたるアーカイブ・プロジェクト「Beijing Silvermine」と、豊富なフォトブック制作の実践をもとに構成された作品です。

さらに、フォトブックとプリント・エディションに焦点を当てた新セクション「Next Edition」がスタートします。これにより、フェアには約30のギャラリーやプラットフォームが参加し、写真を「展示する」だけでなく、「出版する」「コレクションする」といった多様なあり方をさらに広げます。

「SIGMA」「Marukawa Collection」「T3 NEW TALENT」と合わせ、5つの特別企画プログラムを通して、世代、歴史、表現手法を横断しながら、写真の多様な姿を紹介します。

Discovery New Asia vol.3 (DNA vol.3)
Things Left Behind - トーマス・ソーヴィン
アーカイブを通して、変化し続けるアジアの過去と現在を見つめる《Things Left Behind》は、トーマス・ソーヴィンによる長期的なプロジェクト《Beijing Silvermine》をもとに構成されています。2009年からソーヴィンは、中国で撮影された匿名の写真を収集。アーカイブ、フォトブック、展覧会などを通して、廃棄された日常の写真を読み替え、現代中国の集合的な視覚記憶として提示してきました。
- トーマス・ソーヴィン1983年パリ生まれ。パリと北京を拠点に活動するアーキビスト、アーティスト、パブリッシャー。2009年に、20世紀後半の中国で撮影された100万点を超える匿名の写真を収蔵するアーカイブ《Beijing Silvermine》を設立。フォトブックや展覧会、インスタレーションを通して、見つけ出された写真を日常生活の記録や集合的記憶として捉え直す活動を行っている。

Masters
中国出身のRongRongと日本出身のinriは、1999年に東京で出会い、翌2000年から写真を通じた共同制作を開始しました。今年の「Masters」展の主要作品として紹介される《Tsumari Story》(2012-2014)は、二人の実践を貫く重要なテーマである、共同生活、家族、自然、場所、そして帰属意識を一つに集約した作品であり、中国人と日本人のアーティスト・カップルとして歩んできた二人の軌跡を映し出しています。
- RongRong&inri2007年、北京にThree Shadows Photography Art Centreを設立し、その後、Jimei × Arles International Photo Festivalを立ち上げました。2015年から京都を拠点に活動し、《Jifei Kyoto》を展開。現在はより広範なプロジェクト《Jifei Photography》へと発展し、実験的な制作・発表の場としてJifei-anを設立しています。二人の作品は、M+、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、International Center of Photographyをはじめとする主要な美術館・文化機関で展示・収蔵されています。

SIGMA

Cherub, 2026 / Trevor Key and Peter Saville / Original photograph (C) Trevor Key 1988 / Image from New Order 'Technique' 1989 / Courtesy of New Order

創設以来「T3PA」に協賛・出展するSigma。今年はSigma Foundation刊行の写真集を展示・販売します。また新刊『Trevor Key』(トレヴァー・キー)の刊行記念として国内初の収録作品展示も行います。設立から1年、着実に写真集出版を重ねるSigma Foundationの活動を通じ、写真芸術に主体的参加を試みるSigmaの現在をご覧ください。

Sigma / Sigma Foundationについて
Sigmaは、カメラ、レンズ、アクセサリーの製造販売を行う日本の光学機器メーカーです。「The Art of engineering, Engineering for Art.(芸術の域まで技術を高め、技術を芸術に尽くす)」という哲学のもと、撮影機材の開発・提供を通して表現者の情熱に応えるとともに、2025年に設立したSigma Foundation(一般財団法人 シグマ財団)の写真集出版事業を通じて、写真芸術の支援・振興に取り組んでいます。
www.sigma-global.com/jp/art-projects
www.sigma-global.com

キュレーター梅津元による2つの企画展を開催
写真を理論から問い直す「POST INDUSTRIAL MEDIUM」と、写真の情動に向き合う「帰れない写真」。美術の理論側から写真に向き合ってきた梅津元による2つの展示は、1枚のレコードの表裏あるいは「両A面」として対をなします。ぜひ二つの展示を行き来してお楽しみください。
- 「POST INDUSTRIAL MEDIUM−複製技術時代の終焉」

出品作家(生年順)
高松次郎、木下佳通代、吉田克朗、若江漢字、山崎博、山中信夫、久家靖秀、大島成己、金村修、北野謙、小松浩子、佐野陽一、田中和人、三宅砂織、播磨みどり、相川勝、村上華子、長田奈緒、吉田志穂
協力: Yumiko Chiba Associates、Takuro Someya Contemporary Art、MEM、GALLERY TAGA2、KANA KAWANISHI GALLERY、WAITINGROOM、MAHO KUBOTA GALLERY、KOTARO NUKAGA、eitoeiko、Maki Fine Arts
- 「帰れない写真:帰属と解除と充填と−そして写真は途方に暮れる」(MARUKAWA COLLECTION)

