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株式会社hashout

2026年7月のXキャンペーンを374件実測、拡散の18%の常連アカウントが延べの45%を担う

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hashoutが2026年7月にXで観測したいいね5,000件以上のキャンペーン374件(全数)を分析。担い手の発信ジャンル首位はゲーム・アニメの22%で、懸賞・お得情報の20%を上回りました。

SNS分析レポートサービス「SocialReport」を提供する株式会社hashoutは、2026年7月にXで観測した、告知投稿がいいね5,000件以上を獲得したプレゼントキャンペーン374件(全数)を集計しました。あわせて、月内で拡散の大きかった主要キャンペーン100件について、それを広めた「拡散の担い手」を抽出し、その顔ぶれを分析しました。

調査に使用したツール
SNS分析レポートサービス「SocialReport」
https://socialreport.jp

その結果、ユニーク579アカウントのうち18%にあたる107アカウントが複数のキャンペーンを拡散しており、この層だけで延べ拡散の45%を占めることが分かりました。一方で、担い手が普段発信している話題の首位は懸賞・お得情報ではなく、ゲーム・アニメ(22%)でした。「誰がキャンペーンを広めているのか」という視点から、7月のXキャンペーンを振り返ります。

7月は374件、リポスト中央値は22,475件
2026年7月にX上で観測した、いいね5,000件以上のプレゼントキャンペーンは374件でした。この374件のリポスト数は中央値22,475件・最大156,086件で、表示回数は中央値438,463回でした。最も拡散したのはセブン‐イレブン・ジャパンのキャンペーン(リポスト156,086件)で、同社は上位5件のうち5件を占めています。コンビニエンスストア大手が、月を通して大型企画を継続的に実施していたことがうかがえます。

業種別の件数では、ゲーム・エンタメが103件と最も多く、外食77件、菓子70件が続きました。賞品別では、自社商品を賞品にしたキャンペーンが177件と全体の半数近くにのぼっています。


2026年7月の業種別キャンペーン件数の構成比(n=374)

拡散を支えたのは「等身大の一般ユーザー」
ここからは、月内で拡散の大きかった主要キャンペーン100件(ブランドの重複を除いた上位)から抽出した、拡散アカウント延べ865件(ユニーク579件)を見ていきます。まず目を引くのは、そのフォロワー規模です。担い手のフォロワー数は中央値2,157件で、1千~1万フォロワーの層が全体の52%を占めました。10万フォロワーを超える大型アカウントは2%にとどまります。


拡散の担い手のフォロワー規模分布(延べ865・2026年7月)

キャンペーンを大きく広げているのは、影響力の大きい少数のインフルエンサーではなく、数千フォロワー規模の一般ユーザーの積み重ねでした。なお、担い手のほとんど(延べ865件中841件)はXの青バッジ(有料の認証済みアカウント)を持っており、認証ユーザーが拡散の主な担い手になっている様子も見えてきます。

担い手の関心の中心は「ゲーム・アニメ」
担い手が普段どんな話題を発信しているかをプロフィールから分類すると(n=865)、最も多いのはゲーム・アニメ系で全体の22%でした。懸賞・お得情報系は20%で2番手です。以下、その他・一般18%、暮らし・ライフスタイル・育児15%、エンタメ・アイドル・音楽11%と続きます。


拡散の担い手のジャンル内訳(延べ865・2026年7月)

7月は件数でもゲーム・エンタメが103件と最多で、担い手の顔ぶれにもその傾向が表れた形です。懸賞好きのユーザーが熱心に応募している一方で、自分の興味関心の延長でキャンペーンに参加している層のほうが厚いことになります。賞品のジャンルによって、集まる担い手の顔ぶれも変わってくると考えられます。

少数の「常連」が拡散を下支えしている
もう一つ見えてきたのが、拡散における「常連」の存在です。ユニーク579アカウントのうち107アカウントが、100件の主要キャンペーンのなかで複数のキャンペーンを拡散していました。数のうえでは全体の18%ほどですが、延べの登場回数で見ると、この常連たちが全体の45%を占めています。最も多いアカウントは、100件のうち23件を拡散していました。

つまり、多くのキャンペーンを横断して拡散する一部のヘビーユーザーが、Xキャンペーンの拡散を下支えしている構図です。プロフィールに懸賞・応募に関する記述を持つアカウントも、ユニークで見て21%を占めました。キャンペーンの拡散数を評価する際は、こうした常連層の存在を念頭に置くと、数字の見え方がより立体的になります。

