~ツール導入にとどまらない、人の成長と企業成長を結びつけた先進事例11プロジェクトを発表。3月10日よりアーカイブ配信開始~

People Innovation Awards 実行委員会(事務局:一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会、以下JDXA)は、2026年2月26日(木)に渋谷SHIBUYA QWS スクランブルホールにて開催された「People Innovation Awards 2026 FINAL」において、ファイナリスト7社によるプレゼンテーション審査を経て、グランプリ1社、優秀賞4社、審査員特別賞3社、チャレンジ賞4社の受賞企業・団体を決定いたしました。グランプリには、AI逆メンタリングを起点にグループ8,500人の意識変革を実現した株式会社博報堂DYホールディングス・株式会社博報堂DYコーポレートイニシアティブが選出されました。
なぜ「People Innovation」なのか
当実行委員会は、これまで「JAPAN HR DX AWARDS」として開催を重ねる中で、多くの素晴らしい取り組みに出会ってきました。しかし同時に、「DX」という言葉が、本来主役であるはずの「人」ではなく、ツールや手法にスポットライトを当ててしまう場面も目の当たりにしてきました。
真の変革は、テクノロジーからではなく、人の意志から始まります。本アワードでは、その信念をより明確に社会に提示するため、本年度より「People Innovation Awards」へと名称を変更し、AI時代だからこそ「人が主役」となる組織づくりに挑戦する企業を応援しています。
受賞者一覧および評価のポイント
【グランプリ】

受賞者:株式会社博報堂DYホールディングス / 株式会社博報堂DYコーポレートイニシアティブ
プロジェクト名:「冷たい壁」を溶かしたのは、経営の決断と、本社の"熱"だった。 ~AI逆メンタリングから始まった、8,500人の意識を変革する「熱伝導」の記録~
評価のポイント:
日本企業では困難とされるリバースメンタリングを巧みに展開。社長自らが実践する姿を見せることで、現場の「自分もやりたい」という内発的動機を引き出した。上意下達ではない形で全社へ熱を波及させ、一人ひとりが自らの考えで未来を創る文化を醸成した点が高く評価された。
【優秀賞】

テーマ:人の可能性を引き出す取り組み
受賞者:旭化成株式会社
プロジェクト名:"誰か"に共感することが人と組織を変える ~成果を生んだのは、デザイン思考によって"変容した人財"である。~
評価のポイント:
デザイン思考の研修において、情緒的ではない「相手の立場や状況を判断の前提とする共感」を重視。他者の立場に立って行動と思考を変容させるアプローチが、社会や顧客を改善する事業成果に直結した実践力として高く評価された。

テーマ:人間中心のイノベーション文化
受賞者:株式会社博報堂DYホールディングス / 株式会社博報堂DYコーポレートイニシアティブ
プロジェクト名:「冷たい壁」を溶かしたのは、経営の決断と、本社の"熱"だった。 ~AI逆メンタリングから始まった、8,500人の意識を変革する「熱伝導」の記録~
評価のポイント:
経営陣がAIのポテンシャルを自ら体感し、リスクへの恐れを払拭するプロセスをデザイン。単なるスキル習得にとどまらず、AIを仲介役として世代間の分断を埋め、相互リスペクトと連帯感を生み出したカルチャー変革が評価された。

テーマ:外部組織・人材との連携による変革
受賞者:日本たばこ産業株式会社
プロジェクト名:ITグループ発・好奇心ドリブン変革 ~自律性を育む人財成長支援と価値創出型組織への進化~
評価のポイント:
DX推進において、IT側がビジネス部門に寄り添い「主役を渡す」独自のアプローチを採用。体験型の提案などで「ワクワク」を創出し、やらされ感のない好奇心を起点とした共創関係を築いた点が評価された。

テーマ:テクノロジーとの協働による新たな価値創造
受賞者:株式会社ヒューマングループ
プロジェクト名:ヒューマニティー経営 ~ 管理なし、仕組みで動き、人が輝く One-Chat DXモデル~
評価のポイント:
中小企業がDXに苦慮するなか、「管理を手放す」という大胆なアプローチでヒューマニティー経営を実践。「人が辞めない組織から人が集まる組織へ」と変貌を遂げ、自社で実践した仕組みを他の中小企業や地域社会へ展開しようとする姿勢が高く評価された。
【審査員特別賞】

受賞者:ヤンマーグリーンシステム株式会社
プロジェクト名:誰一人取り残さない挑戦が循環する全員参加のDXへ ~「John」が生んだ自分事化と文化変革~
評価のポイント:
「デジタルに仕事が奪われる」といった現場の不安に対し、デジタルキャラクター「John」を導入。ツールを親しみやすい「仲間」として受け入れさせることで心理的障壁を下げ、現場全員が自分ごととして改善に取り組む文化を醸成した創意工夫が評価された。

受賞者:パナソニックグループ 有志コミュニティ ここからはじめる心理的安全性の輪
プロジェクト名:有志コミュニティが築くカルチャー変革 ~日曜日の夜が楽しみになる会社へ~
評価のポイント:
巨大組織の中で、完全業務外の有志活動を起点にムーブメントを創出。「出る杭は打たれる」といった空気に対し、経営層をも巻き込んだフラットな対話で組織文化への変革を牽引。個人の内発的動機から組織全体を動かしていく熱量が共感を集めた。

