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一般社団法人miraii

「支援をやめないために、続く形をつくる。」一般社団法人miraiiの失敗から学ぶ、助成金勉強会 8月9日に開催

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一般社団法人miraii(愛知県名古屋市瑞穂区)は2026年8月9日、NPO・任意団体向けの助成金勉強会を開催しました。“誰か一人の負担の上にある支援”を止めるために開催しました。

支援が、誰か一人の負担の上に立っている

一般社団法人miraiiも、かつてはそういう団体でした。

そこから抜け出すために獲得したのが、2023年度のWAM助成1,560万円です。 喜んだのも束の間、翌年度にはしごを外され、続けていた小児慢性特定疾患を持つ子への支援を止めることになりました。

支援が誰か一人の持ち出しの上に立っていると、その人が倒れたとき、支援も一緒に止まります。 困るのは、そこに通っていた人、頼っていた人です。

同じことが起きる団体を減らしたい。
支援対象者に、途切れない支援が届くようにしたい。

その願いから、2026年8月9日(日)、NPO法人・一般社団法人・任意団体の運営者に向けた勉強会「助成金を獲るということ/助成金を獲るには」を開催しました。

参加団体

今回参加されたのは、次の2団体です。いずれも、それぞれの分野で長く活動を続けている団体です。

日本アラジール症候群の会
希少疾患であるアラジール症候群の患者・家族がつながり、情報を共有する場として2007年に設立された患者・家族会。学会でのブース出展など、病気を知ってもらうための活動を続けています。
https://www.alagille.jp/

発達が気になる子の親の会Pono
知的障害・発達障害・学習障害のある子を育てる親が、情報交換や交流を行う団体。名古屋市を中心に、オンラインでの相談の場や交流会を開いています。
https://www.instagram.com/pono.nagoya/

いちばん多かったのは、申請書の質問ではなかった

申し込み時に寄せられていた関心は、次のようなものでした。
- 助成金を獲った後のことが知りたい
- 助成金を獲るための準備を知りたい
- 助成金を獲る事業の作り方を知りたい
- どこで助成金の情報を得ているのか

そして当日、最も時間を使うことになったのは、次の2つでした。
- 自分がやろうと思っている事業で、助成金は獲ってこられるのか
- そもそも、そういった事業が思いつかない

申請書の書き方ではありません。
その手前、事業をどう組み立てるかというところで止まっていました。

助成団体がお金を出したいのは、その団体ではない

当日、繰り返しお伝えしたことがあります。

助成団体がお金を出したい相手は、申請してきた団体ではありません。 その団体が行う事業の、その先にいる支援対象者です。

「私たちの団体はこんなに良いことをしています」
「団体の運営費が足りません」

そう書いても、多くの場合、助成は下りません。切実な問題であることは事実でも、助成金はそこには出ないためです。

出るのは、事業に対してです。 その事業によって支援対象者に何が起き、その先の社会に何が変わるのか。そこに投資するのが助成金だからです。

だから、事業が組み立っていなければ、書きようがありません。 逆に言えば、事業が組み立った時が、助成金の出る時です。

「事業が思いつかない」と「申請が通らない」は、同じところでつまずいています。

では、事業はどう見つけるのか

当日お伝えしたのは、次のような考え方です。

ゼロから思いつく必要はない。
今やっている活動の、すぐ隣を見る。今の支援領域に近くて、今はないけれど、あることで助かる人がいること。それが事業になりやすい。

無償でやっていたことに、値段はつけにくい。
これまで無料だったものを有料にすると、多くの人が離れます。miraii自身も経験しました。値段をつけるなら、最初からつける。

誰が払うのかを、決めておく。
保護者や利用者本人に払ってもらう形にすると、単価を上げた瞬間に利用が減ります。企業や行政に向けた事業のほうが、続けやすい。

「欲しいな」と「お金を払う」は、別のこと。
ニーズがあることと、人が実際に利用することはイコールではありません。無料なら使う、という声はニーズではない。

miraii自身も、この順番で組み立ててきました。

水泳教室「いるかきょうしつ」は、もともと個人事業として行っていた水泳指導を法人に移し、対象を広げ、支援対象者に合わせた指導を行うために組み立てたものです。もともと収益が回っていた活動を土台にしたため、助成金がなくても運営が成り立っています。

そこから派生した指導者育成事業は、現在は助成を受けていますが、2026年度後期からは企業向けの有償プログラムとして提供する計画です。助成の面談でも「助成が切れた後、この事業を自分たちで続けられますか」と問われました。

助成金は、始めるためのお金

助成金には期間があります。

期間中に整えた体制、雇った人、借りたものは、期間が終われば手元に残りません。助成金で雇用した人の契約は、助成期間の終わる年度末までです。翌年度に繰り越して雇い続けることはできません。

似た事業で別の財団に申請し続けても、条件に合う先はいずれ尽きます。

だから、出口を決めてから申請する。 助成金で時間を買い、その期間のうちに、自分の足で立てる形をつくる。

助成金は、

始めるためのお金であって、依存し続けるためのお金ではない

というのが当日いちばん強くお伝えした点でした。

2026年度後期、オンデマンド講座として公開します

今回の内容は、2026年度後期にオンデマンド講座として公開する予定です。

一回の勉強会で届く範囲は限られています。 日程が合わない団体、遠方の団体、そして今まさに一人で背負っている人にも届けたいためです。

今回いちばん多かった「事業が思いつかない」という問いについても、扱う内容を加えていきます。

公開時期や視聴方法は、決まり次第、一般社団法人miraii公式LINEでお知らせします。

公式LINE:https://lin.ee/yMV7xNHs

実施概要 
名  称 助成金を獲るということ/助成金を獲るには
日  時 2026年8月9日(日)9:30~11:30形式
会  場 愛知県・刈谷市総合文化センター+オンライン(Zoom)
参 加 費 1,000円
登 壇 者 加藤めぐみ(一般社団法人miraii 理事長)
主  催 一般社団法人miraii

団体概要
一般社団法人miraii
所在地:愛知県名古屋市瑞穂区彌富通4丁目30番地
代表者:理事長 加藤めぐみ
設立:2022年
事業内容:小児慢性特定疾患児への日常支援、難病患者への就労支援、水泳教室「いるかきょうしつ」の運営ほか
公式サイト:https://miraii.org
公式LINE:https://lin.ee/yMV7xNHs

助成金獲得実績
2023年度 一般財団法人 愛知難病救済アマチン基金50万円
2023年度 独立行政法人福祉医療機構(WAM助成)1,560万円
2024年度 一般財団法人BNI財団ジャパン約35万円
2026年度 公益財団法人小林製薬青い鳥財団50万円/5年間継続助成・計250万円
2026年度 公益財団法人住友生命健康財団150万円/2年間継続助成・計300万円

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