南山城村名産のお茶を入れた4斗樽で鏡開き
大阪国際大学・大阪国際大学短期大学部の学生たちが、京都府唯一の村・南山城村で活動するにあたって拠点となる「高尾 憩の村宿『薫笑庵』」が、10月19日(月)に開庵し、手仲圓容村長らを招いて開庵式が執り行われた。
式は秋晴れの空の下、学生の司会で進行。学校法人大阪国際学園の奥田吾朗理事長は、「学生たちと村の人々とのこれまでの取り組みが一つの形として結実した。この薫笑庵を中心に、地域の発展にさらに寄与していきたい」と挨拶。また大阪国際大学・大阪国際大学短期大学部 宮本郁夫学長は「学生と地域の方々との交流に加え、今後は海外への発信や産官学連携など大学としても貢献していきたい」と展望を語り、手仲村長は、「魅力ある村づくりは構想から実践へ移る時期を迎えており、国際大の英知と学生のパワーを借りることは大きな推進力になる」と期待を述べた。学生代表の湯川大地さん(「ひと・まち・つくる」プロジェクト副代表、4年次生)は、これまでの取り組みを紹介し「さらに、様々な取り組みを行っていきたい」と意気込みを語った。
同村との産官学連携調印式の後、4斗樽に南山城村名産のお茶を入れて鏡開きを行い、村の新米を使ったおにぎりやお茶が来場者にふるまわれた。
南山城村では、近隣の小学生らと田植え、稲刈りや茶摘みなどの農業を体験したり、学生が意見交換会で村の活性化への提案をするなど年間延べ600人の学生が活動してきた。今後は、この古民家を拠点に、地域住民と学生の交流を深めるとともに、留学生の参加やゼミやクラブの合宿所としても活用し、学生の活動の幅を広げていく。
当日の様子はこちらにも掲載
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