受賞者:株式会社グーニーズグループ
プロジェクト名:入社1年目広報が挑んだ組織OSアップデート
評価のポイント:
フルリモートの専門家集団において、入社1年目の社員が自らの問題意識を起点にノーコードツールで情報基盤を構築。現場の声を即時反映して「共に活用する文化」を育むことで心理的安全性を高め、その仕組みを外販という社会への価値循環へと昇華させた実行力が評価された。
【チャレンジ賞】
規模や期間を問わず、革新的で挑戦的な取り組みの「過程」と「未来への可能性」を評価しました。

受賞者:国立大学法人三重大学
プロジェクト名:「学びの灯」の伝播と「改革マインド」の醸成から成る組織文化
評価のポイント:
財務部を起点とした現場業務の深い理解に基づき、デザイン思考や生成AIを取り入れた「業務改革マインドセット研修」を内製化。受講者が自ら講師となる「学びの好循環」を実現し、その変革の波を学内にとどまらず多数の他機関へも惜しみなく波及させている点が評価された。

受賞者:山形県南陽市
プロジェクト名:生成AIを「誰でも使える」に変える!費用ゼロのデバイド対策
評価のポイント:
地方が直面する生成AIデバイドという危機に対し、「行政の既成概念」を取り払って職員が作成したプロンプトを市民へ公開。行政と住民が共にAI活用法を探り、前例のない挑戦を通じて地域の生産性向上と文化のアップデートに挑む姿勢が大きな期待を集めた。

受賞者:株式会社高田工業所
プロジェクト名:学びのエコシステムで、会社の成長を加速~デジタル人材育成プログラム『TAKADA DX University』の取り組み~
評価のポイント:
創業100周年の売上目標達成を見据え、立候補制の企業内大学「TAKADA DX University」を開校。経営層に対する業務改善提案を最終アウトプットとする実践的なプログラムにより、受動的だった社員を「主体的な変革の担い手」へと育成していく戦略的なアプローチが評価された。

受賞者:株式会社Colors
プロジェクト名:500名のフルリモート組織を「自律」へ。理念を「掲げるもの」から「使う判断基準」へ変えた、CI再設計の軌跡と挑戦
評価のポイント:
500名以上のフルリモート組織において、スタッフ中心のワークショップを通じ、コーポレートアイデンティティ(CI)を現場の行動に直結する「使える判断基準」へと再設計。物理的な距離を越えてメンバーの意思決定の質と主体性を高め、組織の進化を牽引している点が評価された。
主催者コメント

一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会 代表理事 森戸 裕一
「会社でもなく、組織でもなく、やはり変革の主役は『人間』です。その人間のイノベーションをしっかりとサポートし、実際に仕組みとして作っていかれている組織を可視化したいという想いで、本アワードを開催いたしました。今回受賞された皆様には、エバンジェリストとしてこの素晴らしい事例を広く社会に発信していただきたいと考えております。」
アーカイブ配信のご案内
ファイナリスト各社による、熱気あふれるプレゼンテーションと審査員との質疑応答の様子を収めたアーカイブ動画を期間限定で無料配信いたします。単なる成功事例ではなく、現場の葛藤や乗り越えた壁など、リアルな変革のストーリーをご視聴いただけます。
視聴期間:2026年3月10日(火)~3月27日(金)
視聴費用:無料(要事前登録)
お申し込みURL:https://people-innovation-awards.jp/final.html#registration
審査・運営体制
【審査員】
石原 直子 氏(はたらくAI&DX研究所 所長)
石川 貴志 氏(一般社団法人Work Design Lab 代表理事)
藤原 由佳 氏(EY新日本有限責任監査法人 パートナー 公認会計士)
【アドバイザリーボード】
前刀 禎明 氏(ディアワンダー株式会社 代表取締役CEO & CWO / 株式会社リアルディア 代表取締役CEO)
志水 静香 氏(株式会社ファンリーシュ 代表取締役 兼 CEO)
中村 祥子 氏(伊豆市CIO補佐官 / 総務省 地域情報化支援アドバイザー / 三島信用金庫DXアドバイザー)
西田 明紀 氏(合同会社ヨハクデザイン代表)
開催概要
イベント名:People Innovation Awards 2026 FINAL
日時:2026年2月26日(木)
場所:SHIBUYA QWS スクランブルホール
主催:People Innovation Awards 実行委員会(事務局:一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会)
協賛:アチーブメント株式会社
メディアパートナー:HR Zine、HR NOTE
後援:一般社団法人 生成AI協会(GAIS)、一般社団法人ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会、一般社団法人 生成AI活用普及協会(GUGA)、IoT検定制度委員会、合同会社アイ.ジー.シー
パートナー:一般社団法人人的資本経営推進協会、株式会社HokkaidoDesignCode、株式会社Wasshoi Lab、株式会社プレゼン製作所、株式会社アガットコンサルティング、株式会社エル・ティー・エス、一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会、FC今治高校 里山校
URL:https://people-innovation-awards.jp