多くの芸術家たちがそこに暮らし、自身の芸術活動の拠点としていた「池袋モンパルナス」
本展では、本年3月まで東京国立近代美術館にて没後40年展が開催されていた熊谷守一を中心に、池袋モンパルナスにかかわった作家たちの作品を集積し幅広くご紹介いたします。芸術の街・池袋ゆかりの作家と作品の数々をお楽しみください。

熊谷守一「あやめ」シルクスクリーン 33.5×24cm 1975年
1930年代、豊島区西池袋・椎名町・要町・長崎・千早周辺に、いくつもの貸しアトリエが生まれました。これらはアトリエ村と呼ばれ、多くの芸術家たちがそこに暮らし、自身の芸術活動の拠点としていて、「池袋モンパルナス」と称されました。
熊谷守一と池袋モンパルナスの作家たち展
■会期:2018年6月20日(水)~26日(火)
■会場:池袋本店本館6階(中央B8)=西武アート・フォーラム
※最終日6月26日(火)は、当会場のみ午後4時にて閉場いたします。
出品予定作家(順不同・敬称略): 熊谷 守一、林 武、靉 光、福沢 一郎、浜田 知明、松本 竣介、麻生 三郎、吉井 忠

熊谷守一「たねまき」木版画 26.5×19cm 1977年
*作家プロフィール
熊谷 守一(1880~1977)
1880年 岐阜県に生まれる
1900年 東京美術学校入学、同期に青木繁や和田三造ら
1932年 池袋モンパルナスと称される地域の近くに土地を借り家を建てる
1967年 文化勲章の内示を辞退
1977年 逝去
1985年 豊島区千早に「熊谷守一美術館」開館

熊谷守一「新神楽」木版画 19.1×26.6cm 1977年
(C)MORIKAZU KUMAGAI