~動作確認用サイトから、URLが変わらない常設のサーバーへ。搭載するコンピテンシーフレームワークも広く募集します~
株式会社インフォザイン(本社:東京都台東区、代表:村田 進、以下「インフォザイン」)は、文部科学省が告示する学習指導要領および教職課程コアカリキュラムを、1EdTechコンソーシアムが策定するコンピテンシー・学術基準の相互運用仕様「CASE v1.1」の形式に変換し、「https://case.compeito.org」で公開しました。収録は10文書、24,518項目です。
ブラウザで内容を確認できるほか、API にも認証は不要で、どなたのシステムからでも参照できます。あわせて、このサーバーに掲載し、公開するコンピテンシーフレームワークを広く募集します。

動作確認用サイトから、常設の公開へ
インフォザインでは以前から、CASE形式のデータを開発者向けの動作確認用のサイト「playground.compeito.org」で提供してきました。
名前のとおり試用のための場所であり、データの内容もURLも、予告なく変わることがありました。
今回公開した「case.compeito.org」は、これとは位置づけが違います。
継続的に運用する常設の公開先であり、公開したデータのURLと識別子は変えません。
オープンバッジのアライメント先、教材やコンテンツのメタデータ、学習管理システムからの参照先として、そのままお使いいただけます。
認証はかけていません。ブラウザで一覧と階層をたどれますし、同じURLにREST APIのパスを足せばデータを取得できます。
▼ 学習指導要領・教育要領(7文書):
https://case.compeito.org/courses-of-study/
▼ 教職課程コアカリキュラム(3文書):
https://case.compeito.org/teacher-training-core-curricula/
▼ API の例(学習指導要領の文書一覧):
https://case.compeito.org/courses-of-study/ims/case/v1p1/CFDocuments
公開したデータ
平成29年から31年に告示された学習指導要領・教育要領の7文書と、教職課程コアカリキュラムの3文書です。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/139129/table/75_1_6787deb1bd8e3a2c171aa796e42fe9ba.jpg?v=202609021645 ]
学習指導要領を、他のシステムから参照できる形にする
学習指導要領はPDFと表形式で公開されていますが、そのままでは他のシステムから個々の記述を指し示せません。
「この教材はどの目標に対応しているか」「このバッジはどの資質・能力を証明するのか」をシステム間で照合するには、記述の一つひとつに永続する識別子が必要です。
CASEは、コンピテンシーフレームワーク、学習基準、カリキュラムマップを機械可読な形式で記述・共有するためのオープンな仕様です。
北米ではCommon Core State Standardsなどがこの形式で公開され、主要な教育プラットフォーム間で参照可能な形になっています。
今回の公開は、日本の教育課程を同じ土台に載せるものです。
インフォザインが提供するオープンバッジ発行・管理プラットフォーム「オープンバッジファクトリー(OBF)」はCASE v1.0およびv1.1に対応しています。
公開したデータの識別子をバッジのアライメント先に指定すれば、「小学校第5学年の算数のどの内容を満たしたバッジか」を、発行者ごとの独自表記ではなく共通の参照で記述できます。
CASE とは、コンピテンシー・学術基準の相互運用のためのオープンな技術仕様です。 1EdTechコンソーシアムが策定し、学習指導要領やカリキュラム、資格要件などを機械可読な形式で記述・共有できます。
安心して参照していただくために
一度書いた参照は、あとから壊れません。
各項目の識別子は、文部科学省が定める16桁の学習指導要領コードから機械的に導出しています。
こちらの都合で本文の表記を直したり階層を組み直したりしても、識別子は動きません。バッジや教材にいったん参照を書いていただければ、そのまま使い続けられます。
本文は告示の文言そのままです。
読みやすさのための言い換えや要約はしていません。
全24,518項目について、元データと一致することを機械で照合しています。ただし、告示の紙面や公開用データへの変換の過程で入った印は、機械で扱えるように一部だけ整えています。
たとえば紙面の見出しで字間を空けて組まれている「第1章 総 則」は、「第1章 総則」としています。「内容」で検索しても「内 容」は一致しないためです。
一方で、段落の字下げ、本文の改行、表の整列を表す空白のように、その位置で意味を持つものには手を入れていません。
どの項目のどの位置を何から何に変えたかは全件記録しています。変換の方針や修正箇所の詳細をご覧になりたい場合は、お問い合わせください。資料と一覧をお渡しします。
利用条件
学習指導要領の本文は文部科学省告示であり、著作権法第13条第2号により著作権の目的となりません。
教職課程コアカリキュラム、および変換にあたっての編集部分は、政府標準利用規約第2.0版(CC BY 4.0 互換)に基づき、出典の明記を条件にご利用いただけます。
ライセンス情報と出典URLは、CASEデータの各文書に保持しています。
配信しているソフトウェアもオープンソースです
「case.compeito.org」を動かしているのは、インフォザインが開発するCASE v1.1対応サーバー「Compeito」です。
ソースコードはApache License 2.0のオープンソースとしてGitHubで公開しており、どなたでも入手して自分の環境で動かせます。
そのため、データを預けていただく場合でも、置き場所をインフォザインに固定していただく必要はありません。
自組織のサーバーで運用したくなれば、同じソフトウェアを立てて移せます。データ自体もCASE v1.1の標準形式ですから、他社のCASE対応サーバーへ持ち出すこともできます。
▼ Compeito(GitHub):https://github.com/infosign/compeito
搭載するデータを募集しています
「case.compeito.org」は、学習指導要領だけの場所ではありません。
CASE形式で公開したいコンピテンシーフレームワークをお持ちであれば、このサーバーに搭載してお預かりします。
- 自治体が独自に定める教育課程や、育てたい資質・能力の枠組み
- 大学、高等専門学校、専門学校のカリキュラムやディプロマポリシー
- 業界団体や学会が定めるスキル標準、コアカリキュラム
- 企業内の人材育成で使う職能要件や研修体系
CASE形式にするところから、URLが変わらない形で配信するところまで、インフォザインが担います。
枠組みをCASEで公開しておけば、オープンバッジのアライメント先や教材のメタデータとして、発行者や事業者を越えて共通の識別子で参照できるようになります。
「自分たちの枠組みも機械可読にしたい」「まず何が必要なのか相談したい」といった段階でも構いません。お気軽にお問い合わせください。
▼ お問い合わせ:https://www.infosign.co.jp/contactus
オープンバッジファクトリーについて

