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株式会社パステルコミュニケーション

89.8%の高学年ママが発達障害・グレーゾーンの子どもの集団生活に困りごとがあると回答~【SST教材付】お家でできる対応まるわかりBOOK無料ダウンロード開始~

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子どもの発達の悩みごとを解消する情報サイト「パステル総研」を運営する株式会社パステルコミュニケーション(本社:東京都豊島区/代表取締役:吉野加容子)は、「発達障害グレーゾーンの子の集団生活における人とのかかわりに関するアンケート」を実施しました。回答者はパステル総研読者/メルマガ読者、発達科学コミュニケーショントレーナー・リサーチャー187名。本日はそのうち小学校高学年の解析結果をご報告いたします。アンケート結果を受けて作成した、『小学生高学年の集団生活の困りごと徹底調査!おうちでできる対応まるわかりBOOK』の無料ダウンロードを本日より開始いたします。アンケート詳細・ダウンロードはこちら< https://www.agentmail.jp/lp/r/899/2662/

発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、人との付き合いやコミュニケーションに難しさがあり、集団生活がスムーズにいかないことが多くあります。特に小学校高学年になる4~6年生は、周りの子どもたちとの違いに気づき始め、劣等感を抱いたり辛い思いをしてしまうこともあります。そこで今回パステル総研では、発達障害・グレーゾーン小学生の保護者を対象とした、子どもの集団生活の困りごとに関するデータリサーチを実施しました。本日は、そのうち高学年(49名)の解析結果をご報告いたします。

データリサーチにご協力くださった方のお子さん

小学校での集団生活で困りごとを抱えていますか。(高学年のみ)

このように、90%の回答者がお子さんが集団生活で困りごとがあると回答しました。

発達障害・グレーゾーンの小学生高学年の集団生活の困りごとTOP10

自分の子どもが小学校での集団生活に困りごとがあると、お母さんの目の前で起こることではないので助けるのが難しくて心配です。「集団生活に困りごと」があると言っても、お友達の輪に入れないといった様子から、自分が困っている時に助けを求められないといった様子までさまざまです。困りごとがあると回答された44名に、具体的にどんな困りごとがあるのか、特に人とのかかわりについて当てはまるものを3つ答えていただきました。

第1位は「時計を見ながら、見通しを持って行動できない」40.9%
高学年では、自分で時間と行動の段取りをして行動することが求められる機会が増えてきて、発達障害・グレーゾーンのお子さんたちの苦手さが目立ってきていることが伺える結果となりました。

第2位は「自分の意見をわかりやすく伝えられない」36.4%

第3位は「困っていること、悩みごとを他の人に相談できない」31.8%
2位と3位は、自分の感情や意見に気づくこと、そしてそれを相手に伝えることを高学年になると求められて、それが課題になっていることが伺えます。

第4位は「自分の話を一方的にしてしまう」「相手が不快になることをストレートに言ってしまう」25.0%
自分の話したいことは頭にあっても、相手の感情や立場に気をつけながら伝えることが高学年になると課題になっていることが伺えます。

第5位 「決められた時間通りに行動できない」「 話し合いで決まっても、やりたくないことには従えない」20.5%
「決められた時間通りに行動できない」は、1位と共通する時間と行動の段取りの課題が浮き彫りになっています。「 話し合いで決まっても、やりたくないことには従えない」は、高学年になると友達付き合いの中で、やりたくないことでも自分の気持ちに折り合いをつけて一緒に何かをやることが課題になっていることが伺えます。

その他の困りごと
第6位「自分がしたいと思っても、その理由を説明できない」18.2%
第7位「自分なりの気分転換法が見つけられていない」「みんなと一緒に行動できない」 「相手の話を最後まで聞けない」「考えなしに、行動している」15.9%
第8位「共通点や好きなものなど、相手について興味を持たない」13.6%
第9位 「優先順位を考えられない」「相手の悩みに共感して聞くことができない」11.4%
第10位 「身だしなみを気にしない」6.8%
「色々なことに敏感で疲れてしまう」
「相手が失敗しても慰めの言葉をかけない」
「みんなの意見を聞き入れられない」
「緊張や不安で、みんなと同じことができないことがある」
「一斉指示が苦手」
「集団に入れない」

以上をまとめると、時間と行動の段取り力、自分の気持ちや思いを感じ適切に行動する力、他の人の気持ちに配慮して行動する力の大きく分けて3種類の困りごとが高学年では特に目立ってくるようです。これらの力が高学年になると期待されてくるということができますが、発達障害・グレーゾーンのお子さんにとってはその特性から苦手なことと言えます。

困りごとは発達タイプによる?

