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株式会社日本総合研究所

人類学の視点を取り入れた未来洞察プログラムの提供を開始

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~人の行動や感情にテクノロジーが与える影響を分析、魅力的な商品開発を支援~

 株式会社日本総合研究所(本社: 東京都品川区、代表取締役社長: 内川淳、以下「日本総研」)と合同会社メッシュワーク(本社: 東京都目黒区、共同代表: 比嘉夏子・水上優・槌屋詩野、以下「メッシュワーク」)は、未来洞察の新プログラム「Living Futures(リビング・フューチャーズ)」(以下「本プログラム」)を共同開発し、サービスとしての提供を開始します。
 本プログラムは、新たなテクノロジーが人間や社会に与える影響について、人間の行動や感情までも含めて人類学の視点から詳細に把握するための、未来洞察の拡張的な手法です。新製品やサービスの開発において、人の行動や感情に根差した、より魅力的な機能設計やデザインを実現させるために活用されることを目的としています。

■本プログラム開発の背景および目的
 スマートフォンやAIのような新たなテクノロジーを一度手にすると、私たちはそれらなしではいられなくなり、これまでとは行動様式が一変することがあります。そのため、特に社会に大きな影響を与える可能性のある新しいテクノロジーを開発する場合、使用する人間の行動や感情に対し、それらがどのような変化をもたらすのかを初期段階で見極めておくことが重要です。
 日本総研が提供している未来洞察は、テクノロジーの動向や社会変化の兆しといった数多くの情報をワークショップなどによって整理・検討し、テクノロジーのあり方や社会構造の変化、そして今後のシナリオを描くための手法です。しかし、標準的な未来洞察では、人々が未来の社会の中でどのような生活を送り、どのような感情や価値観を抱くのかといった「生活者のリアリティ」までは捉えきれないケースがあるのも事実です。
 本プログラムは、人間の行動や感情の側面まで踏み込んで未来社会像を描くために開発された、未来洞察の拡張的な手法です。未来洞察の強みである「想定外の社会変化まで視野に入れ、複数の可能性を描く視点」に、人類学が培ってきた「人間の行動や感情を、文化や社会の文脈の中で読み解く視点」を融合することで、テクノロジーが人間や社会に与える影響を、人間の行動や感情までも含めた解像度の高い未来社会像として捉えることを可能にしています。

■本プログラムの概要
 本プログラムでは、未来洞察と人類学の視点を組み合わせることで、テクノロジーが人間や社会に与える影響を、以下の4つのステップを通じて捉えていきます。

ステップ1. テーマとなるテクノロジーを選定し、「大きな問い」を立てる
 家庭用AIロボットや自動運転技術、デザイナーベビー、ジオエンジニアリングなど、人間や社会のあり方を変える可能性を持つテクノロジーをテーマに選定します。その上で、それらが当たり前になった未来を前提に、人間や社会の関係性にどのような変化が生じるかを掘り下げる「大きな問い」を設定します。
(例) ・家庭用AIロボットが家庭に導入されたとき、家族内の役割意識はどのように変化するのか。
   ・自動運転が普及した社会では、人間にとっての「移動」という体験はどのような意味を持つも        
    のになるのか。

ステップ2. 未来を洞察し、象徴的なシーンや登場人物 (小さな社会)を探索する
 新しいテクノロジーによって人々の行動や生活、社会のあり方がどのように変化し得るのかというインパクトを見立てながら、舞台となる「家庭」「職場」「病院の診察室」などでの日常的なシーンや登場人物を設定します。

ステップ3. 未来の生活のワンシーンを、複数人で演じてみる
 設定した未来の登場人物になりきり、対話や振る舞いを即興的に演じます。演じてみて初めて感じる「戸惑い」や「ためらい」、とっさに口をついて出る「言葉」などから見えてくる、行動や感情の動き、役割の変化といった人間らしい反応について、人類学の視点で丁寧に観察し記述していきます。

ステップ4. 新たな人間像・社会の変容(未来観)を解像度高く捉える
 演じる過程で現れた感情や関係性、行動の変化を丁寧に分析し、未来社会における人間やコミュニティのあり方として整理することで、将来の社会実装における論点や前提条件を導き出します。

 本プログラムでは、以上の4ステップによる、「未来を仮想的に生きてみる」体験を通じて、新たなテクノロジーが生活の中でどのように使われ、どの場面で違和感や戸惑い、期待を生むのかを具体的かつ高い解像度で捉えます。そして、テクノロジーの価値が発揮されやすい場面やユースケースを特定し、また、社会実装の過程で生じ得るリスクや既存の慣習との衝突点をより早い段階で検討するための具体的な判断材料を提供します。

■導入効果
 本プログラムを導入することで、特にテクノロジーの将来像を検討する初期段階における思考の偏りが浮き彫りとなります。また、新たなテクノロジーやサービスを「自分ごと」として捉える視点や、他者理解を深める効果も得られます。
 こうしたことからの気づきを生かして軌道修正を図っていくことで、技術と生活者の乖離を防ぎ、人の行動や感情に根差した、より魅力的で社会に定着しやすい機能設計やデザインを実現させることが期待できます。
 なお、本プログラムを試験的に導入した企業や大学の参加者からは、「自分の研究が他者や社会にどのように役立つのかを考える手がかりになった」「従来のエンジニアリングや機能論では見落とされがちな、人間や社会の視点を補完できた」「自社技術としては受け入れられなかった、他社の類似技術が普及した理由を理解するヒントが得られそう」などのご意見をいただいています。

■本件に関するお問い合わせ先
日本総合研究所
【報道関係者様】 広報部 山口  電話: 080-7154-5017
【一般のお客様】 リサーチ・コンサルティング部門 八幡  メール: yahata.akihisa@jri.co.jp

メッシュワーク 
担当: 水上 https://meshwork.jp/contact

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