ワイヤレス給電の専業メーカーである株式会社ビー・アンド・プラス(本社:埼玉県)は、この度「ACタップ型ワイヤレス給電ユニット」のプロトタイプを開発しました。従来のワイヤレス給電では、直流(DC)出力が一般的ですが、当該プロトタイプはAC100Vの交流で出力が行われる為、一般的なコンセントのように機器を接続する事が可能です。
ACタップ型ワイヤレス給電とは?
一般的なワイヤレス給電モジュールは、直流(DC)での電源出力が一般的です。その為、電源供給をしたい装置に合わせて、出力電圧をカスタマイズする必要があり、どうしても汎用性が低くなるデメリットがあります。(例えば、12V駆動機器へ5V電源をワイヤレス給電で供給をしてもうまく駆動しない)。
そこで、ビーアンドプラスは、一般的ACコンセントのように駆動ができるACタップ型のワイヤレス給電ユニットのプロトタイプを開発致しました。AC100Vで出力される為、電力の容量が収まれば、一般的なAC駆動機器のコンセントをつなげて、動かす事が可能です。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=zDFBem9bspA?list=PLL5I8LzDTLYL2-pzBaxVC2Po-W8xKsV-u ]
2タイプのプロトタイプを公開
大・小 2つのタイプのユニットを開発。共に出力は約30W。大型タイプと小型タイプでは、給電範囲や距離が異なります。大型タイプはサイズは大きくなりますが、ズレ方向の許容度が高くなっており、厳密な位置決めが不要になります。いずれのタイプも、送電スポット上にワイヤレス受電ユニットを置く事で、AC100Vの電源確保できます。未使用時は、非接触通信により、待機状態に移行することで消費電力を抑えます。



今後の展開についてこれらのACタップ型ワイヤレス給電ユニット技術を用いて、床やテーブル上に給電スポットを設け、使いたいときにだけ使える仕組み構築やニーズの整理を進めて行きます。また、更なる技術開発として、より大きな電力伝送の実現の研究を実施中です。
B&PLUSのワイヤレス給電ショールーム(大宮)では、今回開発したをACタップ型ワイヤレス給電ユニットを始めとした様々なワイヤレス給電のデモ機を展示しており、ワイヤレス給電製品のカスタム対応や、実物を見て触って頂く事が可能ですので、御希望のお客様はお気軽にお問合せ下さい。
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