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日鉄エンジニアリング株式会社

合成床版橋「パネルブリッジ(R)」が海外橋梁に初採用

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日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区)は、日本製鉄株式会社(代表取締役社長:橋本英二、本社:東京都千代田区)の協力のもと、日本政府によるタンザニア連合共和国への無償資金協力事業(ODA)「ダルエスサラーム市交通機能向上計画」のうち、ゲレザニ橋向けのパネルブリッジ(R)※1の製作を受注し、このたび三井住友建設(株)による現地架設が竣工いたしました。海外向けにパネルブリッジ(R)が採用されたのは、今回が初めてとなります。

ゲレザニ橋は、タンザニアの経済・流通の中心都市であるダルエスサラーム市において幹線道路の慢性的な渋滞を解消するためにゲレザニ道路を整備する事業の一環として建設された橋梁で、鉄道を跨ぐ架設となるため、パネルブリッジ(R)の急速施工・低桁高(桁高制限に対応)の特長に加え、再塗装のメンテナンスが不要な日本製鉄(株)の耐候性鋼材(JIS規格品)を使用している点などが、今回タンザニア政府に評価されました。

パネルブリッジ(R)は、合成床版と主桁を一体化した主桁パネルと、中間床版パネルによって構成される新しいタイプのユニット式合成床版橋梁で、工場で予め主桁および合成床版の鋼殻を一体化し、現場施工の簡略化・短工期化を実現します。また、吊り足場、床版型枠の設置・撤去など現場での桁下作業が発生しないため、特に橋梁が道路や鉄道を跨ぐ場合に最小限の交通規制での架設が可能となり、交通渋滞など周囲への負担も軽減できます。

今後も日鉄エンジニアリング(株)と日本製鉄(株)は、協働して主にアジア・アフリカ地域の道路(橋梁)整備事業に、パネルブリッジ(R)を積極展開し、日本政府の重要施策である日本の高度な技術を生かして途上国の開発に資する「質の高いインフラ」※2の輸出に貢献してまいります。

パネルブリッジ(R)の詳細はこちら:
https://www.eng.nipponsteel.com/business/building_and_infrastructure/bridge_products/panel_bridge/

※1 軽量・低桁高・急速施工を実現する、当社開発の新しいタイプのユニット式橋梁。
※2 自然災害などに対する「強靭性」、誰ひとり取り残されないという「包摂性」、社会や環境への影響にも配慮した「持続可能性」を有するもの。

【案件概要】

[表: https://prtimes.jp/data/corp/91727/table/31_1_639cc600b5cc7c4a6dcdd8992e7cda54.jpg ]

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