「プロロジスパーク八千代2」で次世代EC物流モデルを検証
物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役会長 兼CEO: 山田 御酒)は、株式会社STOCKCREW(本社:東京都中央区、代表:中村慶彦)および特定荷主企業と共同で、経済産業省の「持続可能な物流効率化実証事業」に採択された自動化プロジェクトに参画しました。

本取り組みは、EC市場の拡大に伴い増加する小規模ECニーズやBtoC物流への対応強化を見据え、ECフルフィルメント領域に強みを持つSTOCKCREWとの連携を通じて、次世代物流モデルの構築を目指すものです。
■ 概要:施設とオペレーションの一体設計によるEC物流高度化の取り組み
本プロジェクトでは、「プロロジスパーク八千代2」に入居するSTOCKCREWが自動化設備の導入およびオペレーション設計・運用を担い、プロロジスは同施設のインフラ整備を通じてその実装環境を構築しました。
実証成果としては、荷役作業時間の半減などの大幅な効率化が確認されました。詳細な実証内容および成果はSTOCKCREWの資料にて公表しています。
【詳細】経済産業省「物流効率化実証事業」でSTOCKCREWが達成した成果|荷待ち92%削減・AMR110台稼働の全記録
https://stockcrew.co.jp/insights/meti-logistics-dx-2026
なお、プロロジスは「プロロジスパーク八千代2」において、STOCKCREWのEC物流センター向けに垂直搬送機の増設・延伸のための大規模改修工事を進めています。これにより、同社が利用する4階から6階までの多層階を一体的に運営する体制を構築し、高頻度出荷に対応するEC物流に最適な効率的オペレーションの実現を施設インフラ面から支援します。
■ 取り組みの背景
物流業界では、人手不足の深刻化によりオペレーションの抜本的な効率化が求められています。特にEC市場の拡大に伴い、多品種・小ロット・高頻度出荷への対応のため、オペレーションの標準化や自動化の重要性が高まっています。
しかし、近年増加している中小規模のEC事業者にとっては、大規模な自動化投資を単独で実施することが難しいだけでなく、先進的な設備を備えた物流施設への入居そのものもハードルが高いのが実情です。このため、効率化の必要性と実現手段との間にギャップが生じています。
こうした課題を背景に、プロロジスは、小規模ECフルフィルメント領域における知見と実行力を有するSTOCKCREWと連携。複数荷主の物量を集約することで、小規模EC事業者の先進的物流施設の利用機会を拡大するとともに、高度な物流機能を提供できる体制の構築を進めています。


また、本取り組みは、プロロジスが都市部で運営する高機能物流施設「プロロジスアーバン」とも親和性が高く、今後の事業拡張に向けた重要な取り組みと位置付けています。
■ ロボフレンドリー施設の優位性
本プロジェクトの舞台である「プロロジスパーク八千代2」は、ロボットや自動化設備の導入を前提とした「ロボフレンドリー」な物流施設として設計されています。

具体的には、ロボットや大型機器の設置をサポートする免震構造採用によるノンブレース(1階から5階まで)の実現、高負荷機器の稼働を可能とする特別高圧電力を受電しています。さらに、プロロジス初の取り組みとして、無人フォークリフトやAMRのフロア間の縦移動自働化を可能にするインターフェイスを実装しているほか、XYZ Robotics社製のバンニング/デバンニングロボット「RockyOne」を施設内に導入し、入居企業に提供しています。
このように、設備導入を前提とした建物設計に加え、施設オーナー自らが自動化ソリューションの提供まで踏み込んでいる点は、賃貸用物流施設としては異例の取り組みです。本実証においても、こうした施設インフラの上に、STOCKCREWによるAMRや自動仕分け機などの導入・運用が組み合わされることで、複層階型EC物流における高効率なオペレーションが実現されました。プロロジスは本プロジェクトを通じて、施設提供にとどまらず、パートナー企業とともに物流オペレーションの高度化を支援する新たな価値提供のあり方を提示しています。プロロジスは今後も、ロボフレンドリーな施設開発と自動化ソリューションの提供を通じて、物流業界やカスタマーが直面する課題の解決に貢献するとともに、持続可能な物流の実現を目指してまいります。
■ STOCKCREW自動化オペレーション内覧会・バンニングロボット 「RockyOne」展示
このたび自動化実証を行ったSTOCKCREWのEC物流センターを、荷主企業・物流企業向けに公開します。また、「プロロジスパーク八千代2」に実装されたバンニング/デバンニングロボット「RockyOne」の展示およびデモンストレーションを実施します。
- 日時:2026年5月20日(水)・21日(木) 1.10:30~ 2.14:00~(約2時間/各日2回、計4回)※「RockyOne」デモンストレーションは、上記に加え毎週水曜にも実施
- 対象:荷主企業様/物流会社様
- 詳細・申込:プロロジス ウェブサイトよりhttps://www.prologis.co.jp/news-research/press-releases/260417-2