さらに、それぞれの困りごとをお子さんの発達タイプ別で詳しく見てみました。まず、回答者のお子さんの発達タイプの全体の内訳はこちらの通りです。

自閉症スペクトラム(ASD)タイプが32.7%、次いで混合タイプが28.6%、注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプが22.5%、定型発達タイプが4.1%、学習障害タイプが2.0%、不明が10.2%でした。

第1位からそれぞれの困りごとをお子さんの発達タイプ別でご紹介します。

第1位「時計を見ながら、見通しを持って行動できない」は、混合タイプが38.9%、次いでASDタイプが27.8%、ADHDタイプと学習障害タイプはそれぞれ5.6%、不明は22.2%という内訳でした。混合タイプとASDタイプのお子さんを合わせると66.7%と多くを占める結果となりました。混合タイプは、ASDタイプやADHDタイプの特性を持っていることで、時間感覚の弱さ、切り替えの難しさ、段取りの難しさ、過集中などがみられることが多く、このような困りごとととして目立ちやすくなるというのは納得の結果です。

第2位「自分の意見をわかりやすく伝えられない」は、ASDタイプが56.3%、次いでADHDタイプ18.8%、混合タイプが12.5%、不明は12.5%という内訳でした。 自閉症スペクトラムタイプの割合が一番多く、混合タイプのお子さんを合わせると68.8%と多くを占める結果となりました。

第3位「困っていること、悩みごとを他の人に相談できない」は、ASDタイプが46.2%、次いで混合タイプが23.1%、ADHDタイプが7.7%、不明が23.1%という内訳でした。こちらもASDタイプと混合タイプのお子さんを合わせると69.3%と多くを占める結果となりました。2位と3位は、コミュニケーションに苦手さのあるASDタイプが自分の気持ちや思いを感じ適切に行動することに課題があるということが伺えます。

第4位「自分の話を一方的にしてしまう」は、ADHDタイプが45.5%、ASDタイプ27.3%、混合タイプ27.3%という内訳でした。

第4位「相手が不快になることをストレートに言ってしまう」は、混合タイプが45.5%、次いでADHDタイプが27.3%、ASDタイプは9.1%、不明が18.2%という内訳でした。 これらの結果から、ADHDタイプの特性による衝動性や多動性から、相手の感情や立場に気をつけながら伝えることへの課題が伺えます。

第5位「決められた時間通りに行動できない」は、ASDタイプが44.4%、次いでADHDタイプが33.3%、混合タイプが22.2%という内訳でした。こちらの結果は第1位に共通点があり、ASDタイプと混合タイプのお子さんを合わせると66.6%と多くを占める結果となりました。ASDタイプと混合タイプに見られがちな時間感覚の弱さ、切り替えの難しさ、段取りの難しさ、過集中などから、このような困りごとととして目立ちやすくなるというのは納得の結果です。

第5位「 話し合いで決まっても、やりたくないことには従えない」は、ADHDタイプと混合タイプがそれぞれ33.3%、ASDタイプが22.2%、不明は11.1%という内訳でした。こちらの結果から、ADHDタイプの特性による衝動性や多動性から、気持ちに折り合いをつけて、自分の行動をコントロールすることへの課題が目立ちやすくなっていることが伺えます。

お母さんだからできること!お家でできる高学年の集団生活の困りごとへの対応

今回、アンケート結果で、高学年の発達障害・グレーゾーンの子どもの集団生活に関して90%のママ達が困りごとがあると感じていることがあることがわかりました。特に、時間と行動の段取りをすること、自分の気持ちや思いを感じ適切に行動すること、他の人の気持ちに配慮して行動することに課題を感じていることが明らかになりました。

学校というお母さんが一緒にいることができない集団生活の中で起こる困りごとで、発達障害・グレーゾーンの子どもたちがその特性から苦手だったり、自然と学ぶことが難しいことであるため、心配されている状況だと言えます。苦手とはいえ、全く身につけることができないわけではなく、それぞれお子さんにあった方法で少しずつ伸ばしていくことができます。集団生活での困りごとは、実は、お家でお母さんたコミュニケーションをとりながら対応していくことができるのです。発達障害・グレーゾーンのお子さんにとっては、集団生活の中で学ぶよりも、安心できるお母さんとの関係から学ぶ方がより効果的といえます。

