認定NPO法人3keys(スリーキーズ)(東京都渋谷区、代表理事・森山誉恵)では、全国約4,000人を対象に実施した「中高生世代における『非交流型』居場所のニーズ調査」の最終報告をまとめました。また、本調査の分析に深く携わっていただいた検討委員の専門家の方々をお招きし、調査結果の詳細や思春期世代に必要な居場所のあり方を深掘りする「第29回・第30回 Child Issue Seminar」を開催いたします。
4,000人調査で分かったこと(概要)
既存の児童館や青少年センターの多くは「人との関わり」やプログラムへの参加を前提として設計されていますが、本調査ではそうした場所にハードルを感じている思春期世代のリアルなニーズが浮き彫りになりました。

「第29回・第30回 Child Issue Seminar」では、本アンケート調査の結果をまとめた資料を配布するほか、詳細な報告をおこないます。
約3割(33%)が「非交流重視」
「知っている人に会いたくない」「ひとりで静かに過ごしたい」というニーズを持つ子どもたちが全体の約3割を占め、交流を求める層よりも多い結果となりました。

困難があっても「誰にも相談しない」割合が約2倍
非交流重視グループの子どもたちは、困難に直面した際に「誰にも相談しない」と回答する割合が他グループの約2倍にのぼり、従来の交流型支援では届きにくい層であることが分かりました。

求められる「秘匿性」と「被受容性」
一人でいたい・秘密にしておいてほしいと望む一方で、「ありのままの自分を受け入れてほしい」というニーズ(被受容性)も高く持っていることが明らかになりました。
<調査報告書の概要>
■調査対象:全国の13歳~18歳の中学生および高校生世代(※1)
■実施時期:2025年9月1日~9月29日(インターネット調査)
■有効回答数:約4,002名(※2)
■調査体制:実施主体=認定NPO法人3keys、調査実施=株式会社テスティ―
■検討委員:
青山 鉄兵 氏:文教大学准教授、こども家庭審議会こどもの居場所づくり部会委員
小野 義郎 氏: 和歌山県精神保健福祉センター元所⾧、こども家庭審議会障害児支援部会委員
加藤 弘道 氏:北海道大学大学院教育学研究院 准教授、公認心理師、臨床心理士
保志 幸子 氏:元港区子ども家庭支援センター所⾧
森山 誉恵:認定NPO法人3keys 代表理事
※1 株式会社テスティ―のスマートフォンアンケートアプリ「Powl」のモニター
※2 中学生1,074人(26.8%)、高校生2,705人(67.6%)、その他223人(5.6%)。「その他」の年齢層が多岐にわたり、分析結果の解釈が困難であるため、一部分析では中学生と高校生の結果のみ (計3,779人)を対象
【関連イベント】第29回・第30回 Child Issue Seminar
本調査の背景やデータ分析、そして今後の「居場所支援のあり方」について、専門家の方とともに考えるセミナーを開催いたします。(後日アーカイブ配信もございます)

■ 【大阪】第29回 Child Issue Seminar基調講演:社会構造から考える家族主義の限界とケアの再分配 筒井 淳也 氏(立命館大学 教授)
- 日時:2026年10月28日(水) 14:00~17:00
- 会場:リージャス梅田スクエアビジネスセンター
- 参加費:会場参加 無料/アーカイブ視聴(資料付き)個人2,000円、団体5,000円
【大阪】参加申込
■ 【札幌】第30回 Child Issue Seminar基調講演:社会的養護の現場から家族に閉じないケアと居場所 藤間 公太 氏(京都大学 准教授)
- 日時:2026年11月26日(木) 12:30~15:30
- 会場:TKP札幌駅カンファレンスセンター
- 参加費:会場参加 無料/アーカイブ視聴(資料付き)個人2,000円、団体5,000円
認定NPO法人3keys(スリーキーズ)について
生まれ育った環境によって子どもの権利が害されることがないよう、10代の子どもたちの権利保障と自立支援に取り組む認定NPO法人です。学習支援事業をはじめ、10代向け支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」の運営、10代の居場所を広げるための啓発活動など、様々な活動を行っています。
代表者:代表理事 森山誉恵
設立:2011年5月(任意団体創立2009年)
公式HP: https://3keys.jp/