オープンバッジファクトリーは、デジタル証明の国際的な技術標準規格である Open Badges 3.0に準拠した「オープンバッジ」を作成・発行・管理するためのプラットフォームです。
公的な資格試験の合格証から、講座の修了証、イベント参加証、スキル証明まで、教育機関だけでなく、NGO や企業内での人材育成まで幅広い用途に対応します。
インフォザインは日本国内における独占販売代理店として、大学、高等学校、自治体、企業、学会、NPOなどへの導入を支援しています。
詳細はこちら:https://www.infosign.co.jp/obf
株式会社インフォザインについて

インフォザインは2001年に設立され、オープンソースの CBT プラットフォーム「TAO」の SaaS 版「TAO クラウド」を提供するなど、オープンソースとオープンスタンダードの可能性を信じて、これらを活用した、全ての人々に貢献できる、より良い教育の未来を創造することに取り組んでいます。
会社概要
- 会社名: 株式会社インフォザイン
- 所在地: 〒110-0008 東京都台東区池之端1丁目2-18 NDK池之端ビル4F
- 代表者: 村田 進
- 設立: 2001年2月21日
- URL: https://www.infosign.co.jp/
- 事業内容: 教育テクノロジーサービスの開発・提供・普及支援
問い合わせ先
株式会社インフォザイン
e-mail: obf@infosign.co.jp