高松建設株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:高松孝年、以下当社)は、東京都新宿区市谷仲之町にて賃貸マンションを建設し、2月28日に竣工を迎えました。本物件は白鶴酒造株式会社からの依頼を受け、当社が共同住宅を設計・施工したものです。


■老舗日本酒メーカーの白鶴酒造株式会社が社宅・倉庫を新築賃貸マンションへ
本物件は白鶴酒造株式会社が社宅・倉庫として使用していた当該地を、1階にクリニックが入居する賃貸マンションとして建替えたものです。南から北にかけて広くなる敷地に合わせ、Wing(南棟)は片廊下、Crest(北棟)は2~4階を中廊下かつ5~6階を片廊下とすることで、日影規制を考慮しながら無駄なく設計しました。
■長い歴史を持つ老舗企業に相応しい普遍のデザイン
創業270年を超える長い歴史を持つ白鶴酒造株式会社に相応しく流行に左右されない普遍性と、時代を捉えたより都会的なスタイルの2面性を持たせたデザインを創造しました。
大通りに面する東面は飽きの来ない暖かみのあるベージュと、約70mの敷地間口を活かしたバルコニーの面が連なるダイナミックなデザインで存在感を強調。一方で閑静な低層住宅地に面する西面は周辺への圧迫感を抑え、開放感を高めるためにガラスを多用したスタイリッシュなデザインとし、東西でイメージが違う外観となっています。
■単身者がメインターゲットの高級賃貸マンション
単身者をメインターゲットとした1K、1DKや、単身者・新婚世帯がターゲットの1LDKの全87戸で、オートロックや防犯カメラといった防犯設備のほか、宅配ボックスや全戸トイレ内手洗い場設置というこだわりがあり、コロナ時代にも安心できる設備を備えています。
また、北棟西側の上階は低層建物が多いため眺望がよく、とくに最上階の住戸では日影規制でセットバックした箇所を利用して広くルーフバルコニーを配置し、眺望を楽しめるゆとりの空間を創出しました。
■地域住民の方の安心を守るかかりつけへ
1階には薬局とクリニック3医院が入り、医療モールとして開業を予定しています。近隣の大学病院とも連携しやすく、曙橋駅から徒歩3分、また、バス停が目の前という事もあり、入居者だけでなく周辺住民の方が気軽にかかれるクリニックとしての機能を目指します。
■高松建設独自の耐震標準
地震や台風が相次ぐ日本において、建物は人と資産を守るための強さが必要です。当社が手掛ける建物は、建築基準法で定める地震力(※1)を15%(※2)も上回る厳しい設計基準に基づき設計・施工しています。
※1 地震力:地震により建築物などの構造物に加わる水平方向の力
※2 鉄筋コンクリートラーメン構造に限る。鉄骨造、鉄筋コンクリート壁式構造は除きます

■発注者
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/10262/table/46_1.jpg ]
■計画概要