19世紀イギリスを舞台に、孤児の少年の成長を描く、文豪ディケンズの傑作長編。新完訳の決定版です。
株式会社偕成社(出版社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:今村正樹)は、『オリバー・ツイスト』の新完訳版を2019年12月上旬に刊行します。

ディケンズの傑作『オリバー・ツイスト』とは?
孤児として生まれ、オリバー・ツイストと名付けられた少年。過酷な環境に生きながらも、まっすぐな心を失わないオリバー少年は、孤児院を脱走、ひもじさに耐え、ロンドンにたどり着く。しかしロンドンでオリバーが身を寄せることになったのは、フェイギン老人に率いられたスリ軍団の巣窟だった……。
『クリスマス・キャロル』で知られるイギリスの文豪・ディケンズ(1812-1870)の傑作と言われ、世界中で読み継がれてきた『オリバー・ツイスト』。孤児のオリバー少年を主人公に、19世紀ロンドンの階級社会を、批判も込めて描き出した作品です。
新訳版『オリバー・ツイスト 上巻』『オリバー・ツイスト 下巻』のみどころ
(1)数多くの翻訳作品を手がける、山本史郎さん・斎藤兆史さんによる完訳
山本史郎さんは、東京大学総合文化研究科名誉教授・昭和女子大学教授。著書に『名作英文学を読み直す』ほか、『トロイアの黒い船団』などのサトクリフ作品、『ホビット』などのトールキン作品の翻訳書が多数あります。
斎藤兆史さんは、東京大学大学院教育学研究科教授。著書に『英語達人列伝』『教養の力 東大駒場で学ぶこと』他、翻訳書に『少年キム』『不思議なみずうみの島々』などがあります。
お二人の強力タッグで、新しい名訳が誕生しました。原書の全文を訳した「完訳」であることも、大きな魅力です。
(2)読みやすく分かりやすい訳文
原書は1838年刊行、舞台も刊行時と同じ19世紀のイギリスと、今の時代には理解しにくい描写もありますが、この『オリバー・ツイスト 上巻』『オリバー・ツイスト 下巻』では、原書に忠実ながら訳文にこだわり、読みやすいよう工夫されています。それにより、複雑な時代背景や人物描写につまづくことなく、物語に入りこむことができます。
対象年齢は小学校高学年から。上下巻合計876ページで、大人もしっかり楽しめるボリュームです。
クリスマスや冬休みのプレゼントにも! 上下巻セットも同時期発売
上下巻の発売と同時期で、化粧ケース入りの2巻セットも発売します。クリスマスや冬休み休暇の読書にも最適です。

『オリバー・ツイスト 上下巻セット』
大人の方へのプレゼントにもできる、シックなデザインのケースに上下巻を入れ、セットにしました。
定価:5,000円+ 税
対象:小学校高学年から
ISBN コード:978-4-03-744201-9
発売時期:2019年12月上旬予定
◎偕成社HP書誌情報:
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784037442019
※ケースの画像はイメージです。
この冬、世界中で読み継がれる名作を、新たな完訳決定版で。ぜひ貴媒体でのご紹介をご検討ください。
書籍概要
【著者紹介】
作:チャールズ・ディケンズ
19世紀イギリスの文豪。貧しい人々の視点で大きな物語を描く。代表作に『二都物語』『クリスマス・キャロル』『大いなる遺産』など多数。
訳:山本史郎(やまもと・しろう)
東京大学総合文化研究科名誉教授。昭和女子大学教授。著書に『名作英文学を読み直す』ほか、『トロイアの黒い船団』などのサトクリフ作品、『ホビット』などのトールキン作品の翻訳書多数。
訳:斎藤兆史(さいとう・よしふみ)
東京大学大学院教育学研究科教授。主な著書に『英語達人列伝』『教養の力 東大駒場で学ぶこと』他、翻訳書に『少年キム』『不思議なみずうみの島々』など多数。

【書籍詳細】
書名:オリバー・ツイスト上巻、オリバー・ツイスト下巻
作:チャールズ・ディケンズ
訳:山本史郎、斎藤兆史
絵:寺崎百合子
定価:各2,500円+ 税
対象:小学校高学年から
サイズ:19cm×14cm
ページ数:上巻428ページ、下巻456ページ
ISBN コード:
上巻・978-4-03-744190-6
下巻・978-4-03-744200-2
発売時期:2019年12月7日
◎偕成社HP書誌情報:
上巻 https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784037441906
下巻 https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784037442002