~「真壁浄酎」の試飲提供などを通じた重伝建地区ビジョン策定支援~
日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長兼執行役員社長 小池 信也/以下「日本郵便」)は、茨城県桜川市(市長 大塚 秀喜)真壁地区における国選定重要伝統的建造物群保存地区※1(以下「重伝建地区」)のビジョン策定支援の一環として、2026年10月10日(土)、国登録有形文化財「旧真壁郵便局」において、ナオライ株式会社(広島県呉市、代表取締役 三宅 紘一郎/以下「ナオライ」)が製造する「真壁浄酎(じょうちゅう)※2」の試飲提供、反響調査および販売を行います。
また、同日に開催される地域イベント「まかべ(ハート)街灯り十三夜祭」※3と連携し、国登録有形文化財「旧木村家住宅」において竹灯り(たけあかり)※4演出を行うことで、旧真壁郵便局とあわせた地区内回遊や来訪状況の把握調査を行います。
本取り組みは、日本郵便が桜川市から受託している重伝建地区のビジョン策定支援業務の一部です。
これまでのヒアリングで把握した歴史的建造物の活用可能性や、地域との調和を図りながら活用を進める上での課題について、実際のイベントを通じた検証という形で、重伝建地区のビジョン策定支援に日本郵便が取り組むのは、今回が初めてです。
1 背景・目的
桜川市真壁地区は、江戸時代から続く土蔵造りの見世蔵や商家などが軒を連ねる、2010年に国の重伝建地区に選定された地区であり、「旧真壁郵便局」や、明治時代に郵便取扱所として活用されていた「旧木村家住宅」など、郵便局にゆかりのある歴史的建造物が残っています。
日本郵便と桜川市は2025年3月、旧真壁郵便局および旧木村家住宅の活用を目的とした協定を締結しました。その延長線上の取り組みとして、日本郵便は2026年度、桜川市から重伝建地区のビジョン策定支援業務を受託し、ヒアリング調査や報告書作成などを進めています。
ヒアリング調査では、歴史的建造物について「地域に開かれた場」や「地区内回遊を促す拠点」としての活用可能性が示される一方、地域の暮らしや既存の活動との調和を図りながら活用を進めることの重要性が指摘されました。これらを踏まえ、本取り組みを通じて、来訪者の反応や地区内回遊の状況を把握し、歴史的建造物の活用が地域の暮らしや既存の活動と両立しうるかを検証します。
2 取り組み概要
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/46038/table/155_1_a799bf9d04c27aafbafe356939faecd4.jpg?v=202609161845 ]
3 本取り組みの特徴
(1)歴史的建造物を活用した回遊促進の実証
旧真壁郵便局での「真壁浄酎」の試飲提供と、旧木村家住宅での竹灯り演出を組み合わせることで、来場者の地区内回遊状況を検証する構成としています。
(2)重伝建地区ビジョン策定支援業務と「ローカル共創イニシアティブ」派遣先との連携
日本郵便は桜川市から重伝建地区のビジョン策定支援業務を受託しておりますが、自治体から重伝建地区の将来像検討に係るヒアリングや報告書作成などを含む業務を受託するのは、日本郵便として初の取り組みです。また、日本郵政グループが社会課題に取り組む企業などに社員を派遣し、共同で新規事業の創出に取り組む「ローカル共創イニシアティブ」の派遣先企業のひとつであるナオライと連携し、本取り組みを進めています。
(3)真壁の酒蔵とナオライの技術を組み合わせた地域発プロダクト
真壁地区の酒蔵(村井醸造株式会社、株式会社西岡本店)の日本酒を原料に、ナオライ独自の特許製法「低温浄溜(R)」により蒸留した「真壁浄酎」を提供します。
4 今後の展望
本取り組みを通じて、真壁地区の魅力を地域内外へ発信するとともに、来場者から得られる反応やご意見、「真壁浄酎」への反響、歴史的建造物を活用した地区内回遊の状況を、重伝建地区ビジョンの策定や今後の継続的な活用に向けた検討材料としていきます。
日本郵便は、今後も桜川市において歴史的建造物を活かした持続可能な地域社会の発展に貢献するとともに、全国の郵便局ネットワークを通じて培ってきた地域とのつながりや事業者との関係性を活かし、各地域の実情に応じた地域経済活性化に努めてまいります。
【注釈】
※1 重要伝統的建造物群保存地区
文化財保護法に基づき、価値の高い伝統的建造物群保存地区として国が選定した地区。桜川市真壁地区は2010年6月29日に選定され、関東地方では4地区目、茨城県内では初の選定です。
※2 浄酎
「浄酎 -JOCHU-」は、厳選した純米酒をナオライの特許技術である「低温浄溜(R)」によって、日本酒由来の豊かな香りと風味をそのまま凝縮した、新しいお酒です。
※3 まかべ(ハート)街灯り十三夜祭
真壁伝承館周辺を会場として、手作りの行灯などの灯りが会場を彩る、2026年で12回目の開催となる地域イベント。真壁の町並みと灯りを楽しみながら回遊できます。
※4 竹灯り
竹に穴をあけ、中に照明を入れて灯りを灯したものです。今回のワークショップでは、桜川市内で伐採した竹に、竹用ドリルで穴を開けていただき、中に照明を入れて、「まかべ(ハート)街灯り十三夜祭」で展示します。
【参考1:竹灯り製作ワークショップの概要】
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/46038/table/155_2_52b01dcc8bce5fac75808264991de7b9.jpg?v=202609161845 ]
【参考2:真壁浄酎試飲・販売会の概要】
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/46038/table/155_3_bbfcfc33f89234de4cb2fae7122e6552.jpg?v=202609161845 ]
【参考3:本件に関する主な経緯】
・桜川市と日本郵便による包括連携協定の締結(2021年1月28日)
・「旧真壁郵便局及び旧木村家住宅の活用を目的とした重要伝統的建造物群保存地区への来訪誘致
等を通じた地域経済活性化に関する協定」の締結(2025年3月24日)

旧真壁郵便局
昭和2年に第五十銀行(現・常陽銀行)真壁支店として建築されたもの。その後、昭和31年から真壁郵便局(特定郵便局)として昭和61年まで使用され、戦前・戦後を通して真壁町中心部のランドマークとして親しまれた近代建築。

旧木村家住宅
明治5年に真壁町屋郵便取扱所を開設以来、近年に至るまで4代にわたって真壁町の郵便局長を務めた木村家の建物。
[表4: https://prtimes.jp/data/corp/46038/table/155_4_c83f53f4415b552f85986b60707a134c.jpg?v=202609161845 ]