主な出品作家
中山岩太、山沢栄子、音納捨三、椎原治、瑛九、岡上淑子、今井壽惠、川田喜久治、細江英公、森山大道、杉浦邦恵、北井一夫、牛腸茂雄、石内都、築地仁、西村多美子、オノデラユキ、野村在、今坂庸二朗、鈴木のぞみ、須藤絢乃
(作品は全て丸川コレクション収蔵作品)

梅津元 UMEZU GEN
批評家/キュレーター。美術、写真、映像、音楽に関わる領域横断的な活動を展開。近年の主な企画:「伊東篤宏 anima ex machina」(工房親、2026)、「〈うつること〉と〈見えること〉-映像表現をさぐる:60年代から現在へ」(ART OSAKA 2025)、「樋口朋之 DUB/stance」(The White、2024)。埼玉県立近代美術館学芸員(1991-2021)としての主な企画:「DECODE/出来事と記録-ポスト工業化社会の美術」(2019)、「ドナルド・ジャッド 1960-1991」(1999)、「〈うつすこと〉と〈見ること〉-意識拡大装置-」(1994)。

T3 BOOK MARCHE 2026 KV

2026年のT3 BOOK MARCHEには、日本をはじめアジア各都市から出版社、書店、アーティスト、インディペンデント・パブリッシャーが集まります。「アジア」といっても、言語も出版環境も本が読者に届くまでの道のりもそれぞれ異なります。マルシェでは、そうした違いを一括りにせず、実際に本を手に取ることで見えてくる違いやつながりを大切にしています。
今回は、新たに「PASSAGES」というセクションを設け、中国/フランス拠点のLa Maison de Z、バンコクのVacilando Bookshop、ベイルート発のKaph Booksをフィーチャー。日本初紹介となる出版物や新刊を含む写真集・アートブックを紹介します。
会期中は、出版やブックフェアのあり方から、暗室やプリントといった写真の物質的プロセス、本づくりに至るアーティストの思考、AIによる「見ること」の変化まで、写真と本を多角的に考えるトークプログラムも開催。本の背景にある技術や経験、考え方にも触れられる2日間です。
■T3 BOOK MARCHE 2026 出展者一覧
アジア各地より、フォトブック・ZINE・出版物を手がけるアーティスト、出版社、ギャラリー、書店、学校の計72組が出展します。

Island
nagaya paper lab / VERY ORDINARY & CO / Ka.fa. / 中根秀夫 + ギャラリーナユタ / 磯貝風香 / Bureau d'Etudes Japonaises 研究所 / Sara Bensaltana / LIVE ART BOOKS / Li Wei Art Studio / GRAF Publishers / 青山裕企 / spec collective & yi-rou / 世界観研究所 / TSUKIKAGE PRESS / AKIKO YANAGAWA / MAMES / IMAGELESS / 狩野萌&登万里子 / Slow Photo / 三井彩紗 / IG Photo Gallery / Mule Photography / 小左ZUOlab . Izzy / 資延美葵 / Izzy & ZUOLAB / 谜雾舍 Studio_HAZE / CHEE POWER BOOKS / Right, there is nothing. / セサミスペース / サードディストリクトギャラリー / LI TIANJIAO,WANG LIPING / Sachiko Kadoi & Yoko Mazuki / Yucheng Kang / 151画 / 後藤芳貴 / 新多正典 / tsaka.jp 坂口トモユキ / KUA P&V - 京都芸術大学 写真・映像コース / ユナイテッドヴァガボンズ / Photon Observation Club / Kazunari Suzuki / 武蔵野美術大学

Port
0x8x0_no / 2B&H&BEYOND / MAKIKO (Makiko Hall) / motake.com / FAR EAST DARKROOM / 3110 LAB / ホシノヒデキ、小林ななせ / PHOTO atlas / Rosa Gabriela Chavez / Migo / 西野壮平 / Atelier Ricken Backer / Untitled /「」 / MT Gallery / PCT / BDAK × A-gene Press / moment / 青幻舎 / Place M / M Readers Club / 赤々舎 / BATHROOM Magazine / STAIRS PRESS & 文福 / COO BOOKS / BANANAFISH BOOKS / C7C gallery and shop / asterisk books / 日本写真芸術専門学校 / 東京綜合写真専門学校 / torch press / 塩原真澄

