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株式会社朝日新聞出版

元みずほ銀行マンの著者が巨大銀行の病巣を深くえぐる長篇経済小説『抗争 巨大銀行が溶融した日』10月7日発売

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ATMシステム障害、暴力団不正融資、そして行員刺殺事件…。存亡の危機に瀕する巨大銀行は再生できるのか!?

不祥事の背後に蠢く派閥争い、
巨大銀行の闇を描く迫真のストーリー(郷原信郎〈弁護士〉)

「コンプライアンス」という虚実の壁を
むき出しにした必読の金融サスペンス(ロバート キャンベル〈東京大学教授〉)

■あらすじ
2011年3月、東日本大震災義捐金振込の集中により、ミズナミ銀行ATMにシステム障害が発生した。頭取の八神圭太郎は責任を取って辞任に追い込まれる。大洋産業銀行、扶桑銀行、日本興産銀行の三行が合併して誕生したミズナミ銀行は、それぞれが派閥を形成し信頼回復そっちのけで主導権争いを展開していた。やがて系列のクレジット会社による暴力団不正融資が発覚、コンプライアンス統括部次長の橋沼康平と警視庁組織犯罪対策部の齊藤弘一は真相解明に動き出す。前後して、コンプラ統括部の北沢敏樹が何者かに刺殺された。手口の鮮やかさからプロの犯行と思われたが……。

―この銀行は腐っていると思わないか。誰もが無責任だ。未だに三つの銀行のままで暮らしている。三人寄れば文殊の知恵と三行が集まって理想の銀行を作ろうとしたはずだ。
―難しい問題になればなるほど、この銀行の経営者は当事者意識を失って行くという不思議な性向があるからだ。私は、それをこの際、徹底して破壊してやる。            (本文より)

■書籍情報
『抗争 巨大銀行(メガバンク)が溶融(メルトダウン)した日』
著者:江上剛
判型:四六判/360頁
定価:1728円(税込)
発売:10月7日
カバーデザイン:片岡忠彦
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=17422

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