
本記事では、「第1回 ふるさと納税未来創造AWARD」にノミネートされた自治体の取組内容を、
各自治体からご提出いただいたエントリーシートを基に、ご紹介しております。
自治体名:奈良県奈良市
エントリー部門:子ども・学び推進賞
タイトル:【これからの未来を創る】奈良の学生・若者応援プロジェクト
どんな取り組み?
■ 20代の転出超過だが7大学があり学生が集まる利点を生かし学生のまちを目指している
■ 奈良の大学生の学校の垣根を超えた横のつながり、企業と学生との出会いが生まれている
■ 奈良に来れば人生を変える成長があり、若者が企業・行政と共創できるエコシステム確立
取り組みの背景

奈良市の社会動態では6年連続転入超過ですが20代については転出超過が顕著であります。
一方で奈良市には7つの大学のキャンパスがあり、約16,000人の大学生が在籍し、全国から若者が集まる街でもあります。
大学卒業後も奈良市に住み働くことを選択してもらえるよう、大学在籍中に奈良に愛着を持ってもらうことを目的として2023年から「飛び出す学生補助金」制度を創設し、地域活性化や地域課題に取り組む学生への補助事業を開始いたしました。
取り組みの成果・反響

自分と年齢の近い方々が、「奈良を良くしたい」と真剣に考えながら活動されている姿を知り、私自身ももっと頑張ろうという熱意をいただいた等、大学の垣根を超えた交流が生まれ、学生団体同士のコラボレーションが生まれています。
特に学生団体「平城半神話大系」は、世界遺産の平城宮跡で市内の全大学を集めた合同文化祭を2025年11月30日に開催する予定であり、大学の垣根を越えて互いの青春が交差する場所を作ろうとしています。
未来への想い・伝えたいこと

企業版ふるさと納税を活用した「みらい価値共創プロジェクト研究」を実施し地域課題解決事業を構想できる人材育成にも取り組み、卒業生を中心に地域に熱いパーパスを持つ「共創チーム」も結成しています。
本事業を活用した大学生と共創チームとの連携等企業人と学生の共創も始まっており、1300年の様々な多様性を受け入れ文化を今に伝えてきた奈良で若者・大学・企業・行政など垣根を超えた社会課題解決の取組をこれからも実施していきます。
一般社団法人 ふるさと未来創造コンソーシアムについて

当法人は、日本全国から集まったふるさと納税の使い道に対して透明性を担保し、その成果や喜びの声を共有することで、寄付が地域にどのように貢献したかを開示することを目的としている。
さらに、寄付をした人々と、その寄付を受けた地域の人々や企業の声を集め、日本から世界へ「Made in Japan」の価値を広める活動を展開。
【本件に関するお問い合わせ先】
一般社団法人 ふるさと未来創造コンソーシアム
広報担当:古積(こづみ)、嶋田(しまだ)、井上(いのうえ)
Mail:info@mira-con.jp
Tel:0422-28-1600