再生可能エネルギー、EV自動車部品、AIおよびIoT領域における先進技術を駆使し、グローバルに急速に成長しているGBP株式会社(本社:東京、以下GBP)は、AI時代のデータセンターの電力安全供給課題に特化したデータセンター事業部を新設したことを発表いたします。本事業部は、生成AI普及に伴う800VDC直流給電システムへの移行、停電時の高速保護協調設計、電力機器の長納期化といった技術的課題に対し、国内技術設計力とグローバルサプライチェーンを融合した総合ソリューションを提供することで、日本のAIインフラ改革を加速してまいります。

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<AI時代における日本の課題点とGBPの解決策>
生成AIの急速な普及に伴い、日本国内のデータセンター整備が加速しています。『データセンター調査報告書2026[動き出したAIインフラサービス]』によれば、AIサーバー(GPU・HPC)に対応したデータセンターのIT供給電力量は、2025年末の約300MWから2027年末には約800MWへと、わずか2年間で約2.6倍に拡大する見通しとなっています。同時に、生成AIなどに用いられる高発熱・高負荷サーバーについては、利用に前向きな企業が約40%に達していることが示されており、需要面においてもAIインフラへの関心が着実に高まっています。
このように供給拡大と需要増大が同時に進む一方で、日本の電力供給やデータセンター設計・運用には、従来とは次元の異なる技術的課題が顕在化しています。
出典:株式会社インプレス『データセンター調査報告書2026[動き出したAIインフラサービス ]』(https://research.impress.co.jp/topics/list/dc/726?_gl=1*1i1fuar*_gcl_au*MTcxODQ5MTc1MS4xNzcwMTY5MjUw )
課題1.:400V設計の限界→GBPの800VDC電源システム対応
【課題】
AI用GPUは一基あたりおよそ1,400ワットから1,800ワットの電力を消費するとされています。しかしこの大電力を従来の400V電圧で供給するのは現実的に困難なため、800VDC直流給電への移行が不可欠です。ところが、日本の電気事業法では750Vを超える直流電圧は「高圧」に分類されるため、特殊な安全要件を満たす必要があり、対応機器の国内調達は困難な状況にあります。
【GBPの解決策】
AI時代に不可欠な800VDC直流給電システムについては、大電流対応・低損失・難燃性を備えた専用高電圧直流ケーブル、特別高圧から低圧まで各種対応し日本規格に適合した800VDC直流対応変圧器を提供しております。また、日本の受電区分(特別高圧・高圧)に対応した受電方式設計・仕様策定・調達にも対応しております。
課題2.:停電許容時間6ミリ秒→GBPの電気トラブル対策・高速保護協調設計
【課題】
膨大なデータ量を扱うAI演算クラスタは、わずか6ミリ秒以下の停電しか許容できません。したがって、システム全体の停止やデータ破損を防ぐには、停電発生時に6ミリ秒以内に故障箇所を切り離す高速保護協調設計が必須となることを意味します。これにはデータ整合性保護の観点から極めて高度かつ慎重な設計が求められます。
【GBPの解決策】
弊社では、お客様のご要望や用途に応じて最適仕様のUPSを提案し、停電時や電気トラブル発生時のシステム全体への影響を最小限に抑える高速保護協調設計を行っております。また、ICT機器の保護においては、UPSだけに依存するのではなく、SPD(サージ保護デバイス)を組み合わせた総合的な対策を提案しております。さらには増設頻度の高いAIデータセンターに向け、施工スピードと運用性を両立する配電方式の採用や、PDU監視によるPUE最適化を実施しております。
課題3.:日本国内の供給逼迫と長納期→GBPの国内製造 × グローバル調達体制
【課題】
国内では800V直流対応機器は国内供給が極めて限定的であり、また2,000kVA級の特別高圧変圧器は通常納期で1年、特需状況であれば3年以上かかる(※当社調べ)など、電力機器の長納期がプロジェクトの最大のリスクになっています。
【GBPの解決策】
国内製造 × グローバル調達
弊社は、日本の技術設計力を核としながら、国内製造拠点とグローバルパートナー網を活用した二系統体制により、高品質かつ短納期なソリューション提供を実現してまいります。
国内では、山口県と茨城県に総面積65,000平方メートルを超える製造拠点を保有しており、研究開発から生産、物流までを一体的に運営しております。
この体制により、弊社は日本の電気設備技術基準および電気事業法への完全適合を実現するとともに、海外製品と比較して納期を50%以上短縮することが可能となっております。
一方、国内供給が限定的な製品については、米国、欧州、オーストラリアに展開するパートナー網を活用した グローバル調達で安定供給を実現しています。これにより、国内製造と海外調達を組み合わせ、プロジェクトスケジュールに合わせた柔軟かつ安定した供給体制を構築しています。
<その他のサービス>
◆高度な液冷システム
AI演算を行う高密度環境では、エアコンによる空気冷却では対応が困難となり、液体を使った冷却システム(液冷)が必須となっています。弊社は、直接冷却液を供給するD2C、冷却液を分配するCDUなど、高度な液冷環境の設計・提供をしております。
◆設計コンサルティング/運用支援
AI時代のデータセンターは、複数の高度な技術が絡み合う複雑な設計や電気事業法への適合が必要であり、設計の誤りは事業全体のリスクに直結します。弊社ではAIデータセンター電源基本設計、電気事業法適合支援、PUE最適化支援など包括的なコンサルティングサービスを提供しております。
AIインフラをめぐる課題は、今後も複雑化・多様化していくことが予想されます。GBP株式会社は今後も、再生可能エネルギーやAIにおける高度な技術力や設計力、また、国内製造・グローバル調達による強い供給体制を活用し、日本のAIインフラの課題に対するトータルソリューションを提供し続けてまいります。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 会社概要 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
GBPは、太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーのシステム設計と施工、部品の生産、O&Mを提供し、AIやIoT技術も活用した最先端のソリューションを提供する、再生可能エネルギーの総合ソリューション開発企業です。
会社名 : GBP株式会社
代表者 : 代表取締役社長 龍川 洋平
本社所在地 : 〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目5−5 PMO浜松町 9階
設立 : 2019年8月20日
公式サイト : https://www.gbp-global.com/ja/