人材不足対策、日本では外国人採用を検討する企業が73%の一方、現状採用は9%
外資系人材紹介会社のヘイズでは、日本・中国・香港・シンガポール・マレーシアの3000社(総従業員600万人超)を対象に、1200種の職務における給与水準を調査し、雇用の実態に関する調査をまとめた「ヘイズ アジア給与ガイド」を発表いたしました。
この中で行った人材不足に関する調査では、会社の目標を達成するのに必要な人材が確保されていると回答した企業がアジア各国は軒並み70%を超えているのに対し、日本はわずか36%という結果となり、人材不足が企業の目標達成に影響を及ぼしていることが浮き彫りとなりました(図1)
また、人材不足の分野における外国人採用を検討していると回答した企業は日本が73%と最も多かったのに対して、実際に外国人を雇用していると回答した企業はわずか9%に留まる結果となっています。(図2)
図1:会社の目標を達成するのに必要な人材は確保されていますか?
図2:人材不足の対策として外国人採用を検討している企業と、実際に外国人を採用している企業の比較
先にヘイズ、並びにヘイズ・ジャパンが発表した世界31カ国における人材の需給効率調査でも、「人材ミスマッチ」は2年連続悪化し、日本はアメリカなどと並んで世界最悪レベルで人材が探しにくい国という結果となっており、ヘイズ・ジャパンでは、教育制度の見直しや、企業におけるトレーニングの拡充、多様な人材の活用、個人におけるスキルアップの必要性など、様々な角度からの対策を提言しています。
調査の詳細につきましては「ヘイズ アジア給与ガイド」をご参照ください。
https://www.hays.co.jp/salary-guide/index.htm?ver=d
ヘイズは、専門性の高いプロフェッショナルを対象に人材紹介サービスを提供しているリクルートメントのグローバル・エキスパートです。
以上
ヘイズについて
ヘイズ(本社:英国)は、グローバルな人材サービスを提供するスペシャリストの人材紹介会社です。2015年6月30日現在、世界33カ国*、240の拠点(総従業員9,023人)において、20の専門分野に特化したハイスキル人材サービスを提供しています。(*日本、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、中国、チェコ共和国、デンマーク、フランス、ドイツ、香港、ハンガリー、インド、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、ロシア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカ)
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(ヘイズ・ジャパン)について
ヘイズの日本法人として2001年に東京で設立されたヘイズ・ジャパンは、日本で唯一、4つの国内拠点(日本本社、新宿支店、大阪支店、横浜支店)を有する外資系人材紹介会社です。13の専門分野(経理・財務、金融、ファイナンステクノロジー、人事、IT、保険、法務、ライフサイエンス、オフィスプロフェッショナル、不動産、セールス・マーケティング、サプライチェーン、マニュファクチャリング)に精通した経験豊富なコンサルタントが、「正社員紹介」「契約・派遣社員」「採用アウトソーシング(RPO)」「ITソリューションズ(業務委託)」の4つのサービスを提供し、企業の人材採用と個人のキャリアアップを支援しています。