インドで全公演満席・スタンディングオベーションを記録した話題作を含む、小池博史ブリッジプロジェクト-ODYSSEYの2公演。2027年日印国交樹立75周年を前に、古代叙事詩が問い直す人間の誓いと愛憎。

『OATH&SIN』インド公演より Photo by Hiroshi Koike
小池博史ブリッジプロジェクト-ODYSSEY(株式会社サイ)は、2026年10月および11月、東京・木場のODYSSEY CREATIVE CENTER(OCC) at EARTH+GALLERYにて、世界最大の叙事詩『マハーバーラタ』を原作とする二つの舞台作品を上演します。
10月2日~8日上演の『OATH & SIN ~マハーバーラタより』は、今年インドの国際マハーバーラタ・フェスティバルおよびインド国立演劇学校(NSD)への招聘作品として全公演満席・スタンディングオベーションを記録した新作の、待望の東京初演です。
11月21日~26日上演の『夢七夜 ~ビーマとドラウパディの夢』は、世界的プロジェクト「完全版マハーバーラタ」のスピンオフ作品。夏目漱石『夢十夜』の枠組みを借りた詩的な舞台であり、こちらも東京初演となります。
■ なぜ、いま『マハーバーラタ』なのか
紀元前に成立したとされる古代インドの叙事詩『マハーバーラタ』は、王族の骨肉の争い、英雄たちの誓い、愛と憎しみが絡み合う物語です。総詩節数は10万以上、『イリアス』と『オデュッセイア』を合わせた量をはるかに超え、「世界最大の叙事詩」と称されます。この古典が、いま新たな意味を帯びています。
▶ 戦争と平和の普遍的な問い
骨肉の争いを描く物語の中心にあるのは、「なぜ戦わねばならないのか」「真の平和とは何か」という問いです。解けない矛盾を突き詰めるこの問いは、不安定な国際情勢が続く現代に、重さをもって響きます。
▶ インドの求心力と現代性
インドは今、世界第一位の人口大国として、経済・外交・文化の各領域でプレゼンスを高めています。その自己表現の核に据えられているのが、古代の古典や神話的アイデンティティです。『マハーバーラタ』はその象徴的な存在であり、インドの求心力が増す中、この叙事詩への関心は国境を越えて広がっています。
▶ 単純化できない人間の業
善と悪に割り切れない複雑な登場人物たちの苦悩--権力への執着、愛ゆえの憎しみ、誓いが生む宿命--は、現代を生きる私たちの人間関係や倫理の迷いに深く重なります。
■ 2027年・日印国交樹立75周年へ向けて
日本とインドは2027年に国交樹立75周年(2027 Year of Shared Horizons)を迎えます。経済安全保障、文化、AI人材交流(2030年までに500人招聘)など各分野での関係強化が進められています。
古代インドの魂を宿す『マハーバーラタ』を題材にした本二公演は、この記念すべき節目の前年に届ける、文化的交流の一端でもあります。
■ 公演1|『OATH & SIN ~マハーバーラタより』
2026年10月2日(金)~ 10月8日(木) 全8公演(10/5 休演)
「誓った。だから、縛られた。」
今年、インドの国際マハーバーラタ・フェスティバルおよび、インド国立演劇学校(NSD)に招聘され、全公演満席・スタンディングオベーションを記録した新作。
重要無形文化財(能楽総合)保持者・津村禮次郎が演じるのは、生涯独身の誓いと守護者としての役割の狭間で引き裂かれる英雄ビーシュマ。雅楽演奏家・太田豊が奏でる龍笛・横笛・サックスの音色とともに、伝統の妙技とコンテンポラリーパフォーマンスが交差する60分。権力・犠牲・運命を問う作品です。
『OATH & SIN』詳細ページへ
上演日程
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/80238/table/27_1_b8e40fe4dc5e5e00dd48179b355dd3da.jpg?v=202608311845 ]
★終演後アフタートーク
10月2日 小池博史
10月6日 津村禮次郎 & 小池博史
10月7日 太田豊 & 小池博史
上演時間:約60分(途中休憩なし) 開場は開演の20分前
スタッフ・キャスト
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/80238/table/27_2_9c43eeb3c3b05a0c3fc5878772436ce7.jpg?v=202608311845 ]
■ 公演2|『夢七夜 ~ビーマとドラウパディの夢』
2026年11月21日(土)~ 11月26日(木) 全6公演(11/23 休演)
「愛している。だから、憎む。」
小池博史演出による世界的プロジェクト「完全版マハーバーラタ」のスピンオフ作品として、夏目漱石『夢十夜』の枠組みを借りた詩的な舞台。
すれ違う愛情、嫉妬、悲しみ。二人の奥底に潜む愛憎の形が、映像・音楽・身体表現が交差する空間の中で幻想的に浮かび上がります。バリ舞踊家・俳優の小谷野哲郎と、舞踊家・俳優の福島梓が、古代の愛憎を現代の感覚で体現します。
『夢七夜』詳細ページへ

『夢七夜』 Photo by Hiroshi Koike
上演日程
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/80238/table/27_3_27d317e875ee799e9cdff5a9b935d2a1.jpg?v=202608311845 ]
★終演後アフタートーク
11月21日 小池博史
11月24日 下町兄弟 & 小池博史
11月25日 小谷野哲郎 & 小池博史
上演時間:約60分(途中休憩なし) 開場は開演の20分前
スタッフ・キャスト
[表4: https://prtimes.jp/data/corp/80238/table/27_4_388fcbc38eb34755ec3103c8ea497959.jpg?v=202608311845 ]
■ チケット情報
各公演 限定50席
[表5: https://prtimes.jp/data/corp/80238/table/27_5_7586f64bc42450b2a174f1d1f038e27d.jpg?v=202608311845 ]
チケットに関するお問い合わせ:hkbpyoyaku@gmail.com
※ 3才以下のお子様のご入場はご遠慮いただいております。
■ 会場

ODYSSEY CREATIVE CENTER(OCC) at EARTH+GALLERY
〒135-0042 東京都江東区木場3-18-17
東京メトロ東西線「木場」駅3番出口 徒歩6分
東京メトロ東西線「門前仲町」駅1番出口 徒歩13分
2026年7月始動。身体・思想・音・映像など、異なる表現が出会う創造拠点。スタジオ・ギャラリー・カフェを備えた国際共同制作のハブ。
■ クリエイティブディレクター・小池博史

空間演出家・作家・振付家・映画監督。茨城県日立市生まれ。一橋大学卒業。「パパ・タラフマラ(1982~2012)」、「小池博史ブリッジプロジェクト-ODYSSEY(2012年~現在)」主宰。演劇・舞踊・美術・音楽などのジャンルを越えた作品群を18カ国で100作品以上創作し、42カ国で公演。各国アーティストとの共同制作、国際的なワークショップを多数実施。武蔵野美術大学教授を歴任。
■ 公演クレジット
主催:株式会社サイ
共催:特定非営利活動法人ブリッジフォージアーツアンドエデュケーション
協賛:蓑田秀策(一般財団法人100万人のクラシックライブ 代表理事)、株式会社長谷萬
■ 公演チラシ
■ お問い合わせ
株式会社サイ/小池博史ブリッジプロジェクト-ODYSSEY
TEL:03-3385-2066
Mail:sai@kikh.com
HP:https://kikh.com
取材・画像提供について
制作担当:穂坂裕美・川之上恭弘