業種・インセンティブ別に見た拡散の傾向
最後に、7月のキャンペーン374件を業種・賞品の切り口で見た拡散の傾向をまとめます。ここでは1件の突出案件に左右されにくいリポスト数の中央値で比較します。

業種別では、食品・飲料(中央値32,143件・38件)が最も高く、菓子(28,327件・70件)、小売・EC(27,456件・40件)が続きました。店頭で受け取れる商品や、日常的に手に取る商材を賞品にできる業種が、7月も拡散で上位に立っています。一方、件数では最多のゲーム・エンタメ(103件)は、リポスト中央値では12,953件と主要業種のなかで最も低い水準でした。実施数の多さと拡散の高さは必ずしも一致しません。


2026年7月の業種別リポスト数中央値(主要6業種・n≧8)

賞品(インセンティブ)の種別では、自社商品が177件と全体の半数近くを占め、リポスト数の中央値も26,298件と高い水準でした。自社のメニューや商品そのものを賞品にする設計が、企業アカウントの主流であり、拡散の面でも有効であることがうかがえます。これに対し、件数で2番目に多いコラボグッズ(107件)は中央値13,496件と、主要な賞品のなかでは最も低くとどまりました。件数の少ない種別は参考値ですが、最も多く使われる自社商品が中央値でも高水準にある点が、実務的な示唆になりそうです。


2026年7月のインセンティブ種別ごとのリポスト数中央値(主要種別・n≧8)

キャンペーンを検討する企業への示唆
7月の集計からは、キャンペーン設計に向けたいくつかの示唆が得られます。まず、Xキャンペーンの拡散は、一部の大型インフルエンサーではなく、数千フォロワー規模の一般ユーザーの積み重ねで広がっていました。特定のインフルエンサーへの依存を前提にせず、幅広い一般ユーザーが参加したくなる設計が、結果的に拡散につながると考えられます。

次に、担い手の関心は懸賞に偏っておらず、ゲーム・アニメをはじめとする趣味関心の層が中心を占めていました。賞品のジャンルと担い手の顔ぶれの相性を設計段階で意識することが、届けたい層への到達につながりそうです。

一方で、拡散の担い手の延べ865件のうち45%が「複数キャンペーンを渡り歩く常連層」によって占められている点にも注意が必要です。拡散数の大きさをそのまま新規顧客の獲得数と捉えるのではなく、どんな関心を持つ層に届いたのかまで見て評価することが、キャンペーンの本当の成果を測るうえで大切になります。

調査を終えて
7月のXキャンペーンをあらためて振り返ると、担い手の「顔ぶれ」の解像度を上げることの大切さが浮かび上がります。拡散を支えていたのは、華やかなインフルエンサーではなく、数千フォロワーの等身大のユーザーたちでした。しかもその関心は懸賞一色ではなく、ゲームやアニメ、暮らしといった日常の興味の延長にありました。同時に、拡散のおよそ半分は、いくつものキャンペーンを渡り歩く常連層が担っています。拡散数という一つの数字の裏側には、多様な関心を持つ生活者の広がりと、それを下支えする常連層がいます。その解像度を上げていくことが、キャンペーンをより良く設計し、正しく評価する第一歩になると考えます。SocialReportは、こうした実測データを通じて、キャンペーン設計の判断を数字で支えていきます。

【調査概要】
調査主体: 株式会社hashout(SNS分析レポートサービス「SocialReport」)
調査方法: SocialReportが収集した公開投稿データの統計分析
対象期間: 2026年7月1日~2026年7月31日
対象: X上で観測した、告知投稿がいいね5,000件以上を獲得したプレゼントキャンペーン 374件(全数)。うち拡散の担い手分析は、月内で拡散の大きかった主要キャンペーン100件から抽出した拡散アカウント 延べ865件(ユニーク579件)を対象とする
※本調査結果を引用する際は「SocialReport調べ」と明記ください

会社概要
株式会社hashoutは、SNS分析レポートサービス「SocialReport」の開発・提供およびSNSマーケティング支援を手がける企業です。X(旧Twitter)・Instagramを対象に、ハッシュタグキャンペーンの集計、競合アカウント調査、クライアントレポートの作成をワンストップで効率化するサービスを提供しています。また、AI・SNS・ゲーム・ガジェットなど、Xで話題のテックカルチャーを発信するメディア「shiritomo(https://hashout.jp/)」も運営しています。

SocialReportについて
SocialReportは、代理店・インハウスマーケター向けのSNS分析レポートサービスです。Instagram・X(旧Twitter)に対応し、ハッシュタグキャンペーンの集計、競合アカウント調査、URL共有に対応したクライアントレポートの作成をワンストップで効率化します。料金は月額39,800円からです。

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