NPO法人キリンこども応援団(大阪府泉佐野市、代表 水取博隆)では、2026年8月上旬より夏休み中の子どもたちの食事を応援するため、南大阪エリア(泉佐野市を除く高石市以南)に住む、さまざまな事情で食事に困っているひとり親家庭1,400世帯に向けて無償の食材配送を行いました。

スタッフが一つひとつ丁寧に梱包する様子
箱いっぱいに詰め込んだ食材や日用品
箱詰めを終え、発送する様子
NPO法人キリンこども応援団は、誰もが自分の可能性を信じ、世の中を動かすソーシャルチェンジャーになれる社会を目指して、こども食堂「キリンの家」・フリースクール「キリンのとびら」などの居場所を運営しています。
当団体では、2021年より長期休暇中にひとり親家庭への食材支援を行ってきました。
給食のない夏休み期間中の子どもたちの食事を少しでも応援したいとの思いから、2026年度も8月上旬より南大阪エリアに住むひとり親家庭を対象に、無償の食材配送を実施しました。
8月に入り配送希望の申し込みを募ったところ、そのうち50%の世帯が申込時のアンケートで「月1回以上食事に困ることがある」と回答し、70%が「昨年と比べて食事に困る頻度が多くなっている」と回答しています。
長期休暇中は、学校給食がなくなるため、各家庭における食事の負担が大きくなります。
さらに、昨今の物価高騰が長く続く中、経済的に困難を抱える子育て世帯にとって、長期休暇は食費の負担が一層重くなる厳しい期間となります。
配送する箱には、値上がりしていて手が出しにくくなっているものを中心に、子育て世帯に喜んでもらえるような米やパスタ・ラーメン・ツナ缶・調味料・お菓子等の食材、洗剤やティッシュ等の日用品を詰め込みました。
また、単に食材を配送するだけではなく、「困ったときは、誰かを頼っていい。一人で頑張り続けなくても大丈夫。近くに頼れる人がいないときは、キリンこども応援団を思い出してください。」というメッセージを添えました。
そんな想いを込めて、スタッフが受け取るご家庭や子どもたちを思いながら、一つひとつ丁寧に箱詰めし、各家庭へお届けしました。
<受取り後に行ったアンケートで寄せられたコメント>
・お米が助かりました。 物価高騰で買えない物ばかり。マヨネーズや砂糖。洗濯洗剤は、夏で朝晩に洗濯するので、嬉しいです。 全て助かるものばかりです。ひとり親で、周りに頼れる人がいない私にとって、涙が出る出会いです。ありがとうございます。
・食費や生活用品を買えない日が続いているため、子どもは実家で別々で過ごす日もあります。届いた中身を見て、本当に涙が出ました。子どもと一緒にわくわくしながら箱を開けました。箱の中に入ってたチラシ、涙が出ました。1人で頑張るしかないと常に追い込まれてるので、「1人で頑張り続けなくても大丈夫」と言う言葉に救われました。
・私は障害があるので、ものすごく助かりました!子どもの好きなお菓子も入っていました。明日のおやつに、キリンこども応援団さんからいただいたよ、と説明してからあげようと思います。子どもにも、私たちのために、こんな活動をしてくれているんだよ、と伝えます!子どもにも何か感じて欲しいし、自分が大人になった時、人の役にたてる優しい人間になって欲しいです。暑い中、私たちのために、ありがとうございました。沢山のご家庭が笑顔でありますように。
・6人の子どもの母です。子どもたちが夏休みに入り、毎日食事どうしようと、物価高で金銭的にもかなり厳しい状態でした。申し込みしてから、届くまでとても早くてびっくり!届いた時、子どもたちが、駆け寄ってきて「キリンさんが助けてくれたんだよ」と話しました。金銭的に厳しい中だったので、とても助かり、嬉しかったです。長い夏休みですが、キリンこども応援団さんから元気ももらえて、また頑張ろう!って思いました。長期休みの時に毎年このような支援があると、とても助かります。
・夏休み中、家で過ごす事が多い息子のご飯はパンやカップ麺が多いので、ちゃんと調理したものを食べさせてあげたいと思っていました。それでも肉や魚は高くていつも野菜炒めばっかりで申し訳ないと思ってます。魚なんて家では何年も食べれてません。どうすれば満足させてあげられるか毎日悩んでます。最近の物価高で冷蔵庫の中はスカスカ。毎日同じ様な食事ばかりで子どもにも申し訳なくて、申し込んでみました。本当にありがとうございます。

食材や日用品と一緒にメッセージを添えて発送しています
<代表 水取のコメント>
物価高騰が続き、継続的に困窮している子育て世帯にとって夏休みは生活苦を深刻化させる時期となります。
また、一人で抱え込んでしまう保護者の方も少なくありません。
でも、困ったときに「助けて」と言えることは、決して弱さではありません。
地域には、一緒に考え、一緒に支えてくれる人たちがいます。
この食材配送支援が、そんなつながりのきっかけになれば嬉しく思います。
今後も、困難を抱える子育て世帯や子どもたちに必要な支援を届けられるよう、一人ひとりの声に寄り添いながら活動に取り組んでまいります。
夏休みにおけるひとり親家庭への食材配送支援
支援対象:【南大阪エリア】高石市・泉大津市・和泉市・忠岡町・岸和田市・貝塚市・熊取町・田尻町・泉南市・阪南市・岬町在住の18歳以下の子どもがいる、ひとり親子育て世帯
(その他の事情で食事に困っている子育て世帯については、要相談)
支援世帯数: 1,400世帯(先着順)
支援内容: 米・パスタ・調味料・お菓子等の食材、洗剤やティッシュ等の日用品
■NPO法人キリンこども応援団についてキリンこども応援団は、大阪府泉佐野市において、子ども第三の居場所(コミュニティモデル)「キリンの家」を運営しています。キリンの家は、小学校低学年~高校生の子どもを対象として、課題を抱えた子ども一人ひとりに寄り添った支援を行う居場所です。子ども食堂やフリースクール、フードバンク事業(フードバンク泉佐野)などを展開し、子どもたちが子どもらしくいられる居場所です。キリンこども応援団は日本財団の助成を受けて運営しています。

■法人概要
法人名:特定非営利活動法人キリンこども応援団
代 表:代表理事 水取博隆
設 立:令和3年10月26日
事 業:こども食堂事業(こども食堂キリンの家)、フリースクール事業(フリースクールキリンのとびら)、フードバンク事業(フードバンク泉佐野)、食材支援事業(コミュニティフリッジ泉佐野、フードパントリー)等
※キリンの家は、日本財団「子ども第三の居場所」の助成を受けて運営しています
住 所:〒598-0055 大阪府泉佐野市若宮町9番3号
URL :https://kirin-npo.com/
■「子ども第三の居場所」とは
「子ども第三の居場所」は、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々の置かれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。同時に、学校や地域、専門機関と連携し、「誰一人取り残されない地域子育てコミュニティ」のハブとしての機能を担っていきます。現在全国に282ヵ所設置されています。(2026年6月30日時点)
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place