「回答された困りごとの解決につながるトレーニングがおうちでできるとしたら、やってみたいと思いますか?」という質問には、89.1%が「やってみたい」と回答されています。お母さんたちのお子さんの困りごとのためにやれることはやってみたいという想いが伝わってきました。

さらに、「もしおうちでトレーニングをやってみるとしたら、1日にどれぐらい時間が取れそうですか?」という質問には、10分以内が42.6%、次いで5分以内が25.5%、15分以内が23.4%、30分以内と1時間以上が4.6%でした。

91.5%が15分よりも短い時間での取り組みを望まれていることが見えてきました。

そこで、今回、小学校高学年の集団生活の困りごとに短時間で、お母さんがコミュニケーションをしながらできる対応方法を選りすぐりこちらの小冊子にまとめました!

『発達障害・グレーゾーン小学校高学年の集団生活の困りごと徹底調査!お家でできる対応まるわかりブック』 無料ダウンロードはこちらから < https://www.agentmail.jp/lp/r/899/2662/ >

■目次
はじめに
1.発達障害・グレーゾーンの小学生高学年の集団生活での困りごと徹底調査!
2.第1位「時計を見ながら、見通しを持って行動できない」への対応とは?
◆ 見通しを持って行動する力を育てる!発達障害・グレーゾーンの集団行動が苦手な小学生への対応
3.第2位「自分の意見をわかりやすく伝えられない」への対応は?

◆発達障害グレーゾーンの子どもとうまくコミュニケーションがとれない! 説明が苦手な子が自ら喋り出す秘訣
4.第3位「困っていること、悩みごとを他の人に相談できな い」 への対応とは?
◆自己表現が苦手な子どもに効果抜群!発達障害・グレーゾーン の子が困ったときに相談できる力を育てる2つのキー
5.第4位「自分の話を一方的にしてしまう」「相手が不快 になること をストレートに言ってしまう」への対応とは?
◆ドキッ?友達とコミュニケーションがうまくとれていない?発達障害・ グレーゾーンの子どもの一方通行なコミュニケーション
6.第5位「自分なりの気分転換法が見つけられていない」へ の対応とは?
◆発達障害や不安が強い子どもが正しい腹式呼吸で最強メ ンタルをゲットする!
7.ソーシャルスキルトレーニング
8.発達科学ラボの仕組み
おわりに

■アンケート調査概要 
・調査期間:2021年4月14日~4月18日(4日間)
・回答者:パステル総研読者/メルマガ読者、Nicotto!塾生、発達科学コミュニケーショントレーナー・ リサーチャー 計187名のうち小学校高学年のお子さんを持つ49名
・調査方法:インターネット調査
・グラフ数値:小数点以下四捨五入

■当記事に関するお問い合わせ先
メディア掲載・取材に関するお問い合わせは以下までお願いいたします。
株式会社パステルコミュニケーション 広報担当
取材依頼フォーム https://desc-lab.com/media-contact/

■パステル総研とは? https://desc-lab.com/pastel/
子どもの発達に関するグレーゾーンの悩みごとを、大人に持ち越さないことを目指すリサーチ機関です。発達障害やグレーゾーンの正しい理解と対応を伝える事で、子どもたちが生きやすい時代を作るきっかけづくりをしています。パステルのお子さんを抱えるママが楽しく子育てできる情報を発信します。ママが困った時はいつでも、頼れるアイデアが湧き出てくる「4次元ポケット」になりたい!という想いで、日々のリサーチと情報発信を行っております。

■代表 吉野加容子プロフィール
雄大な自然の離島、島根県隠岐郡出身。慶応義塾大学大学院(博士課程修了)卒業後、企業との脳科学研究、医療機関での発達支援に15年間従事、発達に悩む親子へのカウンセリング、発達支援を行ってきた実績から得た「家庭で365日の発達支援が1番!」という考えのもと、脳科学、教育学、心理学のメソッドを合わせた独自の発達支援プログラム「発達科学コミュニケーション」を確立。自身が医療過疎の地域で育った経験から、すべての子どもに発達支援を届けたい!という想いで始めたオンラインを活用した発達相談や講座は日本全国・海外からも利用されています。書籍・メディア出演情報はこちら https://desc-lab.com/media/?prt

■ 会社概要
社名:株式会社パステルコミュニケーション
代表者:吉野加容子
所在地:〒170-6045 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 45階
事業内容:子育て講座の運営/発達に関するリサーチ・開発/起業支援事業
URL: https://desc-lab.com/

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