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2025年 ブッククラブ(読書会)でよく読まれた作家 10人を発表 (オシロ株式会社)

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570件超のブッククラブ(読書会)から読み解く、2025年のみんなで読む本の傾向

オシロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:杉山 博一)は当社が提供をするコミュニティ専用オウンドプラットフォーム「OSIRO」上で、2025年に開催されたブッククラブ(読書会)574件を対象に、多く読まれた作家を調査。
生誕周年や映画化、文学賞の受賞などといった出来事に加え、一人で読み進めるのが困難な作品や読後に意見交換をしたいといったブッククラブならではの「みんなで読みたいテーマ」も重なり、2025年の「読書トレンド」を象徴する結果となりました。

OSIRO上で2025年に開催されたブッククラブ(読書会)で、テーマ本として取り上げられた作家を調査しました。ブッククラブの開催数と開催コミュニティ数を合算し集計(※)し、よく読まれた作家10名を発表いたします。

※調査対象期間内(2025/1/1~2025/11/10)までに開催されたブッククラブを対象に、開催イベント数及び開催コミュニティ数を独自の計算式で合算して集計。

◼︎ブッククラブ(読書会)の調査結果
対象:2025年に開催されたブッククラブ(読書会)
対象イベント数:574件
対象コミュニティ数:20件
対象期間:2025年1月1日~2025年11月10日
分析機関:自社調査

調査結果:

<2025年 ブッククラブ(読書会)でよく読まれた作家 10人>
三島由紀夫
國分功一郎
トーマス・マン
夏目漱石
ハン・ガン
三宅香帆
カズオ・イシグロ
平野啓一郎
井上慎平
グレッグ・マキューン

2025年にOSIRO上で開催されたブッククラブにおいて、多く読まれた作家は三島由紀夫でした。2025年が三島由紀夫の生誕100周年という記念すべき年であったことが大きく影響していると考えられます。ドイツの代表的な作家トーマス・マンも、生誕150周年という節目の年でした。
周年を迎える作家に関しては、各地で展覧会やイベントが開催されたり、新訳の書籍が発売されるなど、改めて作品に触れる機会が増え、「みんなで読んでみよう」という機運が高まったことが、読書会での選出が増えた要因と推察されます。

そのほか、2024年ノーベル文学賞を受賞し話題となったハン・ガンさん、新書大賞2025を受賞し新刊が出るたびに注目される三宅香帆さん、2025年に『遠い山なみの光』が映画化され話題を呼んだカズオ・イシグロさんなど、今年を象徴するような作家陣の作品が選ばれていました。

一方、コミュニティで開催する読書会ならではの傾向も見られます。
國分功一郎さんの著書は、哲学や思想といった内容で、一人で読み進めることや理解を深めることが難しいと感じる方が多かったことから、ブッククラブの開催が活発になったと考えられます。
井上慎平さんの『弱さ考』は、単独の書籍ながら、複数のコミュニティでブッククラブが複数回開催されました。「外では話しにくい内容でも、興味関心や気の知れた仲間が集まる心理的安全性の高いコミュニティでなら、感想や意見を共有したい」というニーズを満たしていると考えられます。

◼︎総括
OSIROで2025年に開催されたブッククラブでの選書傾向を調査した結果、頻繁に選ばれた作家や書籍には、ある特徴が見受けられました。

記念の年:作家の生誕周年など、記念となる年であること
話題性:受賞や映画化など、その年に話題となった作家の作品
難易度:一人で読み進めるのが困難、または理解を深めるのに時間を要する作品
議論の促進:心理的安全性が確保された場所で仲間との意見交換を促すようなテーマを持つ作品

今回はブッククラブのテーマ本について調査を行いましたが、ブッククラブの実施方法についてはこちらの記事でもご紹介をしています。
ぜひ合わせてご覧ください。
「読書会」ってどんなやり方があるの?事例で学ぶ、診断チャートでわかる!読書会のスタイルを解説

これまでにブッククラブを開催した経験がある方はもちろん、開催に興味がありながらも踏み出せずにいる方々にとっても、本調査が参考になれば幸いです。

当社が手がけるコミュニティ専用オウンドプラットフォーム「OSIRO」では、本を通じてコミュニケーションを活性化させる「ブックログ」機能をリリースしました。
コミュニティメンバーそれぞれが自分が読んだ本やこれから読みたいと思っている積ん読本などを登録し、その情報をコミュニティ内のメンバーと共有する機能です。自分の記録だけではなく、オンライン版シェア本棚のように、コミュニティ内のメンバーの本の記録も一覧で見れる「みんなの本棚」の機能も搭載しています。

ブックログ機能についての詳細はこちら

◼︎オシロ株式会社について
オシロ株式会社は「日本を芸術文化大国にする」というミッションを掲げ、クリエイターやアーティスト、企業・団体を含む表現者とファンがもっと深く、もっと長くつながるためのコミュニティプラットフォーム「OSIRO(オシロ)」を開発・提供しています。

OSIROは情報発信だけではなく、「感情の共有」も大切にしています。
SNSでは流れていってしまう小さな気持ちや言葉にならない熱量など、非言語のコミュニケーションを含めて丁寧に届け合う場です。

「あなたの活動が好きだから、ずっと応援したい」
「この瞬間を一緒に喜びたい、悩みも分かち合いたい」

そんな想いがかたちになる、「仲間の輪」と「応援の循環」をつくる、あたたかいネット上の居場所。それがOSIROです。

▼本件のお問い合わせ先
オシロ株式会社 広報担当:藤島
電話:050-3555-1146
メールアドレス:pr@osiro.it

メディアキットはこちらからご覧いただけます。

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