インドビハール州Cherki村ーー【4年間政府学校に通っていても読み書き計算ができない】こどもたちに学びを機会を

NPO法人結び手(Musubi-Te Foundation、代表理事:福岡洸太郎)は、2026年5月25日、インド・ビハール州ガヤ県Cherki(チャーキ)村で新たに基礎教育活動を開始しました。
同村には約200人の子どもたちが暮らしており、今回の初回活動には約70人の子どもたちが参加しました。村には政府学校がありますが、4年間学校に通っているにもかかわらず、基礎的な読み書き・計算が十分にできていない状況です。
結び手は、こうした「学校に通っているにもかかわらず、学ぶ機会が実質的に保障されていない」現実に向き合い、Cherki村での学習支援を開始しました。
■背景:学校に「通う」ことと、実際に「学べる」ことの間にある大きな差
Cherki村には政府の学校があり、子どもたちは学校に通うことができます。しかし、学校に通っていても、読み書きや計算といった基礎学力が十分に身についていない子どもたちがほとんどです。
代表(福岡)が現地で確認したところ、村には私立学校に通う子どもが5人ほどおり、その子どもたちは読み書きや計算ができる一方で、それ以外の多くの子どもたちは基礎的な学習内容に課題を抱えていました。中には、4年間政府学校に通っているにもかかわらず、読み書きや計算が全くできない子どもたちも少なくありませんでした。
こうした状況を受け、結び手は子どもたちがそれぞれの理解度に応じて学び直せる基礎教育活動をCherki村で開始しました。
■活動の様子
2026年5月25日、結び手はインド・ビハール州ガヤ県Cherki村で、初回となる基礎教育活動を実施しました。
Cherki村には約200人の子どもたちが暮らしており、今回の活動には約70人の子どもたちが参加しました。活動場所として使用しているのは、政府学校の廊下です。村の人々から協力を得たことで、子どもたちが集まり、学ぶための場をつくることができました。
初回活動では、そもそも勉強をすることの意義、勉強をしないことによってどのようなリスクが潜んでいるのかを説明し、動機づけを行いました。
子供たちは勉強をしないことが当たり前だった今までから代わり、自身の夢や目標のために学びたいと考え出す新たな視点を得て目を輝かせた様子でした。
村の大人たちも「本当は勉強をさせた方がいい」とは思っている人が多いのですが、一方で教育を受けたことがない大人たちは「政府の学校が何も勉強をさせていないこと」に気がつくこともなく、「毎日ちゃんと勉強している」という認識でした。
結び手の活動を通じて読み書き計算はもちろん、躾、道徳教育を通じた高い倫理観をもつ人間教育、コミュニティ形成を目指していきます。
結び手は今後も、地域の協力を得ながら、子どもたちが継続的に学べる環境づくりを進めていきます。

初回授業の様子
■今後の展望
結び手は今後、Cherki村での活動を継続し、これまでの活動地同様、子どもたちの基礎学力向上に向けた学習支援を行っていきます。
- 文房具の整備
活動開始に向け、子どもたちが学習を継続できる最低限の文具を準備します。
- 基礎教育(読み書き・計算)の再構築
到達度に応じて「今いる地点」から学び直せる設計で、読み書き・計算の土台をつくります。
- ライフスキルトレーニングの導入
子ども新聞、絵本、紙芝居、カードゲーム等を活用し、考える力・伝える力・他者尊重・不正への耐性を育む要素を組み込みます。
(教材例:結び手オリジナル教材/UNICEF教材等の枠組みも参照し、現地に合わせて運用)
(▷道徳教育Garima Classに関するプレスリリースはこちら)
結び手は、外部環境によって努力する機会を奪われている子どもたちに対し、学びの機会を届けることで、一人ひとりが自分の可能性を広げられる社会を目指して活動を続けていきます。
■代表コメント
この活動地で24ヶ所目となります。
まだまだ多くの村・スラムで
学校がそもそもない、機能していないために「当たり前に勉強できない子供」
何も読めず、計算できないまま大人になることで「当たり前に騙される大人」
倫理観を何も育まずに育つことで「当たり前に加害者になる構造」
がいます。
結び手はそのような子供に機会を与え、騙されず、加害者にならない構造を教育を通じて作っていきます。
■団体概要
団体名:NPO法人 結び手(Musubi-Te Foundation)
ミッション:外部環境が原因で努力できない人に機会を提供する
代表理事:福岡 洸太郎
Web:https://www.musubite.org/
■本件に関するお問い合わせ先
NPO法人 結び手(Musubi-Te Foundation)
広報/取材窓口:info@musubite.org