Partners
株式会社 東條會館 / RICOH

■T3 BOOK MARCHE 2026 PASSAGES
PASSAGESでは、日本ではまだ出会う機会の少ない出版物を通して、本が土地を越えて人から人へと手渡されていく道のりと、その背景にある出版文化を紹介します。
Vacilando Bookshop|Bangkok
2017年にバンコクでスタートしたVacilando Bookshopは、写真集を販売するだけでなく、読書会やブックトーク、オープンスタジオなどを通して、写真家や読者が継続的に集まる場所をつくってきました。今回のT3 BOOK MARCHEでは、オーナーのWithit Chanthamarit自身が選書し、タイを中心に、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシアへと広がる現在の東南アジアの写真出版を日本で紹介します。
Kaph Books|Beirut
ベイルートを拠点とするKaph Booksからは、レバノンをはじめとするアラブ世界の写真、都市、建築、アーカイブにまつわる出版物を紹介します。Fouad Elkoury『Passing Time』では、5万点に及ぶ自身のアーカイブから、1960年から2017年までのレバノンを写した160点を再編集しています。また、Rania Matar『Where Do I Go?』は、内戦中にレバノンを離れた自身の経験を重ねながら、現在を生きる女性たちを撮影した作品です。
ニュースや政治を通して目にすることの多いこの地域を、写真集を通して見ると、そこにはもっと個人的な記憶や日常、長い時間の積み重なりがあります。
La Maison de Z|Shanghai / Paris
上海とパリを拠点に、写真集やアーティストブックを手がけるLa Maison de Z。T3 BOOK MARCHEでは、中国の現代写真を中心としたセレクションとともに、写真家Michele I. Araziの新刊『Land Of』を紹介します。
今回紹介する新刊『Land Of』は、Araziが4年にわたってアメリカ各地の都市部から離れた地域に滞在し、現地の人々と生活をともにしながら制作したドキュメンタリー・プロジェクトです。写真、音声、短い映像を記録しながら、政治的な対立からアメリカを語るのではなく、そこで出会った人々の日常と、ともに過ごした時間をたどります。写真集では、現地で録音した音声をAIを介してテキストへと展開し、写真とともに編むことで、記録を一冊の本へと組み立てています。
*10月18日にはMichele I. Arazi本人も来場。 美術家・写真家の苅部太郎とのトーク「What Do We Think We See?」では、『Land Of』を出発点に、AIによって写真を取り巻く環境が大きく変わるなか、私たちはイメージの何を見て、何を記録として信じているのかを考えます。

■T3 BOOK MARCHE 2026 トークプログラム
10月17日(土)
12:00~13:00『ダークルーム2026』
モデレーター:金秋雨
ゲスト:蔡嘉辰(写真家、レンタル暗室&ギャラリーBlow-Up オーナー)、三好耕三(写真家)

13:30~14:30『公文健太郎写真集『土は静かである』刊行記念トーク「風土はいかに写されうるか」』
ゲスト:公文健太郎、村上仁一

15:30~17:00『アジアにおける出版とブックフェア : 本がつなぐネットワーク』
通訳/モデレーター:金秋雨
ゲスト:関暐(Banana Fish Bookstore / UNFOLD Shanghai)、網野奈央(Editor / Founder, torch press)

17:30~19:00 未定

10月18日(日)
12:00~13:00『インプット、アウトプット』
モデレーター:金秋雨
ゲスト:System of Culture(アーティスト)、齋藤優太(アーティスト)

13:30~14:30『写真師が目撃した…!東條會舘と写真文化の100年、そしてこれから』

15:30~17:00『What Do We Think We See?』
通訳:金秋雨
モデレーター:阮 叶旻
ゲスト:Michele I. Arazi(写真家)、苅部太郎(美術家/写真家)

17:30~19:00 未定

[T3 PHOTO ASIA 2026 開催概要]
会期|2026年10月17日(土)~10月19日(月)
   *16日(金)はVIP Preview/Opening Reception(招待者のみ)
時間|10月16日(金) Preview
   10月17日(土) Public View 11:00~19:00
   10月18日(日) Public View 11:00~19:00
   10月19日(月) Public View 11:00~17:00
会場|TOFROM YAESU TOWER 6階 東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス
入場|前売券 ¥2,000、当日券 ¥2,500、学生/障害者 ¥1,000 (in Tax)
ディレクター|キム・ジョンウン(金廷恩)
協賛|東京建物株式会社、株式会社シグマ、丸川コレクション
協力|株式会社サンエムカラー
公式Web|https://t3photo.asia
[T3 BOOK MARCHE 2026 開催概要]
会期|2026年10月17日(土)~18日(日)
時間|11:00~19:00
会場|TOFROM YAESU TOWER 1階 檜物町スクエア
入場|無料
ディレクター|キン・シュウウ(金秋雨)
公式Web|https://t3photo.asia/t3bm_2026

公式SNS
Instagram
 T3 PHOTO ASIA:@t3photoasia
 T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO:@t3photofestivaltokyo
X
 @t3photofest

*最新情報は順次、公式Webサイトや公式SNSにて発表してまいりますので、ぜひご注目ください。

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