茨城県境町「道の駅さかい」と沖縄県国頭村「道の駅ゆいゆい国頭」は友好交流協定を締結しており、今回の豪雨被害を受け、ふるさと納税の仕組みを活用して国頭村の支援を行います。
茨城県境町 沖縄県豪雨で被災の国頭村ふるさと納税代理寄付受付開始
茨城県境町が沖縄県国頭村の「ふるさと納税災害支援代理寄付」受付を開始
令和6年11月8日から10日にかけて、沖縄本島北部を記録的豪雨が襲いました。
沖縄県国頭村(村長:知花靖)でも、村内を流れる比地川が氾濫し、浸水被害や土砂崩れ、断水などの被害が発生しております。
現在、迅速な復旧復興の対応が急がれていますが、今後も降水が予報されており予断を許さない状況です。
茨城県境町(町長:橋本正裕)では、被災自治体の負担にならない支援方法として、ふるさと納税総合サイトイト「ふるさとチョイス」において、「ふるさと納税の代理寄付」を11月11日(月)より開始いたしました。
集まった寄付金は、国頭村へ全額お届けいたします。
代理寄付ページ「ふるさとチョイス」
沖縄県国頭村災害支援:https://www.furusato-tax.jp/saigai/detail/2581
ふるさとチョイス 令和6年11月沖縄豪雨 沖縄県国頭村災害支援寄付画面
境町と国頭村の関わり
境町の「道の駅さかい」と沖縄県国頭村の「道の駅ゆいゆい国頭」は、平成30年4月24日に友好交流協定を締結して以来、令和2年8月、境町は、道の駅さかい内に国頭村アンテナショップ「沖縄県国頭村公設市場」をオープンするなど交流を深めてきました。
道の駅さかい「国頭村公設市場」オープニングセレモニー 境町橋本町長(左)国頭村知花村長(右)
道の駅間の交流をきっかけに、境町内の中学生を国頭村に派遣しリーダーシップ研修を実施するなど、両自治体の交流が深化しています。
茨城県境町と沖縄県国頭村交流の様子
また、国頭村との交流をきっかけに、令和6年10月には沖縄県北部市町村会市町村長の皆さんが境町を視察に訪れるなど、さらに交流が広がっています。
令和6年10月28日沖縄県北部市町村会市町村長が境町を視察に訪れました
「ふるさと納税の代理寄付」とは
被災した自治体の代わりにふるさと納税の支援金を受け付けることで、寄付者の税控除に必要な寄付金受領証明書の発行やワンストップ特例申請書の受付事務などを実施する仕組みです。
被災した自治体の事務負担を軽減することで、自治体は災害対応に専念できるほか、人々の関心が高い時期に寄付を募ることが可能になります。
2016年の熊本地震の本震の翌日、茨城県境町がふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都品川区、代表取締役:川村憲一)と連携し、国内で初めて「代理寄付」の仕組みをスタートしました。
境町が「代理寄付」を始めたきっかけは、約20億円の甚大な被害を受けた2015年9月の関東東北豪雨です。ふるさと納税を通じて全国から多くの寄付が寄せられ助けられた一方で、受け付け業務の負担が課題となりました。その時の経験から、橋本正裕境町長が「ふるさと納税の代理寄付」の仕組みを発案・実行し、1億円以上の寄付を熊本県に届けています。
2016年8月10日 熊本県庁で蒲島熊本県知事に寄付金を手渡しする橋本町長
「ふるさと納税の代理寄付」は、自治体間で支え合う仕組みとして全国に広がっています。
この、災害支援における「ふるさと納税の代理寄付」の取り組みが評価され、境町は、ふるさとチョイスアワード2016(https://award.furusato-tax.jp/2016/)において「審査員特別賞」、第12回 日本ファンドレイジング大賞(https://jfra.jp/news/39773)において「特別賞」を受賞しました。