受け継がれるレガシーの結晶――国内拠点にて生産、7月25日より都内イベント「カセットの日」にて試聴体験&近日限定販売

株式会社磁気研究所(本社:東京都千代田区、ブランド名:HIDISC)は、国内におけるカセットテープの生産設備および製造技術の保全と継承を目指した取り組みを行っております。
この取り組みの一環として、高い音質を誇る音楽用カセットテープ「High Position/Type-II」を発表いたします。本製品は数量限定・店舗限定にて順次販売を開始いたします。また、都内で開催予定のイベント「カセットの日」に出展し、会場にて本製品の実機試聴を実施いたします。
超希少!二酸化クロムテープ(Chromium Dioxide Tape)を使用した高音質テープ

本製品は、弊社秘蔵の二酸化クロムテープ パンケーキを原料とした、希少かつ高性能なテープです。
二酸化クロム(CrO2)は高い保持力を持つ磁性体です。伸びやかで透明感のある高音域を実現し、繊細なニュアンスや倍音成分まで鮮明に記録することができます。
また、テープ面に微細で均一なクロム粒子を高密度に塗布することで、ヒスノイズを抑え、音楽本来の魅力を最大限に引き出します。
現在流通している新品のカセットテープは、そのほとんどがType-I(ノーマルポジション)であり、Type-II(ハイポジション)テープ自体が市場に出回ることが滅多にありません。
更に、Type-IIの中でも現在の主流はコバルト系素材を用いたものであり、二酸化クロムを使用したテープは非常に入手困難となっています。
コラム:なぜ二酸化クロムテープを使用したType-IIは数が少ない?
カセットテープは酸化鉄を磁性体としたType-Iの誕生にはじまり、より良い音質を求めて様々な開発がなされました。二酸化クロムの磁性体を開発したのは米国のデュポン社でしたが、デュポン社はこの技術を特許で縛り、他社がクロムテープを製造・販売するには高額なライセンス料を支払う必要がありました。TDKやマクセル、ソニーなどの日本メーカーはこの特許に触れない独自の技術開発を推し進め、やがてコバルト系磁性体を使用したテープが誕生します。
コバルト系は、二酸化クロムと比較して性能やコスト面など強力な利点があり、1970年代後半から1980年代にかけて日本製コバルト系テープが世界市場を席巻しました。そのため、現在市場に残っているType-IIのほとんどはコバルト系となっています。
「高級感」をテーマにした、こだわりのあるデザイン
往年市場を賑わせた大手メーカーのデザインを彷彿とさせる、黒地に金が映えるシックなインデックスカードに仕上げました。カード表面の一部および裏面には、書き込みができるスペースを設けています。
また、1枚のインデックスシールが同梱されており、こちらも一部書き込み可能となっています。
テープの走行性や音質の要となるハーフ(カセットシェル)はこだわりを追求し、イタリア製のシースルータイプを採用しています。




「この道45年」熟練エンジニアの技が光る、国内拠点での組み立て生産
これらの部材は、弊社国内拠点「磁気研カセットラボラトリ」にて組み立てを行っています。
2020年に運用を開始した当ラボラトリは、年間約2万本のカセットテープ生産を担う国内有数の生産拠点です。
老舗企業より継承した設備と、弊社エンジニアの熟練の技を存分に活かし、1本1本のテープを想いを込めて丁寧に作り上げております。

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既製品の一歩先の品質を目指す 日本製カセットテープ工場「磁気研カセットラボラトリ」のご紹介
-カセットテープ生産に携わる弊社社員の遍歴(レバテックLAB様 取材)
カセットテープ・エンジニア人生45年。「彼でないと動かせない生産設備」と共に2回移籍して【フォーカス】
-磁気研カセットラボラトリ 生産ラインの紹介動画「3分でわかる!カセットテープができるまで」
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=vcv_Hc9Ciko ]
イベント出展情報
株式会社磁気研究所は、「カセットの日」渋谷会場に出展いたします。
会場では、弊社ブースにて「High Position/Type-II」の視聴が可能です。実機に触れて、音色を確かめてください。

日時: 2026年7月25日(土)~ 7月31日(金)11:00~21:00
場所: CASSE渋谷(東京都渋谷区渋谷3-2-13 高橋ビル1階)
内容: 録音・ダビング体験、カセットDJプレイ、ビンテージ機器展示など
※「カセットの日」…日本でのカセットテープ国産化60周年を記念して制定された体験・展示イベントです。7月から8月にかけて東京・渋谷、仙台、箱根で開催され、試聴・録音・ダビング体験やビンテージ機器の展示などが楽しめます。
数量限定!店頭販売
弊社直営店舗「MAG-LAB」にて、「High Position/Type-II」を数量限定販売いたします。
正式な販売日・価格については決定次第改めて配信いたします。
日時: 2026年8月上旬~
場所: 直営店舗「MAG-LAB」 営業時間 8:30~19:30
JR秋葉原駅 昭和通り口より徒歩30秒、東京メトロ秋葉原駅 3出口より徒歩30秒


製作者からのメッセージ
カセットテープの楽しみ方は人それぞれですが、僕は好きな音楽をクリアな音で自分だけのカセットを手作りして楽しんでいます。そのクリアな音で録れるクロムテープを磁気テープの元祖であるドイツ製のパンケーキを使い、イタリア製のハーフに収め、おしゃれなケースに入れて販売します。Type-II(CrO2)ポジションがあるデッキを使っていただければ、きっと懐かしさと新たな発見があるはずです。
カセットが生まれ60周年の記念する日に、数量限定ではありますが、Type‐II HighPositionのテープを販売することが出来ること非常にうれしく思っております。私自身、日本ビクター(株)・東京電化(株)・(株)磁気研究所でカセットテープの製造に携わり45年を迎え、カセットテープが人生の大半を占めアナログ人生を送っております。是非、この機会にもう一度、アナログの音質・雰囲気を楽しんでください。
今回限定発売するクロムカセットテープは、当社が2020年に東京電化社からミュージックテープの生産設備を受け継いだ際、一緒に譲り受けた貴重なパンケーキから巻き込んだものです。まさに、過去から時間を越えて届いた宝物です。音が形として存在し、手に取り、仲間に渡せる。そして存在そのものがキュート。いまカセットテープは、懐かしさを超えた新しい魅力を放ち始めています。私たちは、その文化と情熱を未来へつなぎ、再び広がるカセットの物語を力強く支えていきます。
【株式会社磁気研究所とは】
株式会社磁気研究所は、日本一の電気街・秋葉原で創業。
フロッピーディスクなど記録メディアの専門商社として成長し、現在はモバイルバッテリーやUSBメモリといったデジタル製品も多数展開中。「手頃で高品質な製品を、もっと身近に」をコンセプトに、日々進化するライフスタイルに寄り添う製品づくりを行っています。
【会社概要】
会社名 :株式会社磁気研究所 (Magnetic Laboratories Co., Ltd)
設立 :1979年7月
資本金 :1億円
代表者 :代表取締役 齋藤邦之
従業員数:120名
事業内容:デジタル家電・パソコン周辺機器の開発・製造・販売、データ復旧・コンバージョンサービス